流れは変わったか?

衆院千葉7区補選、最後のお願いに奔走する
自民、民主両陣営の姿がテレビで流れていた。


自民公認・斎藤健氏と、民主公認・太田和美氏の一騎打ちの様相。


この補選の話題が上がってきた時期は、
ちょうど、例のガセメール民主党がグチャグチャになっていた時期で、
誰が出てきても自民党の圧勝、という雰囲気濃厚だったのだが、
政治の流れというのは恐ろしいもの。
瞬く間に、局地的な拮抗状態になってしまったようだ。


幼少期に長らく“千葉県民”の悲哀を味わってきた自分としては、
「前職・埼玉県副知事」という看板を背負った人を
“千葉の”選挙区に送り込む、という
自民党執行部のセンスに、そもそもケチをつけざるを得ないのだが*1
元々、自民代議士の選挙違反で生じた補選である上に、
片や手垢の付いた中央官僚、片や26歳の若手女性県議、
片や見飽きた小泉チルドレン、片や本気になった小沢一郎、と来れば、
混戦にならない方がおかしい。


民主党候補者のキャバクラ勤めの過去だの、補導歴だのが
とやかく言われているが、
今の「政治」ってものの本質を考えた時、
そういう世界と無縁の人よりも、
そういう世界を知っている方が政界に入ったほうが、
格段に“面白く”なるのは間違いない。


どんなに立派な経歴を誇っていたとしても、
このご時世に“政治家になりたがる”人間の品格など、
たかが知れているわけなのだから・・・。


・・・というわけで、
ガセメールお騒がせ議員を世に送り出した選挙区にかつていた者として、
今回の補選、謹んで見守らせていただくことにする。

*1:東京、横浜の輝かしいブランドに遠く及ばない千葉県民にとって、埼玉を「ダサイタマ」と呼び、茨城を「汚職天国」と呼んで、バカにすることが優越感を味わえる唯一の機会だったのだ。自民候補者の“本籍”は霞が関なのかもしれないが、多くの有権者にとっては、そんなの知ったことではない。埼玉県の副知事がのこのこ千葉に乗り込んでくること、それ自体が感情を逆撫でするのである。

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