底知れぬ力。

6週連続G1シリーズの第2弾。NHKマイルカップ


1番人気が「武豊」騎手騎乗の「関東馬」だった時点で大体想像がついたことではあるが、西の馬は西の馬でも、アイアンルックワンカラットではなく人気薄のジョーカプチーノが1着に飛び込み、さらに矢作厩舎のグランプリエンゼルが渋く3着に食い込んだことで、3連単238万円2ど馬券という予想を超えた大波乱になってしまった*1


結果として、勝ち馬を管理する中竹和也調教師も鞍上の藤岡康太騎手も初のG1制覇、というフレッシュな組み合わせになったわけだが、このジョーカプチーノの勝利を、“フロック”とか、“展開の利”という言葉で片付けてはいけない。


ペース配分が読めなくなった1番人気馬騎乗ジョッキーの影響か*2、後続の馬が必要以上に牽制し合って追い出しが遅くなってしまったのは事実だとしても、ゲットフルマークスが作ったペースは決して楽なものではなく*3、それを2番手で追走するのは、それなりに骨の折れる仕事だったはずである。


にもかかわらず、直線で上がり3ハロン、34秒7の脚を使ってきっちり後続を封じ、その結果として、キングカメハメハを超える1分32秒4のレースレコードを打ち立てた・・・。


その実力は、正当に評価される必要があるだろう。


それに、これまで芝で1200mの勝ち鞍しかなかった、といっても、血統を見れば、父・マンハッタンカフェ菊花賞有馬記念天皇賞(春))、母の父・フサイチコンコルド(ダービー)という、

JRAのG1レースのうち、距離の長い方から数えて1位〜4位のレースを全部とった」

という驚くべき血筋である。


1月の未勝利勝ちから既に6戦、と使い込んでいるのは気になるが、その気になれば(今年のメンバーなら)ダービーに挑んでもいい勝負になるんじゃなかろうか。素人目で見る限り、単なるスプリンター、マイラーとして使うには惜しい素材のように映る。


ちなみに、ジョーカプチーノの生産育成牧場の「ハッピーネモファーム」という牧場(http://blog.goo.ne.jp/happy-nemo-farm
は、開設から歴史は浅いが、いろいろとチャレンジしているところのようで、この辺りも注目ポイントだろうか。



いずれにせよ、久々に強い馬を見ることができた*4


それが嬉しい。

*1:レッドスパーダの2着は、さすが藤沢和雄調教師−横山典弘騎手の関東最強コンビ!といったところだが、それでも勝ちきれなかったところが、今の西高東低状況を象徴している。2度の進路妨害で最下位降着になったサンカルロ(というかその乗り役)に至っては論外だ・・・。

*2:理由はよく分からないが、差し、追い込み馬で足を余すパターンがあまりに多すぎる・・・。

*3:同馬は直線で失速12着。

*4:今年のG1は、ブエナビスタ以外は、「ん・・・?」という展開で勝った馬が多かっただけに・・・。