愚かな“暗闘”

代表選をめぐって、政権与党とは思えないようなゴタゴタを世間に晒しまくっている民主党


こういう権力争いは、見えないところでこっそりやるのが日本の政治文化だと思っていた*1のだが、どちらの陣営(特に小沢の取り巻き連中)も、相変わらず言動が良く分からない前首相も、動きが素人的過ぎて、結果、恥ずかしい姿を白日の下に晒すことになってしまっているのが、何とも痛々しい。


世論調査の結果を見るまでもなく、民主党の議員にとっても、支持者にとっても、菅首相続投以外の選択肢は正直考えにくいと思うのであるが、そこで今さら“小沢一郎待望論”が出てきてしまう感性や如何・・・。


首相サイドも、もっと堂々と、“党を割るならどうぞ”くらいな勢いで構えていればいいのに、新人のご機嫌取りをしてみたり、小賢しく妥協に動こうとしたりするから、余計に話がややこしくなっているのではなかろうか*2


どちらが勝とうが、まっとうな市民にとってはさしたる影響はない*3ということは分かっているのだけれど、曲がりなりにも一応は国のかじ取りを任されているという自覚があるのなら、そろそろ腰を落ち着けてじっくりと目の前の仕事に取り組んでいただきたいものである。


いつまでも夏休み気分・・・というのでは、子どもと同じだ*4

*1:表面化するのは最後の最後・・・。

*2:自他共に適職でない、と認めている(らしい)枝野幹事長はまだしも、仙谷官房長官が交替してしまう、ということになると、管内閣の政策推進力は一気に失われてしまうだろう・・・。

*3:というか、政治如きに敏感に影響を受けているようでは、自立した市民とはいえない。

*4:子どもでも夏休みが終わるころには、一応宿題くらい片付けるだろうに・・・。

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