忘れかけていた記憶とともに・・・。

数日前に届いた1通のメール。

平素はさるさる日記をご利用頂き、誠にありがとうございます。
現在、皆様にご利用頂いております、さるさる日記ですが、
この度、誠に勝手ながら2011年6月30日(木)をもちまして、
サービスを終了させて頂くことになりました。
これまでご愛顧頂きましたお客様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、
何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。


このブログを開設する前&開設してからもしばらくの間は、当時受けていた某試験の勉強記録代わりに、↑のサービスを使って、せこせこと日記を書いていた。

時期的には、ちょうど勉強を本格的に始めた頃の時期に重なる*1

フルタイム+フル残業付き*2の環境の中では、試験直前期でも平日は、週末の答練の科目に合わせて、論点本と本試験の過去問をさらっと確認するだけの最低限のメニューをこなすのに手いっぱい。そして、土日は午前・午後丸々、答案を書いて見直して・・・、というサイクルで費やされてしまう・・・そんな日々の記憶。

間もなく消えてしまうのだから・・・、と思って、自分が書き残したものを改めて読み返してみると、直前期の平日は、朝3時〜4時くらいまで机に向かって仮眠した後、朝6時に起きて1〜2時間メニューこなして出勤。休日も答案作成と復習で12時間・・・、などと、今考えると、いつ休んでたんだろう? と思うくらいの記録が残されている。

規則正しくも、計画的でもない、ただ、仕事や諸々の付き合いから解放されて空いた時間を、使えるだけ目一杯使って、頭の中に浮かんだ“やらなきゃ”ってことを、ただひたすらやる・・・

残されているのは、そんな日々の記録。

普通の受験生のように、基本書をじっくり読み直して体系的に・・・とか、解説講義を受けて理解を深めて・・・とかいった余裕は全然なかったから、非常に荒削りな勉強の仕方だったのは間違いないし、同じサイクルを何度か繰り返すうちに、惰性と持ち前の怠惰さが顔を出して(苦笑)、相当ペースダウンして行ったのだが、それは「さるさる」の更新をやめた後の話である*3


何も先が見えない状況で、ただやみくもに突き進んでいけたのは、20代の若さがなせる業だったのだろう(笑)、と今になってみれば思う。

ただ、そういう時期があったからこそ、少々負荷がかかっても、目先のことに惑わされそうになっても、今はまだマシ、と開き直れるわけで・・・。


あの頃を懐かしむほど、歳を食ったつもりはないけど、これも今の自分の一つの原点。
そう思ったら、昨日まで書いた人間自身も忘れていた、間もなく消え去って行く数々のログが、ちょっぴり愛しく思えた次第*4

*1:そして某試験の受験生の間で、「さるさる」が流行っていた時期とも重なる。基本的にミーハーなもので。

*2:といっても、外食ができる時間に帰れていた分、今に比べれば遥かにマシだったけど。

*3:もっとも、勉強量と反比例するかのように、本番のコンディションが格段に良くなって、最終的に良い結果につながったのだから、何と皮肉なことか。

*4:まぁ、ただの自己愛、と言われてしまえばそれまでなんだけど(苦笑)。

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