2016年8月18日のメモ

オリンピックもレスリングの話題で盛り上がり始めると、そろそろ終わり、という雰囲気になってくる。
メダルの数だけ見ると、前回の大会を超えそうな状況だけど、ロンドンの時は、男女のサッカーとか女子バレーのように日程の最後の最後まで残っていた球技が多かった。

それを考えると、今回は少々さびしいところもあるような気がするし、メダル数の割には国内の盛り上がりが何となく欠けているのもその辺に原因があるような気がする*1

最強米国相手に猛攻で一泡吹かせそうになった女子のバスケなど、これから4年間、世代をしっかりつないで鍛えればもっと上を目指せる競技もあるだけに、4年後に結果を出したい関係者が安易にメダルの数にこだわって方針を誤らないことをただただ祈るしかない。

法務省訟務局の存在感上昇と裏表で生じる懸念

日経新聞が2日連続で、「政治と司法 重み増す訟務局」というタイトルのコラムを掲載し、復活して間もない法務省訟務局を、「行政の現場で大きな存在感を発揮している」組織として紹介している。

実際のところ、各省庁のどのレベルの問題にまで首を突っ込んでいるのかは分からないが、「訴訟案件」を意識したリスク対応を徹底しようとすればするほど、自ずから前の段階、前の段階で相談が持ち込まれるように傾いていくのは、多くの民間企業がとうの昔に経験してきたことで、そんなに違和感はない。

ただ、ここで気を付けないといけないのは、早い段階から専門部署が絡むようになればなるほど、ともすれば本来責任をもって事柄を遂行すべき部署の「法務的マター」について自ら考え判断する気概が薄れるような事態に陥ってしまう可能性も高まる、ということで、立法場面ならまだしも、法の執行場面でこういう動きが定着するのが良いことなのかどうかは、もう少し深い分析が必要なのではないか、と思う。

近づいた頂点への距離

史上初めて団体戦で決勝に進出した男子卓球。
準決勝で勝利を収めたところまでは素晴らしかったとはいえ、普通に考えると決勝戦の相手は中国だから、4年前の女子同様、「力及ばず銀」という見出しはすぐに頭に思い浮かぶところだった。

ところが、蓋を開けてみれば、今大会調子に乗っている水谷選手が、シングルスで世界ランク3位の許選手に土を付ける、という想像もしていなかったような展開に。
個人戦では、中国代表1番手の馬龍選手に惜しくも敗れたものの、それより力の落ちる選手にはもう簡単には負けない、ということなのか、日本のエースの意地を見た歴史的勝利により、今大会の団体戦は俄然として面白くなった。

最終的に敗れはしたものの、一時接戦に持ち込みかけたダブルスと合わせて「中国相手に2勝」できるようなレベルになれば、ちょっとした勝負のアヤで一気に形勢逆転する可能性も出てくる。「4年前のまさか」を現実のものにした今大会のように、進化したチームが4年後の大会でより大きな衝撃を世界に与えてくれることを信じている。

*1:喩えて言えば、六大学野球で東大相手にホームランやヒットを打ちまくって記録を作る選手より、早慶戦等々、重みのある試合で決勝打を打った選手の方が印象には残る、というのと同じような話である。