今月も始まったばかり・・・と思っていたら、あっという間にもう月末。
毎度お馴染みであまりにいろんなことがある6月、気持ち悪いくらいに日々上昇を続ける株価も、生成AIからマイナンバーに至る何とかの一つ覚えのようなかまびすしい騒ぎも、解散がなくなったのが分かってからなんちゃって内閣不信任案を出す最大野党の体たらくも、そして気が付けば首位陥落目前のいつものタイガースも、日々の慌ただしさの前には、ただただ見守るしかなかったのだけど、そんなこんなしているうちに、今年ももう半分が終わる。
そんなに戦力強化されたわけでもない贔屓チームが首位を快走している、と聞いても、どうにもこうにも落ち着かなかったから、交流戦に入って負けが込み始めたのは一種の朗報。
たいした根拠もないのに「バブル後」どころか「バブルの高値」すら超えてしまうんでないか、という勢いで上昇を続けていた相場がここ数日ようやく調整局面に入ってくれたことにも、自分の損得を離れて何となく安堵しているところはある。
とはいえ、まだまだ油断は禁物。
今はまさに定時株主総会シーズンの佳境。これまでの数か月の間に登場した様々なトレンドを十分に分析しきれてはいないのだけれど、目の前のちょっとした動きを”時代の趨勢”と勘違いしてしまうといろいろと見立てを誤ることもあるように思うだけに、限られた時間・限られた情報の中でも本質を見抜けるように眼力を磨いていければな、と思っているところである。