今年もまた通り過ぎて行ったこの季節

法曹界にとっては長らく「年末の風物詩」となっている「企業法務税務・弁護士調査」

今年も12月初めくらいから電子版で記事が飛び、月曜日の日経法税務面を3週くらいにわたってジャックしてフィナーレを迎えようとしている。

恒例の「ランキング」自体は最初の時点で発表されていたものの、週を重ねるたびに「何か新しい切り口の記事が出るかな・・・」という期待でしばらく引っ張っていたのだが、いよいよ今年最後の法税務面も終わった・・・ということなので、ここでちょっと取り上げておくことにしたい。

<企業法務全般(会社法)>
1.太田洋(西村あさひ)20票
2.中村直人(中村)18票
3.倉橋雄作(倉橋)15票
4.柳田一宏(柳田国際)13票
5.武井一浩(西村あさひ)11票
6.野村晋右(野村綜合)10票
6.石綿学(森・濱田松本)10票
6.三浦亮太(三浦)10票

結果的には太田洋弁護士の2連覇、ということになっているのだが、やはりここで特筆すべきは、中村直人弁護士が昨年よりも得票を伸ばし、順位も3位から「2位」へと再び上げてきた、ということだろうか。

レジェンドはどこまで行ってもレジェンド。そんな言葉を今改めて反芻していたりもする。


様々な分野でのランキングやテーマ特集等を見ても今ひとつピンとこなかった今年の企画の中で、唯一残された”昔風”の企画。

変わりそうで変わらない、そこにこの企画の最大の魅力があるわけで、なんだかんだ言っても、結局は予定調和で落ち着くべきところに落ち着いた、というのが素直な感想だろうか。

まだまだこの企画が続くことを願いつつ、今年は(この企画に対しては)静かにそっと筆をおき、また来年以降、この年に一回の「風物詩」に新たな展開が起きることをささやかに願っている。

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