たぶんこの後に来るものは・・・

先週月末にかけて激しいアップダウンを繰り返したのち、木、金と派手に下げた日経平均は、リバウンドの期待もむなしく今日再び大きく下げた。
しかも4451円強、というこれまでの歴史上も例を見ない下げ幅で。

市場全体が一日で12%も下げた、となると、どんなに堅実なポートフォリオを組んでいる投資家でも無傷では済まない。
ましてや、投資初心者ともなれば・・・。

夏のボーナスから相応の額を新NISAに突っ込んで「さぁこれから・・・」と思っていた矢先に、含み益をすべて吐き出し、想像を超えた青文字の数字を見て顔が青ざめた方がいても全く不思議ではない状況ではある。

日銀の利上げ(これ自体は決してネガティブな話ではない)に端を発し、米国景気指標が発した急な危険信号が一気に投資家たちの猜疑心を増幅させた今回の「暴落」は、ほぼ世界を一周二周し、それでもなおとどまる気配がない状況だけに、”損切り”が頭をよぎる方も決して少なくないとは思うのだけれど・・・


結論から言えば、元手の乏しい投資家にとっては、こういう時こそ最大のチャンス

個々の会社の業績とは無関係に、市場のトレンドだけで株価が下がっている状況なのだから、業績が整っている会社であれば当然リバウンドは期待できるし、高配当銘柄の利回り率はよりアップする。

若干微妙なのは、今、ちょうど3・6・9・12月決算期会社の決算発表真っ最中、という状況で、特に3月期決算会社に関しては、期初の業績予想を根拠にリバウンドを当て込んで買ったら、1Qから変調の兆しが見えてそのまま・・・ということも考えられなくはないのだが、暴落した株価が元の水準に戻るまで1か月くらいの余裕はあるだろうから、今の状況なら決算を見てから買っても高値掴みにはならない、という希望も持てる。

もちろん、何を信じるかはその人次第。このまま「買っては下がり」のスパイラルで貴重な資産を失うリスクを常にはらんでいるのが投資だから、そこは自己責任で・・・という定番文句を繰り返すしかない。

ただ、これまでの歴史から少しでも何かを読み取ろうとするのであれば、

ブラックマンデーの後に何が来たか?

ということにもう少し思いが馳せられても良いのではないかな、と思うところである。

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