取らぬ狸の皮算用

先日の阿部勇樹選手移籍決定後も、パッとしたニュースがないジェフユナイテッド千葉


阿部選手と並んでチームの支柱的存在であった坂本将貴選手まで新潟に移籍してしまった(http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/tools/cgi-bin/view_news.cgi?action=view&nid=2647)。サイドから相手陣中央までノリノリで駆け上がる坂本隊長の勇姿がもはや見られないのは寂しいというほかない*1


新加入組の中では、2年連続のJ2日本人得点王・新居辰基選手*2や韓国U-22代表MF・朴宗真選手への期待はそれなりに大きいものの、浦和から加入した黒部光昭選手に関してはここ数年の実績が正直言って?だし、そもそも、巻誠一郎青木孝太+トップもできるMF陣、と駒が揃っている中で、FWをあえて補強する意図が分からない。


むしろ緊急に補強すべきは、阿部と坂本が抜けたことによる守備の穴と精神的欠乏感を埋められる選手だろう・・・・と思っていたら、こんなニュースが(http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20070120-144730.html)。

 東京が、磐田MF福西崇史(30)の獲得に乗り出していることが19日、分かった。昨年からリストアップしていたが、千葉からMF阿部の獲得に失敗したこともあり、このほど福西サイドに打診した。東京は昨季リーグ戦で1試合平均1・9失点と守備力が低下。今季はボランチ経験のあるMF伊野波と梶山がU−22代表の北京五輪予選で不在となる可能性が高く、06年W杯ドイツ大会など日本代表でも実績のある福西に白羽の矢を立てた。
 福西は現在、磐田側と契約更改交渉を続けているが、クラブ側の条件提示と本人の希望に開きがあり、態度を保留。関係者によると、家族の生活環境面などで首都圏のチームへの移籍を視野に入れているという。
 また、東京のほかに、阿部放出でボランチの補強が急務な千葉、東京と同様に阿部獲得レースに敗れた名古屋もオファーしている。(1月20日

福西キター!!!


フィールドプレーヤーに限って言えば、ジーコ監督時代の代表選手の中で一番好きだった選手だけに千葉まで来てくれたらこんなに嬉しいことはないのであるが、“阿部を獲りにいけるくらいの”お金持ちチーム2つを相手に回して、果たして互角に渡り合えるのか、不安は残る。


“獲られたら獲り返す”


それくらいの根性で根こそぎ持ってきて欲しいものだ、と思っているのであるが・・・。


(追記)
結局、福西はFC東京入り。何だかなあ・・・。

*1:ジュニアが隊長に対して控え要員に回るよう命じたのが退団の原因といわれているが、去年のナビスコ杯での活躍などを見る限り、まだまだ先発でも十分やっていく力はあると思われただけに、何とも腑に落ちないものを感じる。

*2:元々はコンサドーレ札幌ユース出身。これまでの苦難の道のりは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B1%85%E8%BE%B0%E5%9F%BA参照。

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