「大手監査法人のみすず監査法人(旧中央青山)は19日、新日本など大手三法人などに監査業務をほぼ全面移管する方針を固めた。三月期決算企業の監査が終わる夏以降、所属会計士や一般職員らを他法人に受け入れてもらう。みすずはカネボウや日興コーディアルグループなど監査先企業で不正会計が相次ぎ信用が低下していた。今三月期決算については業務を従来通り継続、監査先企業への影響を回避する」(2007年2月20日付朝刊・第1面)
昨夏以降、看板はめっきり色あせてしまっていたとはいえ、天下の中央青山が事実上消滅するなんて、1年前に誰が想像したか。
今、●大事務所とか、勝ち組企業だとか、いくら浮かれたところで、一つ歯車が狂い出せばこの有様なのであって、これは公認会計士の業界に限った話ではない。
結局は、どこにいたって、地道に実力をつけていなければ、時代の波に飲まれて弾き飛ばされるリスクからは免れ得ない・・・。当たり前のことであるが、こういうときには特に思う。