契約交渉越年?

ここのところ毎年のようにFA宣言してチームを去っていく、西の方の市民球団の選手達の気持ちが、何となく分かるような気がする今日この頃。


今縦縞のユニフォーム着ている某内野手の記者会見に象徴されるように、みんな後ろ髪引かれるような思いは抱えているんだろうけど、結局は新天地へと去ることになる。


そして、その背景にあるのが、

「待遇や給与水準を変えてまで選手を慰留することはしない。たとえ、それで戦力がダウンするとしても、球団の方針は変えない」

という頑な球団のポリシーなわけで・・・。



球団の方針は、それはそれとして、尊重しなければならない。


当該球団がほとんどと言って良いほど優勝争いに絡めなくなって久しいが、それでも一貫した姿勢を支持するファンや評論家や経営者がいるのは事実なのだ。




プロ野球選手と違って、一介のサラリーマンの場合、FA宣言したところで“移籍先”がすんなり決まる保証はない。


当のプロ野球の世界ですら、金本選手のような幸福な転身が適った選手はレアな部類に属するのであって、それは江藤智選手と前田智徳選手のこの10年を比べてみれば良く分かる。


チームは変わるが、中村ノリなんかも相当悲惨だった。


本当に自分に力があれば、巡りあわせが少々悪くてもどこかで取り返せる(江藤選手にしても中村紀選手にしてもその後復活を果たしている)という思いはあれど、それだけで強気になれれば苦労はしない・・・。



ほんの1ヶ月ほど前までは、もう少し気持ちよく年を越せると思っていたのだが、残念ながらとてもそんな気分にはなれそうもない。


まぁ、いくら山を越えてもその先にはまた新しい山がある、ということにあらためて気付くことができたことを、よしとしなければならないのかもしれないのだが・・・*1


山は険しく、闇は深い。

*1:もちろん、昔から分かっていることではあるのだが、凡庸な生活をしていると山の存在自体忘れてしまいそうになるから・・・(苦笑)。

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