2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「店舗の外観」は保護されるか?〜法と仁義の狭間で。

少し古いネタになるが、大阪の松村信夫弁護士・弁理士(大阪市立大法科大学院特任教授)が、知財管理誌に「他人の成果の冒用と不法行為」という論文を掲載されている*1。 この論文は、「裁判例の分析を通じて、この競業的配慮の具体的内容を探ろうとするもの…

朝青龍Part2

ご指摘を受けて、なるほどなぁ、と思う。 日本相撲協会は、他のスポーツ関係の公益法人と比べても、収益事業の占める割合は格段に高く、規模も大きいように思われるが、その中で税法上の優遇を受けるには相当の大義名分がなければならないし、それだけに政治…

ことの顛末。

いわゆる一つの日本的幕引きである。 「慶応大は3日、植村栄治教授の退職願を受理した。法科大学院の教授会は、懲戒処分(解職)が相当とする上申書を提出したが、大学側は「本人は非常に反省しており、これまで職務に精励してきた点は評価できる面もある」…

開設2周年。

気がつけば、このブログを書き始めてからもう2年になった。 この1年だけで40万PV。 改めていうまでもないことだが、このブログを書き続けるエネルギーをくださっている、全ての読者の皆様に感謝申し上げたい。

大相撲と「部分社会の法理」

あえて解説するまでもない「朝青龍・2場所出場停止処分」事件。 数日前のニュースを見ると、 「日本相撲協会は1日、東京・両国国技館内で緊急理事会を開き、ケガを理由に夏巡業の休場届を出しながら無断帰国したモンゴルでサッカーに興じていた横綱朝青龍(2…

ジャッジ不在の紛争解決?

太陽誘電が台湾製DVD-Rの輸入差止を申し立てた、というニュースを見て、知財侵害の水際対策も進んでいるんだなぁ・・・と感心していたのだが、記事を読んでいくうちに「?」と思ったのが以下のくだり。 「申請が受理された場合、全国の税関が輸入DVDを検査、…

愛が敗れた日

商標をめぐる紛争がメディアで取り上げられる機会は決して少なくないが、商標の類否判断や商標の効力が及ぶ範囲など、商標法そのものの解釈に関する知識は、法律専門家の間にすら、さほど浸透しているとはいえない。 そんな世の中だからこそ、時に、客観的に…

今を生きろ。

「A●RA」と言えば、冷静なインテリ系メディアであるかのように装いつつ、デーブ・スペクターも真っ青なくだらん駄洒落(@中吊り広告)と、ネラーも真っ青な煽り記事で知られる雑誌であるが、そんな同誌に、↓のような記事が掲載されているらしい。 http://ww…

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