“サイキンノヤイコ”より。

http://www.aozorarecords.com/yaiko/diary/diary.html
29日付けのヤイコの投稿より、
いくつかの興味深いフレーズを引用。

曲を書く時や、ライブを実現させるまでの過程で、この世の終わりくらいに孤独になる時がある。
私が今消えても、きっと世界は進むし、別に、消えても、、、いいんじゃないかって。私が消えても、身近なスタッフも、それなりにやる事があるだろうし。
そのくらい。
でも、「ヤイコの音楽大好きだよ!」っていう手紙やメイルの言葉を読んでいると、音楽の力に感謝するし、やっぱり私は、音楽の神様に嫌われないように生きていきたいと思う。死ぬまで...
の覚悟です。
とにかくみんなありがとう!

ここ何年かのヤイコのコメントによく見られる寂寥感。
根っから繊細な人なんだろうなぁ、
と感じさせられる。


それゆえ自分は、
初期の曲よりも、そんな彼女の感情が滲み出ている
最近の曲の方に共感しているのだけれど。

音楽の仕事をしている以上、一ミリでも、音楽よりもお金の話しが上回った時点で、
終わり。
だって私は、ごまかしの無い音楽の世界で、魂を燃やしたいから。戦い方がわからなくても、闘ってやる。

“戦い”はまだ続いているようで・・・。


音楽は、芸術であると同時に、
経済的な消費財という一面も持っているわけで、
そういう側面がある限り、
アーティスト・矢井田瞳の純粋さだけを
押し通していくことは、難しいのかもしれない。


だけど、いい音楽を作り続けている限り、
どんなちっぽけなライブハウスでも、
足を運んでやろう、と待ち構えているファンも、
たくさんいる、ってことを忘れずに、
活動を続けてくれることを願っている。

大事な人は、傷つけずに守りたい。

何とも意味深。
でも、彼女が一番書きたかった一言は、
これだったのかもしれない。


大学在学中にメジャーデビューしたヤイコが、
もう28になる、っていうのだから、
自分が歳食うわけだよなぁ・・・と
しみじみしていたりもする今日この頃だが、
それだけ長い間、クオリティを落とすことなく、
一線で活躍し続けられるアーティストに出会えた、というのは、
一つの幸運だったというべきなのだろう。


週末に仕事片付けて、
心置きなくライブの日を迎えたいものである。

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