ここ何週か、見られなかったハチクロだが、
一気に佳境に差し掛かっている。
森田兄弟のプロローグシリーズ。
森田の父親とその幼馴染の根岸達夫。
才能あふれる親友かつパートナーだった森田父に対し、
一世一代の勝負を仕掛けた達夫の
心の中の呟き。
コミックスでも泣けたが、
アニメーションで精密に再現されるとなお泣ける・・・。
どうしてこの世は
「持つ者」と「持たざる者」に分かれるのか
どうして「愛される者」と「愛されない者」が在るのか
誰がそれを分けたのか
どこが分かれ道だったのか・・・
コミックスでは読み飛ばしてしまっていたが、
「タバコ屋のりっちゃんはそろそろお嫁にきてくれないかね・・・」
のくだりが特に・・・。
それをみた時、
友人の才能に心底惚れ込むとともに、激しく嫉妬していた、
自分にとっての稀少なエピソードを思い出させてくれたから*1。
つくづく罪作りな作品である。
*1:現実の結末は、ともに「持たざる者」であり「愛されない者」だった、というある意味“ハッピーエンド”なものだったのだけれど(苦笑)。