日出でる国には福音?

米大統領選の民主党予備選がどうやら決着を見たようで。

米大統領選の民主党予備選が3日、全米50州などでの全日程を終え、バラク・オバマ上院議員(46)の党候補指名が確定した。オバマ氏は指名に必要な代議員総数が過半数に達し、ヒラリー・クリントン上院議員(60)を下した。」(日経新聞2008年6月4日付夕刊・第1面)

我が国の人々にとって、海の向こうで繰り広げられたら困る最悪のシナリオは、“ジャパン・パッシング”論者(言い換えれば中国万歳論者)のヒラリーが大統領になることだったんじゃないかと思う。


その意味では、マケイン(元々日本との関係が良い共和党所属の上に、本人の対日関係も悪くない(らしい))対オバマ民主党所属だが、自身がマイノリティである上に、ハワイとの縁などもあって日本との良好な関係が期待できる)という今回の大統領選対戦カードになって、「どちらが勝っても最悪の事態は避けられる」とホッと胸をなでおろした関係者も多いのではないだろうか。



なお、大学入試を目前に控え、リスニング対策でビル・クリントンの名スピーチをひたすら聞きまくっていた筆者としては、これでクリントン夫妻が政界の表舞台から一歩後退することに、ちょっと残念な気持ちもあるのは確かだが、既に報じられているように、オバマの演説も美しさ(&分かりやすさ)に関しては相当なもの。


これから秋にかけて繰り広げられる海の向こうの華やかなパフォーマンスを堪能しつつ、46歳の政治家が打ち立てる新たなLegendの目撃者になることを、密かに期待している自分がいる・・・(国益には反するのかもしれないが(苦笑))。

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