50%の可能性を残して年を越す。

今年は土日から大晦日に突入する、というカレンダーの曜日配列のせいもあって、どうも「年末」感が希薄なまま、ここまで来てしまった。

世間では、休み前後に有給休暇を入れて長期連休に持ち込む、という方も多いようだが、自分の場合はカレンダー通りなので、連続休暇の感覚も「例年よりも短い」という印象しかない。

だが、とやかく言っても、これで2012年が終わることに変わりはないので、とりあえず書き残しておく。


ちょうど一年前のエントリー*1で記した“ギャップ”は、この一年で益々広がった。

モチベーション的に、“ちょっと厳しいなぁ”と思うタイミングは何度となくあったし、そういう時に限って、体調まで崩すことが多かったから、ブログの更新さえできずに*2、余計に心を乱されること数知れず。

間違いなく、会社に復帰して以来では、一番キツイ一年だったと思う。

それでも、一年前と変わらないポジションに自分が居続けたのは、何でだろうか・・・。

会社の中でほんの少しだけ、「自分がやらなければならないこと」を見つけられたから。
そして、僅かながらも、外での貴重な活躍の場を様々な方々に与えていただいたから。

そういう説明も決して嘘ではない。

この年になって焦っても仕方ないし、周りを気にしても仕方ない。
周囲の動きがだんだん派手になってくる時期*3だけに、そういう意味では、かえって腹を括れたところはあったように思う。

だが・・・

「こちら側」にいたのでは、できないこと。
そこに向けた思いが心の中に残っている限り、この違和感はいつまでも消えないだろうから、どこかで決断はしなければならないのだろう。

一年後、今と変わらない環境に自分が身を置いている可能性は、おそらく50%くらい。

残りの可能性がどこに向けられているのか、今明確に言葉にすることは憚られるのだけれど*4、会社の中の「法務」という仕事に誇りを感じ、真摯にその仕事に打ち込む人々に敬意を抱いているからこそ、やってみたい“ポジション・チェンジ”というのもあるわけで・・・。

来年の今頃、今よりももっと晴れやかな気持ちでPCの前に向き合えることを、今はただ願うのみである。

*1:http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20111231/1325342468

*2:もちろん、純粋に仕事やらその他の仕事で疲れすぎて書けない日も多かった。

*3:大学の同期は政界に入り、自分の会社を持ち、修習の同期ですら、自分の事務所を開いて勝負をかける・・・そんな時期。

*4:他の会社や、法律事務所で「企業法務」絡みの仕事をしている可能性は、限りなくゼロに近い。それをしたところで、今感じている違和感を拭い去れるはずもない。どこへ籍を移しても、今よりも現場の、生身の人間に近づける可能性は下がる以上、混迷はむしろ深まるだろう。

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