納められない2013年。

いつもなら、12月が後半に差し掛かる頃には、何となく“年末モード”になり、「仕事納め」でパーッとやって、その後の何日かダラダラ過ごすうちに、「ああ大晦日だなぁ」というモードに入っていくものだが、今年はそういう気分の切り替わりが全くないまま、気が付けば一年のカレンダーの最後の日、である。

年初めから、何となく不穏な空気の中でやっていて、次から次へと、こじれていくミッションに手を焼いているうちに、いつの間にか自分のキャパシティを遥かに超えるところまで来てしまい、特に後半3ヶ月くらいは、一日一日を振り返る間もないくらいの全力疾走。
月末の締めの仕事をしたと思ったら、一瞬で次の月末が来てしまったり、つい昨日かおとといのこと、と思っていた打ち合わせが実は数か月前の話だったり・・・という繰り返しに陥ってしまう。
多かれ少なかれ、何かしらかの期限とか締切に追われながら過ごす、というのは今に始まったことではないが、その頻度もリミットのタイトさも、気が付けばこれまでの比ではなくなってしまっていて、毎日、何かに追い立てられるような切迫感にさいなまれ、会社に行こうとするたびに、胸が締め付けられるような憂鬱な気分になる・・・そして、そんな繰り返しから脱却できないまま、今日という今日まで来てしまった・・・。

ということで、紅白歌合戦見ていても、一年が終わる、という気が全然しないし、一年前に夢見ていたような“すっきりした気分”とも程遠い。

唯一癒されたのは、「あまちゃん」のメドレーのコーナーで、“潮騒のメモリーズが遂に東京のステージに立った”瞬間だったが、その次の瞬間には、「あの頃はまだ毎朝15分ドラマ見るだけの心の余裕があったんだよなぁ・・・」ということを思い返して、余計に切なくなったりもしている*1

何年か前から呟いているとおり、自分の中では、「会社のために」働くというステージはそろそろ卒業する時期だろう、と思っているし、年が変わって春になり、これまでの仕事の集大成のような仕事を引き受けた瞬間から、エンディングに向けてのカウントダウンが始まることになるのだけれど、果たしてそこまで、心身共にまっとうな状況で自分を奮い立たせて引っ張っていけるのか・・・今は、全く自信がない。


いつもの年とはまた違った、「その日暮らし」の切迫感と恐怖感の中で迎える12月31日。

先のことを考えすぎて、答えの出ない不安に駆られるよりも、むしろこっちの方が健全で、普通の人間らしい、のかもしれないけれど*2、身体的にもメンタル的にも、パッタリ、ぷっつりと逝ってしまうことがないように、少しでも心安らかに過ごせることを、明日お詣りに行くことができたら、祈っておくことにしたい。

*1:せっかく買ったDVDも、当然ながらまだ開封すらできていないし、昨日の10時間ダイジェストも、見事なまでに見逃した・・・。ここ数カ月は、朝ドラどころか、ちょっとしたニュースを見る余裕もなかった・・・。

*2:「悩むひますらない」という意味では、すっきりした、のかもしれない。

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