いろんな仕事を抱え込んでしまったおかげで、せっかくの二度の三連休もほとんど仕事で食い潰す状態に。
これがいわゆる「自営業の罠」か・・・と嘆きはすれど、やらされている感がない分、まぁ楽しいかな、と。
で、外にも出られずPCに向かいながらラジオを聴いていたら、たまたま久しぶりに流れてきたのが平成の名曲、「365日の紙飛行機」。
- アーティスト: Kyoto Piano Ensemble
- 出版社/メーカー: KPJ
- 発売日: 2015/12/23
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この曲、朝ドラの主題歌だった時からずっと好きな曲ではあるし、もう何度も聞いてきたはずの曲ではあるんだけど、
やっぱりサビの、
「距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか が一番大切~」
というところに差し掛かるといろんなことを考えるわけで。
かれこれもう人生ウン十年、紙飛行機だとしたら燃え尽きてるんじゃないか、と思うくらいとんでもないところまで急に上がったり、逆にここは海の底か地底か!ってところまで下がってみたり。
自分はまだ、「距離」を競うことをあきらめたつもりはないし、テッペンの景色を見るまではまだまだ、と思ってはいるのだけど、紙飛行機のコクピットには窓がないようで、飛び続けている間は、今どこに向かって飛んでいるのか、まっすぐどこかへ向かってるのか、それともダッチロールしているのか、ということも、自分ではよく分からない。
まぁ、これまで誰も飛んだことのないルートで飛びたい、誰もたどり着いたことのないところに行きたい、という思いと、「距離を競う」ことが果たして両立できるのか?というのは、秋元康氏が疑義を呈しているとおりで、現実的じゃないのは分かってはいるのだけど、どちらかを選ぶ、というのは自分には無理。
だからこそ、一番面白い回り道をして、一番遠くまで飛ぶんだ!って思いだけは、紙が萎れきってしまうまで持ち続けていたいと思っている。
ちなみに、昔からずっと
「私がもう一人いて やりたいこと 好きなように 自由にできる夢」
ってくだりも気になっているのだけど、「もう一人の自分」になるのは、なかなか大変。
そして、夢の中には行けない以上、風の中を飛び続けるしかない、というのが現実だったりもするのだけど、それでいいじゃないか、と思えたのが、この半年の一番の収穫だったのかもしれない。
心のままに飛んでいこう・・・という気持ちを取り戻せたことに、心からの感謝を込めて。