2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年2月のまとめ

2月は一瞬で飛ぶ、というのはいつものことだが、特に今年はこれまでに輪をかけた慌ただしさと断片的な五輪の熱狂、そして月終盤の混迷する国際情勢の情報の波に埋もれていつも以上に飛んでくのが早かった気がする。記憶に残っていることとしては、とにかく寒…

一つの時代の終わり。

2月最終週は、中央競馬の世界では卒業の季節。昨年も結構な大物調教師が定年、早期引退で話題になっていたが、今年はそれに輪をかけて、平成から令和の時代を支えてきた調教師の先生方の引退を見送ることになった。今年引退する7名の調教師のうち、6名はGⅠ勝…

形にならない「共感」を持て余しつつ。

理想と現実の間には、大きな溝がある。平和を希求し続けた人々の声は届かず、国際法の秩序を無視した独裁国家への憤りも、声こそ上がれど、窮地に立たされた民主主義国家への直接的な支援には一向につながらない。本当にがっかりさせられたのは、ロシア軍が…

何もできない虚しさと、少しでも痛みを分かち合えたら、と思う心。

冬季五輪の盛り上がりに合わせたかのようにヒートアップし続けていたロシアとG7諸国のせめぎ合いは、「外交努力を」と叫ぶ声もむなしく、「ウクライナ侵攻」という形で新たな戦史の幕を開けることになってしまった。いわゆる「冷戦」は、30年以上も前に終わ…

最後の一日まで熱狂できた幸福感と胸をよぎる思い。

2022、北京五輪が終わった。今の世界地図の中では政治的にはかなり微妙な立ち位置の国、しかも世界的なオミクロン大流行中の開催、ということもあって、開会式が始まる頃になってもムード的にはあまり盛り上がっていなかったのだが、始まってみたら、日を追…

シンプルな利益衡量だけでは救えなかったもの。

17日に行われた北京五輪、フィギュアスケート女子シングルフリーの最終グループの中継で見たもの。それは間違いなく「異様」と形容するしかない光景だった。華やかな団体戦の「表彰式中止」という異例の事態に端を発したリンク外の騒動。振り返れば、「ケリ…

マイナー、だからこそ。

いつから、冬季五輪はこんなにエキサイティングなイベントになったのだろうか。ここ最近、同じようなことばかり書いているのだが、今週に入ってからもバタバタは続いていて、落ち着いてテレビに向き合える日は限られる。 夜も深まった時間帯の競技は辛うじて…

”悲劇”が吹き飛ばされた爽快さと、真の強者の心意気に触れた日。

2月11日、世界のカレンダーではただの金曜日でも、日本の暦では祝日。 そして、そのおかげで、美しい瞬間を目撃できたことに我々は感謝しなければならない。いうまでもなく、スノーボードの男子ハーフパイプ、平野歩夢選手の痛快な”倍返し演技”。夏と違って…

グダグダの毎日に喝を入れてくれたクワッドアクセル。

五輪、特にこの時期に行われる「冬季五輪あるある」なのが、開会式を見て、開幕直後に行われるモーグルを見て、ジャンプのノーマルヒルくらいまで堪能したところで一気に日常に突入し、慌ただしさで「今日何の種目やってるんだっけ・・・?」という状況にな…

朝、届いたメールを見て思ったこと。

今朝、仕事を始めるその前に、と一瞬目をやったタブレットの画面に表示された1通のメールがあった。 「2022年4月6日よりEEA圏およびイギリスからYahoo! JAPANはご利用いただけなくなります」 というインパクトのある標題に思わず釘付け。続く本文には、標題…

再び開かれた歴史の扉。

今回の冬のオリンピック。日本選手団にとっては決して良い流れではなかった。スピードスケートで圧倒的な期待を背に登場した高木美帆選手が最初の種目でメダルを逃す。ソチから8年間、一時は世界で圧倒的な”女王”の地位を築いていた高梨沙羅選手にも金メダル…

たとえ「異形」といわれても。

気が付けば始まっていた・・・という感のある2022北京冬季五輪。国際情勢が日々緊迫の一途を辿っている中での開幕、ということもあって、五輪をめぐる話題もアスリートの話題以上に政治的な話題が多い気がする。何といっても開会式の翌日に、 「北京冬季五輪…

一夜明け。

ここ最近しばらく追いかけているサッカーW杯最終予選。先週の中国戦は何とか勝った。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comただ、次の相手はグループB最強のサウジアラビア。さすがにそう簡単にはいかんだろう、と思っていた。ところが試合開始から1時間ちょっと…

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