2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年5月のまとめ

想像していた以上に、思うようにことが進まなかった5月。長期休暇の間に捌けなかった仕事がボディブローのように時間をじわじわと奪っていった上に、月の序盤から、“夏真っ盛り”と言いたくなるような陽気が連日続いた結果、体力までも奪われる・・・という事…

“当たり前”のものを失う寂しさ。

年に数回立ち寄るくらいのカフェでも、再開発か何かのきっかけで姿を消してしまえば、何となく寂しさに襲われるものである。それが「出勤前にそこのコーヒーを飲んでからじゃないと仕事にならない」というくらいの思い入れのある店ともなればなおのこと。 さ…

かからなかった二度目の魔法。

桜花賞があまりにトリッキーで、キツネにつままれたようなレースだったために*1、どう評価したらよいのだ?とファンも皆迷ったであろう今年のオークス。定石としては、どんなに人気が下がろうと、桜花賞上位1,2着馬を押さえておけば、かなりの確率で馬券が…

司法制度改革がもたらした“錯覚”の先にあるもの。

ここ数年の流れからして十分予測できたことではあったが、今まさに法曹養成にかかわっている関係者にとっては、やはり大きな出来事、というべきなのだろう。 「司法試験の合格者数を『年1500人以上』とする案が21日、政府の有識者会議で了承された。司法制度…

札幌ドームファウルボール事故訴訟におけるもう一つの争点。

札幌ドームでの打球事故をめぐって札幌地裁が3月末に下した一つの判決が、今様々な分野で話題になっている。「プロ野球観戦中にファウルボールが当たって失明した」原告の損害賠償請求(請求額約4660万円)に対し、球場の安全設備の瑕疵を認定した上で、被告…

荒れるレースの究極型。

「新設G1」というイメージが頭にまだ染みついているのに、気が付くと今年で「10回目」を数えることになってしまったヴィクトリアマイル。このレースで、桜花賞以来2年ぶりの優勝を飾り、初代女王の栄冠を手にした(そして、5歳にして、海外遠征、秋のG1…

衝撃的な数字の裏側にあるもの。

先週のエントリーで、新司法試験受験者数をめぐる微妙な状況についてご紹介したところだったのだが*1、週が変わって、さらにショッキングな事実に接した。きっかけは以下のニュースである。 「2015年春の全国の法科大学院の入学者は計2201人となり、過去最低…

正論と極論のコントラスト〜「知財高裁への評価」をめぐって

知財関係では、常にいろんな意味で興味深いネタを多々提供してくれている日経紙の法務面だが、今週も、実に面白い企画が紙面を飾った。 題して「知財高裁設立10年 その評価は」という記事である*1。何が面白いかと言えば、「知財高裁」の評価をめぐって、知…

ちょっとした数字のマジック。

いよいよ今年も本番まであと一週間くらい、という状況になってきた新司法試験&予備試験。去年、散々、「法曹養成制度への批判」が新聞紙上で展開されていたことを考えると、試験制度の変更等も経て、今年は少し静かになったかな、という印象もあるだが、先…

職務発明制度の行方を左右する一本の論文。

すったもんだの挙句に出来上がった特許法改正案が国会に上程され、職務発明制度の見直しも“秒読み”の状況となっている。とはいえ、平成17年に現在の「新・特許法35条」が施行されて以降、現在に至るまで既に10年。 今審議されている改正法が可決成立となって…

サマーセミナー2015

知財業界において、完全に定着した感がある夏の恒例イベント、北海道大学サマーセミナー。今月に入って、案内サイト*1が開設され、参加の申込みも始まった。今年は、ローテーションどおり、「著作権・不正競争・商標・意匠」が中心のテーマとなっており、ジ…

これは真の黄金伝説の幕開けなのか?

あのゴールドシップが、遂に、春の天皇賞のビッグタイトルを手に入れた。父はステイゴールドで、3歳時の菊花賞や、既に3度制した阪神大賞典の走りなどからして、長距離適性も全く問題ないはずなのに、なぜか春のこの大舞台になると人気に応えられない、とい…

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html