2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年6月のまとめ

長い長い6月が、終わった。カレンダー上は最初の何日かが赤くなっていた先月とはうって変わって、今月は平日は黒一色。そんなことは元々分かっている話だし、今の自分の状況を考えれば、誰に遠慮することなく休みたい時に休めばよいではないか、という話では…

祭りの後。

本日、3月期決算会社の定時株主総会「集中日」を終え、春先から断続的に続いていた「株主総会2021」も一つの区切りを迎えた。1年前、新型コロナの渦中で様々なイレギュラー対応を強いられた「株主総会2020」の時は、6月末になっても、まだまだ継続会や基準日…

「現役最強」の証明。そして凱旋門に続く道。

「夏のグランプリ」というよりは、「現役最強古馬決定戦」と呼ぶ方が適切だった今年の第62回宝塚記念。そして、舞台は阪神競馬場なれど、ゴール板の先にはもうロンシャンしか見えない・・・そんな圧巻のレースだった。早々と故障したデアリングタクトに続き…

最高裁大法廷決定の先にある未来。

2010年代以降、断続的に法廷に持ち込まれている民法750条をめぐる争いだが、この度、約5年半ぶり、2度目の最高裁大法廷での判断が示された。「夫は夫の氏,妻は妻の氏を称する」旨を記載した婚姻届の不受理処分を端緒とした家庭裁判所への不服申立てルート(…

何度看板を掛け替えれば、前に進むことができるのだろうか・・・。

ここに来て「猫も杓子も・・・」と言った感じで持ちきりなのが、「改訂コーポレート・ガバナンスコード」の話題*1。毎度のこととはいえ、ちょうど3月期決算会社が本格的に株主総会を迎えるタイミングで正式リリースされたものだから、どこの会社も必然的に想…

もう止まることのない世界の中で、試されるここからの1か月。

今週、半ばくらいから「緊急事態宣言解除」という話が一気に出始め、そして東京都も含めて解除、という話が決まった。ここ数か月、新型コロナ関連の雑多な話題は、日々の感染者判明者数とエリアに関する情報を除いては、新聞に出てくる最低限の情報くらいし…

”タコ山”だって守られたい?~「TRIPP TRAPP」高裁判決から6年、いまだ見えぬ境界線。

最近、あまりこまめに知財系のニュースを拾いに行く、ということもできていなかったりするのだが、West Lawから飛んで来る最新の判例だけはなるべくフォローするようにしていて、その中に混じっていたのが「タコの滑り台」の著作権侵害をめぐる東京地裁の判…

海の向こうの”サプライズ”に思うこと。

ここに来て、これから何かとんでもないことが起きるんじゃないか、というくらい、あちこちで想像を超えた小ネタが日々生み出されている今日この頃なのだが、海の向こうからも随分派手なニュースが飛び込んできた。 「米国で企業の独占や寡占を厳しく取り締ま…

たった一つの勝利が遠い夏。

日増しに気温が上がり、不快指数も増していく。そんな季節になってきた。そして週末のターフに目を移せば、今はまさにピカピカの2歳馬と、泥沼の3歳馬が交じり合う、そんな時期でもある。この時期は、毎週、各競馬場で3歳未勝利戦が4~5レースくらいは組まれ…

瞠目すべき成果を生み出したのはフォレンジックの進化か、会社法316条2項の威力か、それとも・・・?

さる6月10日に公表された「株式会社東芝 調査者」名義の調査報告書。 www.nikkei.com結論部分を斜め読みしつつ、100を超えるページ数(計121ページ)に恐れをなしてしばらく寝かせてしまったのだが、この週末に一通り目を通してみた。「調査者」という見慣れ…

文化を守る、ということの重さ。

著作権法の世界で常に引き合いに出される「パロディ」という領域。だが、この国では、政治風刺画からオマージュ、同人誌の世界に至るまでざっくりと一つにまとめられがちなこの領域について、より深く意識し、この国の著作権法の下でどう位置付けるべきか、…

次々と示される「補足説明」の説得力やいかに?

もう目前に迫っている、といっても差し支えない「株主総会2021」最大のヤマ、各社6月総会。多くの会社では招集通知の発送まで終え、日々送られてくる議決権行使状況のデータを眺めながらカウントダウンに入っているところだろうし、そんな中、役員の思い付き…

いつまでも発揮されない学習効果。

月が替わっても慌ただしさは変わらず、なかなか思うようにエントリーが書けないまま迎えたいつもの週末。「いつもの」といっても、あちらの世界では先週ダービーが終わり、今週からはメイクデビューで次々と初陣を飾る2歳馬たちに主役が移る。そして、3歳馬…

また巡ってきた、染みる季節。

一部の商業施設の営業が”解禁”されたりして、「緊急」事態っていうのが一体何なのか、もはやよく分からないフェーズに突入してしまった感がある首都圏。街の中の光景はもはや日常そのもの、されど、ワクチンをめぐる話題があちこちで飛び交っているあたりは…

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