2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年2月のまとめ

元々、月が替われば苦しくなることは想定の範囲内だったとはいえ、月の中盤くらいから、ブログの更新に割く余力が全く残せない日々が続き、月末まで“しばらくお休み”状態になってしまった。2月のページビューは、28,000件弱、ユニークユーザーは20,700人弱。…

訪れた「区切り」の時〜民法改正要綱、正式決定

2009年から始まった「債権法大改正」に向けた議論が、2015年2月、ようやく区切りの時を迎えた。 「法務省が今国会に提出する債権関係分野の民法改正案が固まった。」 「法制審議会(法相の諮問機関)が24日、上川陽子法相に答申した。改正は200項目以上。債…

ようやく現れた「正しい解説」

法制審の部会で改正要綱(案)が承認され、改正法案の提出に向けて秒読み段階に入っている「債権法改正」。もっとも、「この段階になっても、一般的なメディアでは、改正の“正確な姿”を今一つ伝えられていないのではないか」という疑念はあるところで、部会…

これを読まずして「著作権」は語れない。

福井健策弁護士、と言えば、著作権の業界では誰も知らぬ者はいない、というくらいの第一人者であり、かつ、難解な法律の世界のトピックを、分かりやすい言葉で世の中に伝える、という才能をいかんなく発揮されてきた先生である。当ブログでも、過去に三たび…

債権法改正をめぐる相変わらずな報道。

公式の場だけでも、法制審議会に法務大臣の諮問がなされて以来、5年以上の長きにわたって続いてきた民法(債権法)改正に向けた議論が、今、ようやく終わりを迎えようとしている。 「法制審議会(法相の諮問機関)の民法部会は10日、契約ルールを定める債権…

ついに“門戸開放”もここまで来た。

地方競馬で第一人者の地位にあった安藤勝己騎手が、一度の不合格を経て、騎手試験に合格したのは、2003年のこと。あの時は、“馬だけではなく「人」にも、遂に門戸が開かれたのか・・・”と感慨深い思いを抱いたものだが、それから干支が一巡りした今年、とう…

手放しでは喜べない「商標費用値下げ」

比較的インパクトの大きい制度改正が相次いでいる昨今の産業財産権業界だが、またまた大きなニュースが飛び込んできた。 「特許庁は企業などが商標を取ったり維持したりするのにかかる費用を大幅に引き下げる方針を固めた。今夏にも登録料を25%程度引き下げ…

突然訪れた幕引きの時

アジアカップで残酷な敗戦を喫した時から、こういう日が来ることは容易に想像できたのだが、それにしても唐突・・・な印象はあった。 「日本サッカー協会の大仁邦弥会長は3日、都内で記者会見を開き、スペイン時代の八百長関与疑惑で検察当局から告発されて…

「クラウドと著作権」問題の落ち着きどころと、見えない未来。

「クラウドサービスの進展に対応した著作権法改正」の要否、という問題が、著作権業界の話題に上るようになって久しい。 文化庁の審議会(文化審議会著作権分科会)においても、ワーキンググループでの検討を経て、2013年度以降、小委員会で本格的な議論がな…

月の変わり目に、新たな気持ちで。

世の中はバブル再来の勢いでも、自分的には、年の出だしから、あまりいい気持ちでは仕事ができていない今日この頃。そんな中、新しい月に入り、ねじを締め直す、ということで、読み直した一冊の本を、ここで取り上げておきたい。裁判・立法・実務作者: 田原…

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