2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年3月のまとめ

とにかく、いろんな意味で試練の3月、であった。2月の終わりくらいから、滞留した仕事で首が回らなくなりかけていたところに、年度末の駆け込みラッシュでダムが一気に決壊したことに加え、普段の仕事とあまり関係ないところでいろいろとチョンボをしでかし…

世界を震わせた若き日本人スケーターの魂。

世界フィギュアの男子フリー。ショートプログラムでは、高橋大輔選手が辛うじてメダル圏内に踏みとどまったものの、他の選手たちは、高難度ジャンプ全盛時代にふさわしいパフォーマンスを披露できず、羽生結弦選手も小塚崇彦選手も、本来の実力からは程遠い…

東電の犯した過ちと「約款」をめぐる議論への影響。

前の週あたりから、話が二転三転してドタバタ状態になっていた「電気料金値上げ問題」。 最初は、「本気か?」と思わせるような強気の姿勢を見せていた東電も、枝野経産相からの激しいプレッシャーもあって遂に白旗を挙げたようだ。東京電力のプレスリリース…

誰が意匠権の拡大を望むのか?

昨年くらいから一部で議論はされながら、立ち消え(?)になったと思われていたネタが、日経紙上で突如として復活してきた。 「特許庁は工業製品のデザインを保護する意匠権の範囲を拡大する方向で検討に入った。パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)…

とんだ災難。

グーグルの検索サービスに関して、世界中でいろいろな訴訟が提起されている、というのは良く聞くところであるが、日本でもこんなニュースが報じられた。 「大手検索サイト「グーグル」で自分の名前を入力すると、犯罪を連想させる単語が連動して自動表示され…

可憐な花もいつかは・・・

新装オープン後、最初の高松宮記念で、見事なまでに短距離での実力を見せつけた“カレンチャン”。連勝街道を突っ走って初G1を制覇した昨秋ほどの勢いはなかったものの、前哨戦の凡走はどこ吹く風。 サンカルロ、ロードカナロアといった人気サイドの牡馬を、最…

勝ち目なき戦いの末に。

昨年の秋に、あっと驚く逆転の中間判決が出されていた「切り餅」特許権侵害事件だが*1、結局、双方とも振り上げた拳を下ろすことなく、知財高裁の終局判決を迎えることになってしまった。 「切り餅がきれいに焼ける「切り込み」技術に関する特許権を侵害され…

空白の時を超えて

今月の初頭にちょこっと記事を書いて以来、完全に歩みを止めてしまっていたこのブログ。別に入院していたわけでも*1、家出していたわけでもなく*2、年度末、繰り返し襲ってくる仕事の波その他あれこれのせいで、なかなか頭が整理できずにいるうちに、気が付…

こんな制度にしたのは誰か?〜強制起訴制度をめぐる混乱

裁判員裁判制度と並ぶ刑事司法への“市民目線”取り込み施策として、鳴り物入りで導入された検察審査会「強制起訴」制度。制度導入後、次々と起訴相当議決が出され、2度目の議決で現実に起訴された事案も1つや2つではない*1。だが、最初の何件かまでは、「民意…

これはまだ原発事故をめぐる賠償の序章に過ぎない。

今年に入って以降、原子力損害賠償紛争解決センターの和解仲介手続きで、ある意味画期的な和解*1が成立するなど、大きな動きを見せていた福島原発事故の損害賠償に関し、政府が新たな、というか、もしかしたら最後になるかもしれない「賠償指針」を出した。 …

2度目の“ドロー”に思うこと。

2年前とはちょっと違う1回目の投票結果を見て、嫌な予感はしていたのだが、案の定こうなった。 「日本弁護士連合会(会員約3万2千人)は14日、宇都宮健児会長(65)の任期満了(3月末)に伴う次期会長選挙の再投票を実施した。史上初の再選を目指す宇都宮氏…

波乱なき選考を覆う影

11日に行われた国内最後の五輪選考レース、名古屋ウィメンズマラソンが終わったのを受けて行われた、ロンドン五輪マラソンの日本代表選考。結果は、全く、と言って良いほど波乱がない、順当なものだった。 「日本陸連は12日、都内で開いた理事会でロンドン五…

被災地に向けた祈り。

自分も含め、多くの人々がかつて味わったことがなかったような悪夢がこの世を襲った「平成23年3月11日」から、ちょうど1年が過ぎた。我が家でも、テレビで追悼式を見ながら、当然のごとく黙祷を行い、ついこの前のことのように思いだす、「3・11」の記憶に想…

コップの中の争い

男子のマラソン五輪代表の最終選考レースとなった「びわ湖毎日マラソン」。 仕事をしながら、ではあるが、珍しく42.195キロを最初から最後まで眺めていた。テレビ桟敷で見るレースとしては、非常に面白い展開だったと思う。 このレースにすべてを賭ける選手…

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