2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2015年1月のまとめ

年が変わっても、それなりにエントリーを残せたのは最初のうちだけで、月の半ばを過ぎると、昨年までの更新頻度に逆戻り。 そして、それに連れてアクセス数も、ページビュー34,000件弱、ユニークユーザー24,000人超、と、1月としては7年ぶりくらいの低空飛行…

「極論」とどう向き合うか。

今年に入ってから、日経紙で、冨山和彦・経営共創基盤最高責任者(CEO)の「高等教育機関に関する問題提起」が度々取り上げられている。まず、1月19日付の「エコノフォーカス」で、「稼げる大卒 どう育てる」という見出しを掲げ、大卒者の人数増加と求人ニー…

忘れられた不競法?〜ファッションデザインの「権利保護」をめぐって

年明け早々から、知財系の記事が目立つ日経紙の法務面。 「知財戦略フロンティア」という特集はシリーズ化するようで、この日も「模倣品に悩むファッション業界」というタイトルで、記事が掲載されていた。 「日本のファッション業界が知的財産戦略を強化し…

これが現実だったのか・・・

もう随分と長い間、自分は、「会社」という枠の中で、今の仕事にかかわってきた。その間に、違う方向の仕事に進む機会も、違う立場から今と同じような仕事をする機会も、何度となくめぐってきてはいたのだけれど、それでも、自分がここでやってきたのは、今…

結果が全ての世界、ではあるけれど・・・。

アギーレ監督就任後、日本代表の試合を、初めてまともに通して見た3時間。 そして、戦前から抱いていた、もしかしたら・・・という予感が、見事に的中してしまったことに、居心地の悪さを感じずにはいられなかった*1。 「サッカーのアジアカップ第14日は23日…

反骨の精神、ここに極まれり〜「メール便サービス廃止」のプレスリリースに思うこと。

「ヤマト運輸」と言えば、中興の祖である小倉昌男元社長が、宅配便をめぐって「官」と壮絶な戦いを演じた、という逸話とともに語られることが多い会社である。 小倉氏も既にこの世を去り、最近では、押しも押されもせぬ陸運業界の大手企業、という地位が確立…

今ひとつ腑に落ちない「ストレート麺」特許紛争の結末

日清食品HDが、「即席麺の製造技術に関する特許を侵害された」として、「サッポロ一番」で有名なサンヨー食品を相手取り、特許権侵害訴訟を提起したのは、2012年12月のこと。業界大手同士の特許権侵害訴訟で、既に越後製菓vsサトウ食品の“切り餅訴訟”が世を…

歴史は繰り返す〜「法学部不人気」の報道に接して

ここ数年、景気の良い話をあまり聞かない「法曹」業界。 特に、供給される「ヒト」をめぐる問題は、現場レベルでも相当深刻なようで、司法試験受験者や法科大学院進学者だけでなく、その主たる供給源であるはずの「法学部を目指す学生」自体が減ってしまって…

日本の高校サッカーもここまで来たか・・・と思えた熱戦。

改修工事の余波で“聖地・国立”を失ったものの、新たに埼玉スタジアムをメインの舞台に据えて行われた第93回全国高校サッカー選手権。 前評判の高いチームが順当に勝ち上がった上に、地元の関東勢が準決勝までに3チーム(流経大柏、日大藤沢、前橋育英)勝ち…

“真打ち”的評釈、再び〜自炊代行訴訟控訴審判決をめぐって

一昨年に出された「自炊代行訴訟」の第一審判決をめぐって、北大の田村善之教授が書かれた評釈を紹介したのは、ちょうど1年ほど前のことであった*1。自炊代行業者=複製主体、という認定の下、ばっさりと業者側の請求を退けた地裁判決に対して、 「利用行為…

職務発明訴訟における証拠の偏在にどう対処すべきなのか?

かねてから当ブログで取り上げている「職務発明」をめぐる問題であるが、今般、法改正を主張している人々の中には、「相当の対価」算定の困難さ、という法解釈上の問題に加えて、 「職務発明をめぐって訴訟になると、発明者の特定から、特許の有効性・権利範…

「アナウンサー内定取消」事件の報道に感じた時代の変化。

アナウンサー採用が内定していたにもかかわらず、「クラブでのアルバイト経験」を理由に内定を取り消された大学4年生の女性が、入社するはずだった日本テレビを相手取り、訴訟を提起した、という事件が初めて大々的に報じられたのは、去年の、秋も深まった時…

名実ともに歴代の名馬と肩を並べた幸せな結末。

年が明けて、既に開幕週のレースを終えていても、まだ昨年の有馬記念の余韻が残っている中央競馬界。そして、毎年恒例のJRA賞の発表が行われた。 「昨年度、中央競馬で活躍した人馬を表彰する日本中央競馬会(JRA)のJRA選考委員会が6日、東京都内で開かれ、…

また一つ、残せた足跡 〜通算600万ページビュー到達。

前回の区切り*1から、約1年4か月。この1年ほど、記事の更新が停滞していたこともあって、前回や、その前の区切りを通過した時と比べると、少し時間はかかってしまったが、それでも何とか「600万PV」という大台に辿り着くことができた。ブログを開設してから…

帰ってきてくれて、ありがとう。

昨年の暮れ、メジャーリーグで盤石の地位を築いていた黒田博樹投手が、あの、広島カープに復帰する、というニュースを目にして、良い話だなぁ、そして、育った環境への“愛”というのは、かくも大きな選択をさせるものなのだなぁ、と感心したものだが、その裏…

進み過ぎた「戦略」の紹介が恨めしく思えるとき。

あっという間に、新年休みも終わり、仕事始めとなった月曜日。 そんな中、日経紙も今年最初の月曜法務面、ということで、何が取り上げられるかなぁ・・・と思って開いてみたら、いきなり「知財戦略」の話だった*1。どちらかと言えば“当たり外れ”が大きい、と…

箱根路を制圧した「深緑」の革命。

毎年、各大学が色とりどりのユニフォームと襷で長丁場を盛り上げる箱根駅伝。自分が見始めた頃は、大東文化の黄緑や、順天堂の青、早稲田のエンジ、といった色が駅伝を象徴するカラーだったし、その後は、山梨学院大や神奈川大、東海大といったブルー系*1、…

「大合議判決再読」特集のインパクト

2015年の「ジュリスト」誌で、新年第1号を飾ったのが、「知財高裁大合議再読」という特集である。 3年前に装丁等を大幅にリニューアルして以降*1、それまでとは一味違う特集企画を徐々に増やして、いわゆる“伝統的読者層”以外にも訴求していこう、という野心…

節目の年の始まりに。

ここ数年、盆も暮れも年度末もあまり関係なく仕事をしているから、なのかもしれないが、歳を重ねるたびに、新しい年を迎えることへの感慨が薄れてきているような気がして、新年のエントリーも完全に出遅れてしまった(苦笑)。周りを見回すと、しっかりとし…

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