2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年5月のまとめ

GWで始まり、気が付けば夏を感じさせるスコールと押し寄せる暑さの中、一カ月が終わった。未だ新規感染者数の数字は決して小さいものではないものの、日常では「新型コロナ」はもう過去のものになりつつあるようで、外に出れば、道を歩く人々の数も日が経つ…

これぞ信念。

今月、日経紙で「私の履歴書」を書かれていたのは、マンガ家の里中満智子氏だった。自分にとって、これまでは、里中氏の書かれた漫画それ自体の印象よりも、「里中氏がマンガ家を代表して文化審議会著作権分科会の委員として活躍されていた」ということの印…

レジェンドは時空を超えた。

ついこの前、2022年の中央競馬のカレンダーが始まったくらいの感覚だったなのに、気付けばもう「日本ダービー」の週だった。ここ最近のGⅠの例に違わず、今回も「混戦、混戦、本命不在・・・」という声はあちこちで飛び交っていたが、ある意味予想するのはオ…

最高裁が示した矜持。

地裁、高裁で立て続けに違憲判断が出され、大法廷回付までされていた事件だけに、おそらくこういう結論になるのだろう、と思ってはいたが、実際に示された結論は想像以上にインパクトのあるものだった。 「在外邦人の有権者が最高裁裁判官の国民審査に投票で…

「乗り替わり」のドラマ。

レース前から「混戦、混戦」と念仏のようなフレーズが飛び交っていた今年のオークス。現・3歳牝馬陣に関しては、元々、抜けた存在の馬がいなかったうえに、一冠目の桜花賞でそれまで実力上位と思われた人気馬たちを差し置いて、重賞未勝利のスターズオンアー…

民事訴訟法改正のささやかな余波。

「民事裁判手続IT化」を旗印に進められてきた民事訴訟法の改正が、国会での改正法の可決成立により一つの節目を迎えた。 「民事裁判をデジタル化する改正民事訴訟法が18日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。訴状の提出から口頭弁論、裁判記…

白馬の伝説はまだ続く。

よく言われることだが、競馬の世界で英雄視されるパターンは2つ。一つは、マルゼンスキーからディープインパクト、最近ではアーモンドアイに至るまで、圧倒的な強さで勝ち続けて伝説になるパターン。もう一つは、強さを見せつつも、ケガによる頓挫あり、一…

「対前年比」の罠。

緊急事態宣言も、まん延防止もなかった今年のゴールデンウィークは、久々にどこに行っても結構な人出だった。個人的なことを言えば、コロナ前なら、GWで長めに休みを取れる時はさっさと国外に逃亡していたし、そうでなければ、あえてどこに行くにも高くつく…

大外枠から生まれたドラマ。

日曜日の朝は、いきなり海の向こうのダービーの話題から始まった。いかにUAEダービーの勝ち馬だからと言っても、日本から渡って簡単に勝てるレースではないよな・・・と思っていたから、クラウンプライドの惨敗*1は想定の範囲内。だが、勝ち馬が、前日の”繰…

省かれたディテールにも意味はある。

何となく”平時”に戻ったムードも強かった今年のGWだったが、後半の三連休最後の日に紙面に掲載された海外発のオピニオン記事を読んで、つかの間の享楽ムードも一気に吹っ飛んでしまった。www.nikkei.comコメンテーターは米シカゴ大学教授のラグラム・ラジャ…

映し鏡。

ここ数年は動静が伝えられるような機会が格段に減っていたとはいえ、それでも時々は、Number誌に田村修一氏が書かれるインタビュー記事等を通じて、含蓄に富む数々のコメントに接するのを楽しみにしていたから、これでもうそんな知的興奮を味わえなくなる、…

試される知財部。

昨年のコーポレートガバナンス・コード改訂と、それを受けた極めて”局地的な”盛り上がりに対しては、当時このブログにも記したとおり、自分は一貫して懐疑的な目を向け続けている。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comそんな中、皆忘れかけた頃に燃料を投下し…

「8枠」が演出した波乱なき天皇賞・春。

レースが始まる前、「何でこの馬が2番人気なんだろうか?」と不思議で仕方がなかった。そして、今年の第165回天皇賞(春)のゲートが開いてからの約3分16秒は、そんな違和感を裏付けるに十分な「独壇場」だった。今どき「3200m」のGⅠ。同格のレースでこのレ…

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