2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2014年9月のまとめ

9月に入ってから、何度か土日以外の祝日が入ったこともあり、比較的、仕事以外に回せる時間を創ることができた。 おかげで、トータルアクセスは8か月ぶりに30,000件を越えて、34,000件弱、ユニークユーザーも24,000人弱。もちろん、「余裕がある」といえるほ…

克明に描かれた「企業の弁護士採用動向」の今。

月末のささやかな楽しみになっている、“Business Law Journal”誌の最新号を今月も入手した。BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2014年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: レクシスネクシス・ジャパン発売日: 2014/09/20メディア: 雑誌この商品を…

話題作の中に現れた“弁護士像”が示す、法曹と世間との距離。

秋の夜長に・・・ということでは必ずしもないのだが、最近、ちょっと仕事が落ち着いていることもあって、これまで積読にしていた、いくつかの本に目を通している。そんな中、普通に読むつもりだった文芸書の中に、格好のネタを見つけてしまったので、とりあ…

民事訴訟実務を知るための必読書

買い集めていた本の中に、「民事訴訟」に関する書籍(かつ去年から今年にかけて、比較的近い時期に出版されたもの)がたまたま複数あったので、夏くらいから読み比べてみていた。書籍のコンセプトや想定されている読者層は様々であるが、いずれも、「訴訟」…

「維新の会」商標をめぐる紛争と商標法4条1項6号該当性の判断基準時をめぐる論争

かつて、「維新」の旗印を掲げて大阪エリアを席巻し、あわや政権の座まで伺う勢いだった政治団体が存在した。 正確に言えば、まだ大阪ではそれなりの支持を得ているようだし、中央政党としても、まだ「日本維新の会」は辛うじて存続しているようだから、“過…

もう一度、鞍上で輝く姿が見たかった。

凄く残念、ただただ残念、というほかないニュース。 「日本中央競馬会(JRA)の佐藤哲三騎手(44、栗東・フリー)は16日、大阪市内で記者会見を開き、10月12日付で現役を引退すると表明した。同騎手は2012年11月24日の京都競馬で落馬。右大腿骨骨幹部骨折、…

「知財実務」の真の姿はここにある〜期待を裏切らなかった「セオリー」シリーズ。

レクシス・ネクシスジャパン社から出版された「企業法務のセオリー」という本を読んで、感動をそのままにエントリーを書いたのは、去年のGWだった*1。 そして、シリーズとしては、(おそらく)第2弾となるであろう、↓の本を、定期的に立ち寄る某書店の知財…

「課徴金」導入のもっと前に迫りくる脅威〜景表法改正をめぐって

昨年の“偽装表示”問題以降、一気に見直しの機運が高まり、今年に入ってからは不当表示等に対する「課徴金」導入も視野に入ってきている景品表示法。 このブログでも、何度か紹介してきているところであり*1、我らが日経新聞でも、ほぼ定期的(?)に、そして…

東電の不思議な対応。

福島原発事故から、ちょうど3年半くらい過ぎた頃、夕刊にひっそりと掲載されたニュースがある。 「東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、福島県大熊町の双葉病院に入院していた女性患者(当時83)が適切なケアを受けられず、避難先で死亡したとして、遺…

捲土重来を期す人にも、企業の実務家にもお勧めのシリーズ第2弾。

北大の田村善之教授が、若手の実務家と共著で「新司法試験対策本」として世に出された「ロジスティクス知的財産法」シリーズ。 2年前に世に出された「特許法」*1に続き、今年の春には第2弾として、「著作権法」も公刊されている。ロジスティクス知的財産法…

「アギーレ・ジャパン」のこれから。

極めて残念な結末を迎えたW杯の終戦からはや3ヶ月近く経ち、ハビエル・アギーレ新監督を迎えて新たな船出となった、サッカー日本代表。ちょうどNumber誌上でも「新監督に贈る日本サッカー再生計画。」と銘打った特集とともに、新監督の詳細なプロフィールや…

予定調和的な「合格者減」と、その先にあるより深刻な問題。

合格発表のシーズンを迎えるたびに、「問題点の指摘」が紙面を飾るようになってしまった悲しき「(新)司法試験」。 そして、今年も「合格239人減」と「合格率大幅低下」という結果だけが強調される状況になってしまった。 「法務省は9日、2014年の司法試験…

24歳のブレイクスルーには、まだ続きがある。

今シーズン最後の四大大会で、4時間超の熱戦の末、シード上位のラオニッチ、ワウリンカ、といった強豪選手たちを次々と倒し、日本人としては約1世紀ぶりのベスト4に進出。 そして、準決勝で、あのジョコビッチ選手を圧倒し、日本人のみならずアジア人として…

「規約」の著作権侵害が認められてしまった驚くべき事例。

「著作権法」を勉強し始めると、一番最初の「著作物性」の章に必ず出てきて、法務系の人間に大きなインパクトを与えるのが、 「『契約書』は著作権では保護されない」 というくだりである。中山信弘東大名誉教授の『著作権法』(有斐閣、2007年)においても…

産業界の「方針大転換」の行く末〜職務発明制度見直しはどこに向かうのか。

かねてから、当ブログで、「そもそも、なぜ法改正が必要なのか?」ということを問いかけてきた、特許法35条(職務発明に関する規定)の改正をめぐる問題が、いよいよ議論の最終章に突入しようとしているようである。 「特許庁は企業の従業員が発明した特許に…

「地図」が塗り替わるきっかけになるかもしれないニュース。

内閣改造の話題が世の中をにぎわす中、突如として日経朝刊の1面に、「ビジネス裁判所」なる見慣れない見出しが躍った。 「最高裁は2021年をメドに、知的財産や破産などビジネスに関連した訴訟を専門に扱う裁判所庁舎を東京都内に新設する。東京・霞が関にあ…

夕張の救世主は救われた。〜「melonkuma」商標権侵害訴訟

「メロン熊」(メロンクマ)といえば、財政破綻の危機に瀕した夕張を体を張って支える(?)ユルくないキャラクター・・・であり、“知る人ぞ知る”存在だと言えるだろう。どんなものか見たことない、という方がいらっしゃれば、↓の生々しいサイトをご覧いただ…

出戻りだって、いいじゃないか。

欧州に渡ったフットボーラ―の中でも「最大の成功者」の一人だったはずが、2013-2014シーズン、マンチェスターの地でまさかの苦しい立場に追い込まれてしまった香川真司選手。 W杯での不振と合わせて、見守る多くの日本人を心配させていたところだったのだが…

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