2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2011年4月のまとめ

3月から続いていた震災対応に加え、普通の仕事もいつの間にか戻ってきて、飛ぶように日が過ぎていった4月。 おかげで、ブログの更新はおろか、メールのチェックすらままならない状態が続いていた。ようやく連休期間に突入して、一息つければ・・・と思ってい…

言ってはいけないことがある。

東電の「原発事故をめぐる対応」は、実に残念なことに、巷にあふれる“コンプライアンス芸人”の方々が、今後10年美味しいネタとして使えるような、反面教師的題材になってしまっている。大地震直後の初期対応が適切だったのかどうか、ということについては、…

“白・緑一本輪”が消える日。

ここのところ明るいニュースが少ない競馬界に、また寂しいニュースが一つ。 「1986年に牝馬3冠を達成したメジロラモーヌや、97年のオークスを含めG1級5勝のメジロドーベルを生産したメジロ牧場(北海道洞爺湖町)が、経営不振から5月に解散することが27日、…

改められなかった過ち。

“時代の寵児”的な地位から一瞬にして突き落とされ、刑事被告人の身となって、地裁、高裁で実刑判決を受け続けていた堀江貴文氏。控訴審でも実刑判決が維持された時点で、厳しい結果になることは十分予想されていたのであるが、結局、残念な審判(というか、…

連休前のラストスパート

いろいろ書きたいネタはたまってきている(特にBLJの最新号の感想は、旬が過ぎる前に書きたい・・・)のだけれど、GWが始まる前の最後のスパート期間・・・として、突っ走っている真っただ中だけに、頭を整理して何かを書き残す余裕がなかなか生まれてこない…

裏目に出そうな「WIN5」

長らく場外で馬券すら買うことができなかった関東の競馬ファンにとって、待ちに待った“東京開催”が始まった。本来の中山ではなく、府中に舞台を移して行われた皐月賞は*1、オルフェーヴルがゴール前でいい脚を使って豪快な勝ち方を見せ、父・ステイゴールド…

「企業財務会計士」導入見送り

公認会計士の“就職浪人対策”として、一部で導入が期待されていた「企業財務会計士」制度が、「審議中に法案から削除される」という異例の展開を経てお蔵入りすることになった。元々企業側の人材ストックが厚く、「(監査証明権限という)特権を持たない専門…

原発賠償の新しい展開。

最初に「一律100万円」という話題が出てきた時に、もしかしたら・・・と思ってはいたのだが、予想以上の展開になりそうだ。日経紙に掲載された、原子力損害賠償審査会・能見善久会長(学習院大教授)の単独インタビューより*1。 「99年の事故は3日で終わった…

春眠暁を…

そんなにポカポカ陽気というわけでもないのだけれど、外に人の話を聞きに行って、ついウトウトしてしまうと、 「春だなぁ…」 と思う(謎)。周りを見回してもほぼ同様。決して、講師の話がつまらないから…という理由ではないはずなんだけど。まぁ、春だから…

暑い夏こそ、フロンティアへ!〜北大サマーセミナー

今年は単に「暑い」、と言っているだけでは済みそうもない東京の夏。 暑苦しい人間に囲まれた上に、日々テレビで会社で節電、節電と連呼されれば、少々暑さに強い人間でもストレスが貯まるのは間違いない。だが、日本には、関東流の蒸し暑さとは無縁な夏を過…

原賠法をめぐる議論の混乱を憂う(下)

本当は2回で完結させるつもりだったのだが、予想以上に長文化してしまったので、前々編(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20110414/1302933056)・前編(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20110415/1303037424)に続き、もう少し書き残しておくことにする。…

原賠法をめぐる議論の混乱を憂う(中)

前編(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20110414/1302933056)に続き、今回の原発事故に伴う原賠法に基づく賠償をめぐる課題について、引き続き考えてみることにする。 誰が「賠償額」を決めるのか? 原発の事故から1ヶ月が経過したこの時点で、「原子力損…

原賠法をめぐる議論の混乱を憂う(上)

先月の終わり頃、「原賠法をめぐる議論を有益なものとするために。」というタイトルで軽く記事を書いていたのだが*1、それから2週間ちょっと経った今になっても、議論は落ち着くどころか、余計に混迷を深めているように思えてならない。自分自身、震災後間も…

一転、南米へ

数日前に取り上げたばかりの、「日本代表南米選手権参加問題」だが*1、小倉純二会長が日本に帰国して以降状況は一転、Jリーグが条件付きながら代表選手の参加を承認するに至った。 「サッカーJリーグは12日、J1実行委員会を開き、7月にアルゼンチンで開…

動き出した「原発賠償」問題

大震災からちょうど1ヶ月経った今日になっても未だ大きめの余震は続いているし、原発の方も完全に安心できる状況にはなっていない。だが、そうはいっても、動かすべきものは動かさないといけないだろう・・・ということなのか、あまり注目されないうちに、ひ…

こんな時だからこそ“世界”を優先してほしい。

リーグ再開前に迷走しそうな気配を見せている、サッカー日本代表の「南米選手権」派遣問題。Jリーグが中断再開を遅らせる代わりに、「7月に日程を組み込む」というニュースを聞いた時点で、こういう話が出てくるんだろうなぁ・・・ということは覚悟していた…

公取委の微妙なQ&A

数日前、本ブログで取り上げていた「輪番操業が独占禁止法違反になるか?」という問題に対し*1、公正取引委員会が一つの見解を示した。 「公正取引委員会の山本和史事務総長は6日の記者会見で、産業界が夏の電力不足に対応し、業界ごとに操業日をずらす「輪…

取るのは簡単。とはいえ・・・

本人にとっても元所属していた会社にとっても、そして、「依頼主」と疑われる会社にとっても、不名誉なことこの上ない、そんなニュース。 「弁理士の資格がないのに、報酬を受け取って商標登録の出願書類を作成していたとして、神奈川県警戸塚署が、横浜市戸…

輪番操業は「カルテル」なのか?

震災と原発事故の影響で、夏場の電力不足が懸念される今日この頃。 そんな中、日経紙の1面に「節電促進へ規制緩和」という見出しの記事が掲載された。中身は「企業が節電策を実施しやすいよう競争、環境、労働に関する規制を特例的に緩和する調整に入った」…

オシムの言葉。

震災後の(日数にしてみれば)僅かな間に、六本木で風切って歩いていた外資系企業のセレブから単純労働者まで、多くの外国人がこの国から姿を消した。海の外に行けば、今我が国で起きている出来事を嘲笑の対象にしているようなメディアも多々ある、と聞く。…

「震災法務」特需の皮切り?

先週あたりから、会社に舞い込む弁護士の講演、セミナーの案内に 「震災となんたら」 とか、 「震災後のなんたら」 といったタイトルのものが激増するようになった。中には、「クライシス・マネジメントの第一人者」なる大仰な肩書とともに講師が紹介されて…

ちょっとずつでも。

月が変わった初日。前日までは大して期待していなかったのだが、このタイミングで、震災以降、変則的なダイヤで運行していた朝夕の電車が正常運行に戻ったり、ずっと明かりを消していた夜の繁華街にささやかな明かりが戻ったり、と、東京の街も一気に命を取…

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