2018-01-01から1年間の記事一覧

遂に原点回帰へ。

今年も新司法試験の結果が出た。 去年の傾向から十分想像はできたことだけど、時代のスピードはより増している、そんな感じの結果。 出願者数 5,811名(前年比 905名減) 受験者数 5,238名(前年比 729名減) 合格者数 1,525名(前年比 18名減) 依然として…

国籍なんてどうでもいい。

錦織圭選手の久々の快進撃と、その陰に隠れつつ遂に「確変」を起こした大坂なおみ選手の大ブレイクで、いつになく日本のメディアもヒートアップした今年のテニス・全米オープン。勝ち上がっている間は、「よりによってWOWOWの独占生中継の大会でこんなことに…

試されているのは「被災地」だけではない。

ここ数年、全国各地で自然災害のニュースを目にしない年はないのだが、そんな中でもこの1週間はちょっと特別すぎた。台風21号直撃で関西国際空港が“水没”、そして、その続報を追いかける間もなく、6日未明には北海道を震度7の強烈な地震が襲い全道大停電と…

120分の死闘と、ホッとした結末。

東京2020を控えて、日本選手団にいつになく力が入っていた2018アジア大会。 序盤の競泳で、池江選手を筆頭に金メダル祭りで幕を開け、折り返していつもならペースダウンする後半の陸上競技に入っても男子マラソンの金メダルを皮切りに、●●年ぶり、の見出しが…

2018年8月のまとめ

もはや「死語」どころが完全に絶滅した「プレミアムフライデー」が月の終わりに来て、そのまま慌ただしい週末を過ごしていたこともあってだいぶ遅くなってしまったが、ようやく月締め、である。今月は公約どおり、というか、今年に入ってからのこれまでのオ…

今こそ止める時。止めなければいけない時。

最近、自民党の総裁選をめぐるさや当てが面白くて仕方ない。石破茂・元幹事長陣営が掲げた「正直、公正」というキャッチフレーズ。 権力の頂点に立とうとする人のメッセージとしては、何ら不思議ではない、むしろ、当たり前過ぎるくらいのこの一言に、なぜか…

いつか「女性騎手」という見出しが消える日が来ることを心から願う。

週末、土曜日の新潟競馬場で、遂にその日は来た。 「中央競馬唯一の女性騎手、藤田菜七子(21、美浦・根本康広厩舎)が、25日の新潟競馬12レースをセイウンリリシイで勝ち、中央の通算勝利を35として、増沢由貴子(旧姓牧原=現調教助手)が持つ女性最多勝記…

「携帯電話料金4割下げ余地」発言に思うこと。

現政権で長く今の地位にいる某官房長官が、講演で携帯電話利用料について「今よりも4割程度下げる余地がある」と発言した、というニュースが22日に報道されて、またか・・・という思いに駆られた人も多かったことだろう。元々、この業界、「2年/4年縛り」…

バックネット裏の思惑を打ち砕いた痛快な春夏連覇。

第100回の記念大会、という触れ込みで、これまで以上に取り巻く大人たちの肩に力が入っていた今年の夏の高校野球。いつも思うことだけど、「負けたら終わり」という一発勝負のトーナメント方式、かつ、事実上、高校生活最後となる大会で“後先考えない”アマチ…

復活の狼煙と立ちはだかる「世代の壁」

ついこの前始まったと思った夏競馬も、あっという間に終盤に差し掛かりつつある。この時期になると、「夏競馬」と言っても、下級条件戦(3歳馬の場合)からオープンクラスのレースまで、実質的には秋のG1シリーズに向けた前哨戦、という意味合いが強くなる…

つかの間、ゆっくりと時が流れ・・・。

一年12カ月の中では、一番ゆったりと時が流れている気がする8月。 自分も含めて、皆が代わる代わる休暇に入っている感じで、人が揃わないから仕事のペースも何となくのんびりムードになる。もちろん、ここで仕事が足踏みしたツケを秋以降に払うことになるの…

懲りない特許庁の「意匠制度見直し」への執念。

5月末に「有識者研究会の報告書」なるものに接して、本ブログでもかなり痛烈な批判をしたつもりだったのだが*1、当事者はまだまだ本気でこの施策を進めるつもりらしい。 「特許庁が2019年の通常国会への提出を目指す意匠法改正案の全容が分かった。保護期間…

2018年7月のまとめ

先月に比べると、多少はマシになったものの、暑さにへたる暇もないような状況は相変わらず続いているわけで、そんな中、厚生労働省が「管理職の労働時間義務付け」などという愚策を検討している*1、という報道に接して、大丈夫かいこの国は・・・と心の底か…

必要なのは、発想の転換。

今年は早々と「猛暑」が日本列島を覆い、まだ7月だというのに一部の地域は豪雨にさらされ、遂には「東から西へ」という常識外れの台風まで本土に上陸した。そんなわけで、新聞を開けば「異常気象」という言葉が目に飛び込んでくるわけだが・・・確かに、今年…

「グッドルーザー」と称えるには惜しすぎた。

日本時間、7月16日午前0時から行われたW杯決勝。 延長戦そしてその先のPK戦まで見据えて準備万端で臨んでいたのだが、勝利祝いのシャンパンはもちろん、それまでのつなぎのつもりで用意した酒すら飲み切れないまま、あっけなく90分で終わってしまった。14日…

必然の頂上対決

先ほど、ベルギーとイングランドの3位決定戦が順当にベルギーの勝利、という結果で終わり*1、約1カ月にわたったロシアW杯も残すは決勝戦、フランス対クロアチアのカードのみ、ということになった。グループリーグでドイツが韓国に敗れて大会を去ったことに象…

祝800万ページビュー。

前回の節目*1から約1年11カ月で、また一つ大台を超えた。 以前に比べると、ゆったりとした歩みになってしまっていて、ベテランに差し掛かったプロ野球選手の「2000本」を目指す道のりとか、はたまた武豊騎手の「節目」更新の道のりなどを何となく思い浮かべ…

「平成」の時代とともに葬り去られた事件史。

金曜日、突如として飛び込んできた「麻原彰晃の死刑執行」のニュース*1。 そして、今朝の朝刊を見て、この執行が、元教祖だけでなく当時、新聞、雑誌等で名前を見かけない日がなかった元教団幹部たち6名に対しても同時に行われたことを知った。 「法務省は6…

夢から醒めた後に残るもの。

午前3時前からテレビにかじりつき、防戦一方の展開に「1点取られたら寝るぞ」と心に決めていたのに、後半早々、立て続けに決まったゴールに酔いしれ、ひとしきりあり得ない妄想すら抱いた後に本物の欧州サッカーのクオリティを見せつけられ、それでも体を張…

称えられるべき結果と、顧みられるべき伏線と。

日本代表のW杯グループH最終戦、ポーランド戦での“負け逃げ”を見て、このモヤモヤした気分をどう表現しようか・・・と悩んでいる間に、あっという間に日は流れ、とうとうノックアウトステージ突入。しかも最初の試合からW杯の歴史を塗り替えるような壮絶なゲ…

2018年6月のまとめ

ここ数か月、限界への挑戦が続いている。 世の中的には「働き方改革法案」なるものが成立し、“やれ改革だ、効率化だ”と叫ぶ輩も未だあちこちで闊歩しているようなのだが、そんな動きを嘲笑うかのような日々を繰り返した結果、今月は月間300時間まであと一歩…

流れゆく時と一瞬の歓喜と。

始まってすぐの頃は、一試合一試合をダイジェストでじっくり振り返れるくらいの余裕があるのに、2カード目に入ったあたりから急に試合消化のペースが速くなったような気がして、あっという間にグループリーグ最後のカードを迎えてしまう、というのが、ワール…

本命なき混戦の末に。

ファン投票では堂々の1位、当日のオッズでも1番人気に押し上げられたものの、長らく輝きを失ったままのサトノダイヤモンドでは、到底G1の舞台の主役にはなれない。それ以外の投票上位馬が軒並み出走を回避、数少ない出走馬も近走では実績を残していないサト…

決断しないことがもたらす危機。

今年に入って、大規模な海賊版サイトの摘発があったことを契機に、悪質なサイトへの「サイトブロッキング」をめぐる議論が一気に盛り上がっている。遂に、政府も知的財産戦略本部にタスクフォースを立ち上げ、法制化に向けた議論を開始するようなのだが・・…

”サランスクの奇跡”と22年前のデジャブーと。

ロシアW杯、サランスクのモルドヴィア・アレーナで行われたグループHの初戦、日本対コロンビア戦で起きた歴史的なジャイアント・キリング。4月の監督交代を支持して声援を送っていた人々はもちろん、自分も含め、"新生西野ジャパン”にシニカルな目を向けてい…

再びやってきた蹴球熱とともに。

数日前のエントリーでも書いたように、始まるまでは何となく引き気味で見ていたロシアW杯だが、始まってみたらまぁ面白いのなんの。この4年間の間だけでも世界中でフットボールは進化している、それは頭の中では分かっていたことだけど、実際、各グループの…

これぞ終わりの始まり、だが、その中で見せたレジェンドの意地。

以前、このブログで2年続けてAKBの総選挙に触れたことがあるのだが、気が付くともう5年前。 既にその頃から、“マンネリ化”を指摘されていたイベントではあったのだが、それでもキャラの強い面々が際立つ個性を発揮していたり*1、その翌年にダークホース・指…

いつの間にか始まった大会、が、記憶に残る大会になるように。

4年に一度のフットボールの祭典がロシアで開幕した。自分は元々「三度の飯よりフットボールが好き」というタイプの人間だから、四半世紀以上前からW杯となれば、開幕が待ち遠しくて仕方なかったし、ここ最近の大会では、どんなに仕事が張っていようが*1、試…

自ら堀った墓穴〜Airbnb大量キャンセル問題をめぐって

民泊新法の施行が目前に迫る中、今月に入ってから民泊をめぐるニュースが俄然躍り出すようになった。 「一般住宅に旅行者を有料で泊める民泊の仲介世界最大手、米エアビーアンドビーが許認可などがない日本国内の施設の掲載をやめたことが4日、分かった。エ…

「非正規格差」訴訟がもたらす日本の雇用の未来

ここ数年、人事労務業界に大きな話題を振りまいてきた「非正規格差」訴訟で、先週、遂に最高裁が労働契約法20条に関する解釈、判断を示した。 「正社員と非正規社員の待遇格差を巡る2件の訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)は1日、定…

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