2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年4月のまとめ

3月から4月というのは、肌寒さと温かさが入り混じる季節で、しかも慌ただしく様々なことが起きる、という意味でも記憶に残ることが多い時期。特に一昨年、昨年といろいろあっての今年だったから、1年前を振り返って「この季節が来たか・・・」と苦々しい思い…

前向きな話に水を差すつもりはないのだけれど ~改正著作権法35条の施行を受けて。

平成30年著作権法改正で導入され、「授業目的公衆送信補償金制度」と題された改正著作権法35条の規定が、当初の予定より早く、昨日、2020年4月28日に施行された。 www.bunka.go.jpこのニュース自体は、コロナウイルス感染拡大の影響が深刻になり始めた先月か…

微かに見えてきた光と、このまま変わってほしくないもの。

週が変わって月曜日。今日も先週からの流れそのままに、決算発表延期の適時開示に埋め尽くされた一日だった。ざっと手元で数えたところで65社くらい。5月の連休明けに予定していたスケジュールを1週間、2週間延ばす、という会社が多いのだが、中には今日、明…

荒れた空気の中の人生交差点。

祈りはまだ通じているのか、舞台を中山から東京へ、阪神から京都へと移し、今週も中央競馬の開催は継続された。同じ「無観客」仲間(?)、大相撲の世界でも既に感染事例が判明し、夏場所の開催が危ぶまれている状況になってしまっているのだが、競馬の世界…

あれから1年、「プラットフォーム規制」の現在の到達点。

最近はこのブログも、もっぱらコロナの話題一色になってしまっているのだが、そうはいっても自分の中では一つの節目の日だったので、1年前に何を書いていたかな?と思って見返したら、そういえば以下のような記事だった。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comあ…

ギリギリの限界線で。

ここのところ流れてくる政府や主要自治体の動きを見ていると、「焦ってるな」という印象を強く受ける。昨日の「スーパーマーケットでの『密』防止策」や、「休業要請に応じない事業者名の公表」といった話に始まって、今日にいたっては「12連休の呼びかけ」…

「3か月以内」に向けた攻防の行方。

昨日のエントリーで取り上げた「決算発表延期」の件、今日も20社を超える会社がリリースを出している。で、これに関連して今日の朝刊に載っていたのは以下のような記事。 「東京証券取引所が上場企業に対し、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を早期に…

今終わらせるのが吉か、それとも・・・

とうとう世界感染者数では250万人突破、国内だけでも10,000人を軽く超えてまだまだ収束の兆しすら見えない新型コロナウイルス禍。そして言論の世界(?)では相変わらず「感染拡大阻止のためなら何でもやれ」派と、「経済を守れ」派が、飽きもせず不毛な論争…

歴史に残る名勝負の幕開け

毎週ハラハラさせられながらも、土曜日、ラジオを付けていつも通りの実況が流れてくるとホッとする。ここのところずっと、そんな週末を繰り返している。何といっても今週末の最大のトピックは、オーストラリアからダミアン・レーン騎手が再来日して騎乗を開…

節目の「1000号」と「1001号」が蘇らせてくれた記憶。

ここのところ週末までそれなりに仕事を入れていたこともあって、なかなか落ち着いて読む気分にもなれていなかったのだが、ようやく目を通すことができたNumber誌の節目の記念号。Number(ナンバー)1000「創刊1000号記念特集 ナンバー1の条件。」 (Sports Grap…

こんな時になんで? なのか、それともこんな時だからこそ、なのか。

昨日の緊急事態宣言の全都道府県への拡大、そして「一律10万円」の発表を受けた夕方の安倍総理の会見で終わった一週間だった。今朝の日経紙などを見ると、政府の一連の施策に対してはかなり厳しい指摘がなされているのだが、自分は少なくとも”節目節目の判断…

不合理なルールに縛られるな、という話。

先週の「緊急事態宣言」から1週間経ち、首都圏では、いわゆる「テレワーク」によるオペレーションが所定になった会社もかなり増えたのではないかと思う。早いところでは3月中から、動きが鈍かった会社でも4月に入ってからはさすがに、ということで、それまで…

風雲急。最後の山は動くのか?

緊急事態宣言が出されてからちょうど1週間。公表されている人の流れの数字*1だけ見ると、まだまだ、という印象もあるのだが、実感としては都会の中心部は「すっかりひと気がなくなった」という印象で、普通に歩いている限り「接触」の機会を探す方が難しい*2…

緊急事態宣言下の桜。

世の中は「緊急事態宣言」が出た。そして、これまで淡々と「無観客」のミッションをこなしてきた運営団体の中でも感染者は日に日に増え、遂には厩舎関係者の感染疑いまで浮上するに至った。だから自分はあきらめていた。今週末はもう無理だろう、と。だが、…

そこにあるのは、「本当に必要なことをピンポイントで訴えかけられない切なさ」かもしれない。

「緊急事態宣言」後、初めての週末。ニュースでは、やれどこが閑散としていて、やれどこの人出が多かった等々の話題も出ていたが、多少のレベルの違いはあれど「人の数が減っている」ことに違いはない。中には「ずっと家にこもって一歩も外に出ないことが正…

今日のCOVID-19あれこれ~2020年4月9日版

緊急事態宣言の効力が発生してから2日目。既に「休業要請」を遅らせたのはけしからんだの何だの、という泥仕合的な話が飛び交っているようだが、その決着を待つまでもなく、街中の飲食店は軒並み店じまいし、一見関係なさそうな雑貨店や文具店に至るまでシャ…

緊急事態宣言下の「株主総会2020・春」シーズンの幕開け。

一連の「新型コロナウイルス感染症」が問題になり始めて以来、「株主総会」の実務に関わる人々にとっては災難な日々が続いている。3月の定時株主総会で起きたあれこれについては、既にこのブログでも取り上げてきたし*1、その過程で出てきた解釈は、今月に入…

初めての「緊急事態宣言」と交錯する思惑と。

遂に、2020年4月7日の夕方、新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条に基づく「緊急事態宣言」が、この国で初めて発令された。昨日からアドバルーンを打ち上げ続け、昨日の夕刊、今朝の朝刊、今朝の夕刊、そして、一日中ニュースをジャックした末に、明日…

ここからが本当の始まり。

ある特定の立場の人々にとっては「ようやく」、別の立場の人々にとっては「遂に来てしまった」という評価になるであろう「緊急事態宣言」が、遂に発令の時を迎えようとしている。このニュースが流れるのと時を同じくして、これまで非常に動きが鈍かった団体…

ここまで続いているドラマが、最後まで途切れないように。

恐れていた「関係者の感染」が遂に現実のものとなってしまった今週の競馬界。週末の開催自体は予定どおり行われたが、前の週で当該職員と同じ部屋(阪神競馬場の調整ルーム)にいた藤懸貴志、川須栄彦、岩崎翼の3騎手は不運にも乗り替わりの憂き目に。さすが…

遂に出た「司法判断」~色彩商標制度創設から5年、初めての審決取消訴訟判決に接して

平成27年4月1日、商標法の世界に鳴り物入りで導入された「新しいタイプの商標」制度。特に色彩商標に関しては、「欧米に追い付く画期的な新制度」ということで、当時の特許庁の鼻息も随分荒かった*1。しかし、蓋を開けてみれば、想定を超える出願数に追いつ…

今日のCOVID-19あれこれ~2020年4月3日版

日々刻々と増えていく感染判明者数が、今日初めて300人を超えた。街中の光景を断片的に切り取れば、それまでと変わらないような他愛ない日常は各所にまだ存在しているが、ちょっと前までは「小さな日常の巨大な集合」で構成されていた都心部においてすら、そ…

今日のCOVID-19あれこれ~2020年4月2日版

月の区切り、かつ、ついでに年度まで変わった昨日は、それまでだいぶ落ち着いてきていた23区内の人出がまた逆戻りしてしまったようで、日中はどこに行っても人の多さばかりが目についた。もちろん、月末から月初(そして多くの会社では年度末から年度初)と…

2年目の桜。

今日であれから1年。当日のエントリーは感情を抑えてごくごくサラッと書いたし、別のSNSではとてもポジティブな自分を演出していたが、内心は全く穏やかなものではなかった。k-houmu-sensi2005.hatenablog.com元々、40を過ぎても、一つの会社の肩書だけでし…

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