2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2013年1月のまとめ

ついこの前年が明けた、と思ったら、あっという間にもう1ヶ月。 日をまたいだ後に、会社のオフィスの壁掛けカレンダー、これ見よがしに1枚引き破って帰ってきた・・・(苦笑)。去年もそうだったが、年明け早々は、まだ仕事もお屠蘇気分が抜けないアイドリン…

“アンカツ”が作った時代。

毎年、この時期になると、調教師試験に合格して転身する人をはじめ、騎手からの「引退」の報を聞くことが多い(特に2月最終週は毎期、「卒業」週間と位置付けられる)のだが、ちょっと早いタイミングで、大ベテラン・安藤勝己騎手の引退のニュースが流れた。…

「あずきバー」の手堅い戦略。

一般紙でも報道された「あずきバー」の商標登録をめぐる知財高裁判決のニュース。判決の内容自体は、以下で紹介するとおり商標法の世界でいえば一般的なもので、大して真新しさを感じるものではないのだが、ここに至るまでの原告(井村屋)の「あずきバー」…

自分らしく走るということ。

五輪イヤーが終わったばかり、ということで、昨年に比べると若干、中継の熱も冷めていた感があった今年の大阪国際女子マラソン。 それでも、福士加代子選手の走りからは、やっぱり今年も目が離せなかった。彼女の大阪への「挑戦」の履歴は、当ブログでもその…

「法務部管理職」が今一度考えるべきこと。

元々の購入予定はなかったのだが、Twitter等での反応が興味深かった「2013法務の重要課題」という第一特集に惹かれ、結局今月も購入してしまった「Business Law Journal」2013年3月号。BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2013年 03月号 [雑誌…

“実名報道”をめぐる議論に思うこと。

とうとう10人目の日本人犠牲者が出てしまったアルジェリア人質事件。 事件の背景等について、まだはっきりしないところは残っているものの、プラント建設という仕事に誇りを持って世界中を飛び回っていた犠牲者たちの無念を思うと、何とも言えない気持ちにな…

長い契約交渉の末に・・・

4年連続3割の好打者、加えて元投手らしい強肩とずば抜けた身体能力を有し、日本ハムの“顔”になりかかっていた糸井嘉男外野手(31)が、八木智哉投手(29)とセットで、オリックスバッファローズにトレード。入団6年目で開花した打者としての遅咲きの才能*1を…

「平成24年著作権法改正」が教えてくれたもの

今年の1月1日から、既に全面施行されている平成24年改正著作権法。 新たに施行されたのが“権利制限規定”という地味な規定、ということもあって、昨年10月の違法ダウンロード刑事罰化実施の時ほど、大きな話題にはなっていないし、規定の性質からして、今回新…

アルジェリアの悲劇はこの国に何をもたらすか?

最初の一報と、その後の「制圧作戦」のニュースを聞いた時に、皆薄々と感じていたことだろうが、今日になって、とうとう「アルジェリアの日本駐在員7名死亡」という悲しい知らせを聞くことになってしまった。なんだかんだ言って“平和な国、日本”に生きてき…

清々しい決勝戦。

大雪で史上初の延期となった全国高校サッカーの決勝戦。番組編成を急きょ組み替えたためか、せっかくの決勝なのに「録画」でまさかの“CM挿入”(しかもCM直後に得点シーン)という興味を削ぐような中継に終始したテレビ局には、がっかりさせられたのだが…

ターニングポイント。

阪神大震災から今日で18年・・・と聞いて、思わず眩暈がしそうになった。自分は、大震災に始まり、地下鉄サリン事件、そしてオウム騒動へと向かっていったあの一連の時期が、人生の一つのターニングポイントだと思っていて、震災犠牲者を悼む報道がなされる…

敗軍の将が兵を語ったら、こうなった。

起訴されていた幹部の刑事裁判が、全て最高裁まで行って決着がついた・・・と思った矢先に、逃亡していた信者が出頭するなど、なかなか終わりそうで終わらない「オウム事件」。そして、今度は「アレフ」の名が、久々に新聞紙面を大きく飾った。 「警視庁が公…

「利用規約をパクってはいけない」本当の理由。

「利用規約」に関してブログ上で積極的な情報発信をしている「企業法務マンサバイバル」の管理人・橋詰氏が、「利用規約に関するあるあるネタ」の一つとして、「利用規約と著作権」の関係について論じている。 「やっぱりウェブサービスの利用規約を安易にパ…

雪が降るたびに思い出す。

連休最後の日、ということもあって、比較的のんびり目を覚まし、書き物でもしようかと思ってデスクについて外を見たら、あらびっくり、結構な雪が降っていた。これは、今日の中山はやばそうだな、地方競馬の呪いかな・・・*1なんて不謹慎なことを考えていた…

ささやかな世論〜出版社への著作隣接権付与をめぐるアンケート結果

既にご存じの方も多いかもしれないが、先日、当ブログでご紹介した*1産経ニュースサイトでの「出版社(出版者)に対する著作隣接権付与(創設)」をめぐる「eアンケート」の結果が公表されている。 (http://sankei.jp.msn.com/life/news/130110/trd13011021…

これぞ格好の研修素材〜“フリー素材”の怖さ

著作権に関する社内研修等で、必ずと言ってよいほど例に出てくるのが、 「ネット上からの写真素材の収集」 である。「『フリー』と書いてあっても、そんなの信用できないから、会社の業務で使うのはNG」。 「個人で使うのは勝手だけど、『注意書き』をよく確…

ホームページをめぐるささやかな著作権紛争が生みだした新たな規範。

昨年末、一年を振り返ろうと思ったら、「振り返るべきコンテンツがなかった」という悲惨な目にあったばかりなのだが、そんな昨年でも、1月の間は、こせこせと裁判例をアップしていた。今年も、新しい気持ちで新年を迎えた(?)のを機に、三日坊主で終わるの…

報われた「三冠馬」

日本中央競馬会が毎年恒例の「JRA賞」を発表した(http://www.jra.go.jp/news/201301/010801.html)。2012年度、見事年度代表馬に輝いたのは、牝馬三冠レースとジャパンカップを制したジェンティルドンナ。これまで、牡馬三冠に比べて「牝馬三冠」のステ…

公取委の“頑張り”がもたらすもの

年が変わった、ということで、「2012年」一年間のあれこれの数字が、ここ数日、新聞紙上を賑わせているのを良く見かける。 記事を見て、「やっぱり・・・」と思うことも多いのだが、以下の記事もまさにその典型。 「下請け業者に支払う代金を不当に減額した…

これは「知財戦略」の問題なのか?

毎週毎週、いじりやすい(笑)美味しいネタを提供してくれることが多い日経新聞の「法務」面。 年が変わり今年はどうなるか、と思っていたら、やはり年明け早々飛ばしてくれている。第1弾の企画は、「知財戦略」というテーマで、東大特任研究員の小川紘一氏…

「コンプライアンス」をめぐる現実と池井戸作品の間にあるもの。

一昨年、「下町ロケット」と「空飛ぶタイヤ」を一気に読んで以降*1、「池井戸潤氏が何か書いた」という話を聞くと、途端に読みたくなる(笑)。そんな時、ちょうど正月休みに入り、たまには柔らかい読み物で頭をほぐしたい・・・と思ったこともあり、出版さ…

大きく広がった裾野

年末から始まってあっという間にベスト4まで出揃った全国高校サッカー。 毎年、目まぐるしく勢力図が変わる、というのが、この大会の最近の傾向なのだが、今年はそんな空気にいっそう拍車がかかっているような気がする。特に自分が衝撃を受けたのは、千葉県…

出版者(出版社)著作隣接権の行方

先の総選挙で、権利者保護強化に熱心な自民党&公明党が圧勝し、対極にいた「国民の生活が第一」な人々*1がほとんど落選してしまったこともあって、しばらくはユーザーには肩身が狭い一年になりそうなのだが、そんな中、MSNのサイトで興味深い「世論調査」が…

不思議な巡りあわせ。

第89回箱根駅伝は、結局復路も日体大が、安定したレース運びを見せて、「30年ぶりの総合優勝」という快挙を成し遂げた。 特に7区以降は、主役の大学が目まぐるしく変わる区間賞争い*1を尻目に、全ての区間で2位をキープする、万全の走りだった。持ちタイムだ…

風は吹き、箱根路は荒れた。

往路で「切り札」的存在だった東洋大の柏原選手が昨年で卒業し、今年は最後まで目が離せない・・・と煽られながら迎えた今年の箱根駅伝。素人ならすぐに音を上げてしまいそうなハードなコースを、様々な“期待”(温かいものから意地悪なものまで・・・)を背…

明けましたね。

昔は、「年越し」というと、意味もなくワクワクしたものだけど、今はあまりそんな昂揚感もなく、何となく紅白見て、何となく年越しそばを食べて、いつもと同じような時間に寝て起きて・・・という平凡な一日の始まりでしかない。とはいえ、一年、一年が勝負…

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html