2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年9月のまとめ

何か世の中が騒がしくなってきている今日この頃だが、本ブログへのアクセスは今月も堅調に推移している。ページビュー40,000弱、ユニークユーザー28,000人強。 月末には130万ページビューにも到達した。 10月は政治の季節になりそうな気配であるが、そんな中…

“ラッキー7”きたー!

朝起きたら、NYダウが777ドル下がったとな・・・ 「75兆円の公的資金投入」はさすがにやりすぎ感があったので、金融安定化法案の否決自体は何となく(感情的には)理解できるのだが、それでも日本では“合意の方向”と伝えられていたからマーケット関係者の衝…

一番得をしたのは誰か?

麻生内閣発足早々、中山成彬国土交通相が辞任。 自民党をとにかくやっつけたくて仕方がないメディアに言わせれば、 「政権に大打撃!」 ということになるのだろうが、本当にそうだろうか?と思う。 一番騒がれた「日教組が何たらかんたら」発言に関して言え…

不思議な違和感。

今日の神戸新聞杯で人気に応えて快勝したダービー馬・ディープスカイ。 ブラックシェルの猛追を受けても先頭を譲ることなく、ゴール前でもう一伸び、というレースぶりには何らケチをつけるところはない。 だが、その名前にはちょっとした違和感がある・・・…

デッドヒート

この時期になるとプロ野球のペナントレースにしても、Jリーグの降格・昇格争いにしても*1、メディア的には最も面白くなるわけで、毎日のように「デッドヒート」という言葉が踊ることになる。 個人的には、 「別に負けたって死ぬわけじゃないやろ・・・」 と…

受験したヤツが悪いのか、制度が悪いのか。

こんなことまでニュースになってしまう時代。 「山形地裁の20代の男性事務官が病気休暇中に司法試験を受験していたことが分かり、同地裁は26日までに、正当な理由なく欠勤をしたとして戒告の懲戒処分とした。処分は25日付で、事務官は同日辞職した。」(日本…

動かされた特許庁

特許庁のページに興味深いリリースが出ている。 「商標登録の取消・無効審判の請求の趣旨中「○○及びこれに類似する商品」の表示の取扱について」と題するこのリリース。 http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/sinpan/sinpan2/syouhyou_hyouji.htm 「商標登録の取消…

「ON時代」からの解放。

王貞治監督の“勇退”のニュースに続けて、「ON時代の真の終わり」だとか、「これでますますプロ野球も危ない」などというフレーズを語るメディアに接すると、どうしようもないほどの違和感を抱く。 まぁ確かに自分より一回り上の世代の方に言わせれば、「王貞…

「オレたちの太郎」が総裁になっても・・・

自民党の総裁選も、良く分からないうちに終わってしまった。 結果は順当に麻生太郎氏が選出されたのであるが、せっかくたくさん候補者を出して論戦で盛り上がるはずだったのに、リーマンの破綻だの偽装米事件だのとかち合ってしまったこともあって、“日蔭の…

明暗を分けたもの−天理教と霊友会の違い−

宗教法人と言えば分派活動がつきもの。そして分派活動の末に待っているのは名称をめぐる争い・・・ と断言してしまうとちょっと語弊があるかもしれないが、商標の世界でも、どこかで聞いたことのあるような事件が形を変えて登場した。 題して「インナートリ…

ささやかな宣伝と言い訳。

これまで特に紹介してはいなかったのだが、今年の6月から、技術評論社という出版社のご好意により、「gihyo.jp」の中の一コンテンツとして「ネットだから気をつけたい! 著作権の基礎知識」というタイトルの連載記事を掲載していただいている*1。 (http://g…

「フリーコピーの経済学」

ちょっと前に出た本のようだが、日経新聞の書評欄に載っていたので一応ご紹介しておく。 フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツビジネスの未来作者: 新宅純二郎,柳川範之出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/07メディア: 単行本 クリッ…

虎の尾が踏みつぶされそうな今日この頃。

プロ野球のペナントレースがとんでもないことになっている。 パ・リーグは、1位と6位以外はどうひっくり返ってもおかしくない状況だし、一時期タイガースの独走でペナントの行方は決まった、と思われたセ・リーグも、とち狂った読売の猛追により、とうとう今…

覆面の裏側の本音。

今さら過ぎるだろっ!と、突っ込みを受けそうであるが、NBLの 「若手・中堅法務担当者 覆面座談会」 「法務部門・法務担当者の現在そして明日(上)(中)(下)」 を通して読んでみた*1。 NBLで3号にわたって座談会企画を連載するなんて、なかなかあるもの…

写真の恨みは恐ろしい。

以前取り上げたことのある、「風車写真著作権侵害疑惑」*1だが、とうとうNHKとその職員らが書類送検される事態となった。 写真家の側が告訴している以上、遅かれ早かれ送検されるのは当たり前の話であって、本来このニュース自体が大きな意味を持つわけでは…

泡食うのは洋の東西変わらない。

「公的資金を投入しない」と大見得切ってリーマンを潰したと思ったら、一夜にしてAIGを救済する。 “柔軟な対応”と言えば聞こえは良いが、要するに場当たりなわけで*1、しかも10年以上も前に極東の島国で起きた出来事の教訓がお世辞にも生かされているとはい…

ターニングポイント。

「霞っ子クラブ」といえば、裁判傍聴をある種のエンターテインメントにまで高めた(?)特筆すべき方々だったのであるが、残念なことに、さる9月2日付で、彼女達のブログ上に「更新休止」のお知らせが掲載されていた。(http://bc.kasumikko.com/) で、今さ…

一寸先は闇。

サブプライムローンショックが全世界を襲って以降、飲み屋の与太話で、 「外資系の連中は大変だよな〜」 なんて暢気に噂していたら、とうとうリーマン・ブラザーズが破綻。 つい先日まで羨望の眼差しを向けられていた“勝ち組”の人々が、文字通り“負け組リー…

簡単にあきらめてはいけないことを教えてくれる判決。

本来は知財高裁で決着していなければならなかった事件で、なぜか最高裁判決が出されている。 最二小判平成20年9月8日(H19(行ヒ)第223号)*1 上告人は、登録商標「つつみのおひなっこや」(第4798358号)の商標権者だが、平成16年8月27日の商標権設定登録…

劇場型政治パフォーマンスの時代。

自分は、別に自民党支持者でも民主党支持者でもないので、どっちが勝とうがさしたる問題ではない*1のであるが、パフォーマンスの妙とメディアの世論誘導を楽しむ、という視点で見れば、なかなか面白いなぁ・・・と思う昨今の政治情勢。 “歴史的政権交代”を演…

“なし崩し”を絵に描いたような流れ・・・

つい5年ほど前に、「禁断の刑事罰」が盛り込まれたばかりだというのに、早くもここまで来た。 「企業の技術情報の流出を防ぐため、経済産業省が検討している新法の骨格が明らかになった。現行の不正競争防止法は会社の技術情報を社員や元社員らが無断で業務…

3年目の試練

3回目の新司法試験の結果が発表されているのだが・・・ (http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h20kekka01-4.pdf) 受験者数6,261人、合格者数2,065人。合格率は33.0%。 合格者ゼロの法科大学院が3校、“一流”と言われる法科大学院でも受験者の半分が姿…

金持ちも喧嘩する時代

以前からくすぶっていたこのニュースがついに火を噴いた。 「中部電力は10日、タービン事故で2006年6月から07年3月まで停止していた浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)をめぐり、タービン製造元の日立製作所を相手取って、停止中の電力を補うため割高な火力発…

「ハリポタ百科」の出版差し止めに思う。

昨日「フェアユース」導入に関する懐疑論をちょっと述べてみたのだが、タイミングよく夕刊にこんな記事が載っていた。 「米ニューヨーク連邦地裁は8日、世界的なベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの非公式ガイド本の出版差し止めを認める判決を…

ボツネタは偉大だ(笑)。

昨日、仕事から戻ってきたら、ページビューが凄いことになっていた。 朝一にボツネタからのリンクが張られていることは気付いてはいたものの、これだけの数になると、読者数のスケールの違いを思い知らされる。 真似しようとは思わないし、しようと思っても…

「フェアユース」待望論にまたしても水を差してみる。

ここに来て、日本では“夢物語”に過ぎないだろうと思われていた「フェアユース」規定の導入が俄かに現実味を帯びて語られるようになってきている。 その背景に、知財戦略本部の積極的な動きがあるのは間違いないのだが、それを後押しするかのようにキャンペー…

今度のW杯予選は面白くなりそうだ。

日本対バーレーン。 大事な最終予選の初戦、にもかかわらず、キックオフの瞬間をぼんやりと眺めただけで、次の瞬間目を開けたら、終了後のダイジェストシーンに切り替わっていた筆者のこと。 試合の結果に細かい茶々を入れる資格などないことは百も承知して…

止まらない飯村コート。

飯村敏明判事が知財の世界に復帰されて以来、すっかり定番となってしまったこのシリーズ。 つい先日も、夏休み明けの「特許庁への一撃」をご紹介したばかりであるが*1、今回は権利者に向けての強烈な一撃、お馴染みの「付言」である。 知財高裁平成20年8月28…

ギャロップレーサー+ウイニングポスト?

ゲーム業界の合従連衡をめぐる、きな臭い動きが報じられている。 「ゲームソフト会社でともに東証一部上場のテクモとコーエーは4日、経営統合に向け協議を始めると発表した。経営統合委員会を設け、11月上旬をメドに統合の具体策を詰める。テクモは同業のス…

元検事総長の看板

“ヤメ検”を冠する弁護士は世の中にそれなりの数いるが、「総長」の肩書が付く人となるとそうそういるものではない。 それゆえ、大手の事務所が「看板」として重宝しようとするのは当然といえば当然なのだが・・・ 「検事総長を二年間務め、6月に退任した但木…

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html