2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年7月のまとめ

今月もグダグダな展開ながら、月間PVは30000ちょっとをキープ。 すっきりしない空、それでいて暑さだけは例年並み(以上?)という気まぐれな夏にペースを乱されている今日この頃ではあるが、ブログも生活も、ちょっとずつ立て直していければいいと思う。 <…

惜しまれる死

川村カオリが亡くなった。 ガン治療による休養、復帰、そして再発、転移を経ての壮絶な死。 デビュー直後の華やかな活躍に比べると、後年はインディーズでの地道な活動がメインとなり、純粋な本業でメディアに露出する機会は決して多くはなかった彼女だが、…

あまりにお粗末な対応、あまりにお粗末な結末。

約1年半ほど前、本ブログでも取り上げたことのある日教組・教研集会開催拒否問題*1 は、結局民事訴訟に発展し、28日に東京地裁で判決が出された。 「会場の使用契約を一方的に解除され、教育研究全国集会(教研集会)の全体集会を開催できなかったとして、日…

検索キーワード広告と商標権侵害

一時は、グーグルあたりを巻き込んで、米国や欧州で華やかに展開されていた検索キーワード広告の商標権侵害問題が、ついに日本企業にも波及した・・・と思ったら上海の話。 「コクヨの上海現地法人がアスクルの上海現地法人に商標権を侵害されたとして提訴し…

「非係争条項」事例がまた一つ。

もっぱらマイクロソフトのNAP条項を素材として論じられることが多かった「知財ライセンス契約と拘束条件付取引」問題だが、新たな一事例が付加されることになりそうな気配である。 「第3世代携帯電話用の通信技術で知られる米国の携帯電話用半導体大手、クア…

「一定の理解」が得られた、なんて言って良いのか?

既に導入から2か月以上経過した裁判員制度。 どこの法廷でも公判前の整理手続にだいぶ時間をかけているようで、第1号事件の公判審理開始も8月までずれ込む形になったが、制度が既に始まっている、という事実には何ら変わりはない。 ところが、一向に進まない…

借家人保護の流れ止まらず?

ここ数年、関西地区を中心に、借家契約に関するドラスティックな判決が出るケースが多いのだが、この日の新聞に載っていた判決もまた凄い。 「賃貸住宅の「更新料」支払いを義務付けた特約は消費者契約法に違反し無効だとして、京都市のマンション入居者が貸…

やっぱり民主党はやることが・・・(笑)

夏休み選挙モードに突入する中、民主党がマニフェストに“会社法の実質的な改正案らしきもの”を盛り込むらしい、というニュースが登場している。 しかし、その中身ときたら・・・ 「民主党が次期衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込む新法「公開会社法…

皆既日食

古来から、「日食」なんて不吉な現象以外の何ものでもなかったはずなのだが、何でまたこんなに日本中物見遊山的に大騒ぎしているのか・・・、と言ってみたくなる。 もちろん、気が付けば終わってた、がゆえの腹いせなのであるが(苦笑)。 こう蒸し暑い日々…

ホームレス解散

1年近く引っ張ったあげく、ようやく任期満了直前で解散となった衆議院。 政権交代を煽る大逆風の中で、選挙が終わればホームレスになる自民党議員が出ても不思議ではない状況なのに、どこかのお父さんと違って、“一家の主”が最後まで生臭さを漂わせたまま「…

北海道大学サマーセミナー

どこかでご紹介しようと引っ張っていたら、申し込み期限(7月24日)ギリギリでのご紹介、ということになってしまった。 弁理士会等々、既にあちこちで周知されている事柄だとは思うが、画期的な試みに敬意を表しつつ、本ブログでもご紹介しておくこととした…

前夜。

例年同様、蒸し暑い日々が続く中、迎えた海の日3連休。 いろんな思いでこの日を迎えている人も多いと思うのだが・・・。

まだ終わらないシンドラー事件

3年前の事故発生以来、シンドラー社のエレベーターをめぐる問題をところどころで取り上げてきたが、責任の有無をめぐる議論がかみ合わないまま、とうとう来るところまで来てしまった、という感がある。 「東京都港区で2006年、都立高校2年の市川大輔さん(当…

BLJ Readers Club第2回交流会

・・・のお知らせメールをいただいていることに気付いた。 1回目はメールを見逃して申し込み損なったんで、今度は行きたいなぁ・・・と思うのであるが、参加希望者が多そうだし、大事な用事があるときに限ってスケジュールが被る傾向があるのが心配の種。 …

56年ぶりに憲法54条2項但書、発動なるか?

今の政治家の無責任さには呆れさせられることばかりなのだが、今回の衆議院解散→総選挙に向けたスケジュールの組み方には、怒りさえ感じる。 憲法上の規定ギリギリ限界の40日間をフルに使って、議員生活最後のバカンス or 選挙運動のための時間稼ぎ(与党議…

公取委の事前審査より先にやることがあるような・・・

今朝の朝刊のトップ記事をみて驚いた方も多かったであろう、キリンHDとサントリーHDの経営統合のニュース。 気の早い日経紙は、夕刊で早速、 「キリンとサントリー 統合、公取委に打診へ/週内にも 独禁法抵触を巡り」 (日本経済新聞2009年7月13日付夕刊・…

何にもしない、をしよう。

気が付けば、海の日の3連休まであと1週間。 古い試験にチャレンジしている方々にとっては、いよいよラスト1週間、という季節だろうか。 試験そのものが残り少なくなってきた今、否が応でも力が入ってしまうところだろうけど、個人的な経験に照らせば、この時…

自由な意見を述べるのは悪いことではないが・・・

日経紙に、『「弁護士増員で質が下がった」同窓会サイトで高裁判事』というおどろおどろしい(笑)小見出しの記事が載っていた。 記事中で紹介されている「民事裁判はなぜ時間がかかるのか」というタイトルと、短い引用部分の結びつきが良く分からなかったの…

これでいいのだ。

不規則なW杯予選中断期間を挟んで、ようやくシーズンの折り返し地点に到達したJリーグ。 優勝争いと残留争いが完全に分断されてしまうのもこの時期にありがちなことだし、他の大陸のストーブリーグに翻弄されて、選手も(今年は監督まで・・・)どこかに行っ…

グーグルなら許されるのか?

米グーグルが、これまでマイクロソフトの独壇場だったパソコン用OS市場に殴り込みをかける、というニュースが話題になっている。 記事によれば、 「インターネット検索最大手の米グーグルは7日、パソコン用の基本ソフト(OS)を開発、パソコンメーカーに無償…

不可解な起訴

刑事司法、刑事責任の本質を踏まえた冷静な議論よりも、感情的な“被害者の声”がどうしても優先されてしまう最近の流れからすればやむを得ないこととは思うのであるが、それでもクエスチョンマークを付けずには語れないこのニュース。 「107人が死亡した2005…

梅雨と忍耐。

7月に入ってはや1週間経ったものの、なかなかすっきりした天気にならない。 かくたる成果、戦果もなく、心身ともにいまいち冴えない毎日だけに(といってもそんなに落ち込んでいるわけでもない)、夜空の下でビールが飲めるような季節の到来を心待ちにしてい…

外国企業には甘いのか?

租税法をやったことのある人なら、「典型論点!」と思わず手を叩きたくなるような記事が掲載されていた。 「インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムの関連会社が、日本での事業を巡り東京国税局から2005年12月期までの3年間で計140億円程度の…

「官僚たちの夏」=「三丁目の夕日」

ここのところやることすべてが裏目に出ている(らしい)TBSが、起死回生の一打?として日曜劇場に投入した「官僚たちの夏」。 何かと暗い話題が多い今の日本では、懐古趣味的な作品の受けが妙に良いのは確かで、2年前の「華麗なる一族」に続いて、まぁいい線…

勝負の世界は厳しい、とはいえ・・・

W杯予選の中断を挟んで、いつの間にか再開しているJリーグ。 自分のご贔屓チームは、今季開幕以降ネタにするのもはばかられるような惨状で、今日の試合に負けたらJ2落ちを本気で覚悟せねばならないところだったのだが、今日のところは何とか勝ち星を拾っ…

公取委の“パフォーマンス”を憂う。

日経新聞夕刊の「ニュースの理由(わけ)」というコラムで、セブンイレブンに対する公取委の排除命令の話題が取り上げられている*1。 内容としては、 「加盟店が売れ残り弁当を値引きして見切り販売することを同社が制限したことについて、公取委がこうした…

だから言わんこっちゃない。

どうせいつかはこうなるだろう、と思っていたが、こんなに早く“撤退”がニュースになるとは呆れるばかりだ。 「トヨタ自動車は静岡県小山町の「富士スピードウェイ」で開催している自動車レースの最高峰、F1日本グランプリを2010年以降開催しない方針を固めた…

著作権法改正案の参院での審議に思うこと。

成立してからだいぶ日が経ったが、最近、「著作権法の一部を改正する法律案」の参議院文教科学委員会での審議の会議録に接する機会があったので、ちょっとコメントしてみたい。 参議院委員会での質問者は、民主党議員の友近聡朗、那谷屋正義の2氏。 政治的…

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