2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年2月のまとめ

バンクーバー五輪開幕以降、何のカテゴリーに入るブログか分からなくなってしまった当ブログだが(苦笑)、月末をもって特別編成も終了。 ・・・といっても、いまいち法律カテゴリーに属する記事を書き続ける気力が湧いてこないのも事実である。 のろのろと…

最後の最後で。

17日間の長きにわたったバンクーバー五輪。 最後の最後にきて、田畑真紀選手率いるスピードスケート女子パシュートチームが銀メダル、クロスカントリーで石田正子選手が5位入賞、と、密かに推していた選手たちが、実力に相応しい結果を残してくれたのは何よ…

きっと、もっと、彼女は強くなる。

金曜日に行われた五輪フィギュアスケート女子フリー。 録画した映像を何度も見返した上に、ハイライト番組等々でも同じシーンを何度も見た。 見れば見るほどキム・ヨナ選手の演技は美しく、そしてクリーンだった。 これまで、このブログの中で“銀河系”女王を…

「1票の格差」訴訟をめぐる2つの流れ。

先の09年8月衆院選における「1票の格差」をめぐっては、既に大阪高裁、広島高裁と立て続けに違憲判決が出されていたところであったが*1、今回、東京高裁でも「格差」が「違憲状態にある」との判断が下されたようである*2。 地方の高裁ならともかく、東京高裁…

待ちきれない人はこれでも見て・・・

そろそろ五輪も終わりに近付いている、ということで、カーリング女子代表がベスト4に遠く及ばずに敗退した理由だとか、小平奈緒選手が2種目続けて残念なことになってしまった理由だとか、スキージャンプで岡部主将に最後まで出番が回ってこなかった理由、だ…

絶好の展開。

男子の時以上に、オフィスでのワンセグ視聴率が高くなったような気がする、女子フィギュア・ショートプログラム。 結果だけ見れば、「北米大陸の西海岸」という地の利を生かす形で、アメリカ、カナダ勢と東アジア勢が最終グループを独占する形になってしまっ…

必要なのは先見の明。

今年も日経紙の広告版で公表された「2010年就職人気ランキング」。 総合ランキングは、 1→東京海上日動火災保険 2→三菱東京UFJ銀行 3↑三井住友銀行 4↑日本生命保険 5↓全日本空輸 6↓JTBグループ 7↑三菱UFJ信託銀行 8↑東海旅客鉄道 9↑三菱商事 10↑三…

最高の舞台だからこそ垣間見える人間らしさ

葛西紀明選手、伊東大貴選手、という日本の2枚看板が前日の予選で絶好調だった、というニュースを聞き、もしかしたら・・・という思いで、早起きして見たジャンプ・ラージヒル決勝*1。 1回目に21位と出遅れた葛西選手が2回目に135mの大ジャンプを飛び、しか…

ついに山は動くか?

法制審議会の民法改正案答申から14年。 賛否逆転、と騒がれた内閣府の世論調査から8年。 ようやく、選択的夫婦別姓制度をめぐる民法改正の実現が見えてきた。 「法務省は19日、今国会に提出を予定する民法改正案の概要を公表した。選択的夫婦別姓制度の導入…

4年に一度思い出すもの。

カーリングはやっぱり面白い。 他の競技が終わってしまった土曜のお昼時。しかも名門イギリス相手の試合ということで、人々の視線を引き付ける条件は揃っていたのだが、双方がスーパーショットを連発し、期待していた以上にレベルの高い良い試合だった*1。 …

挑んだ者が勝つ。だから美しい。

フィギュアスケート男子シングル・フリー。 職場での“こっそりワンセグ視聴率”を合わせると、相当多数の人々が最終グループの滑走を目撃していた(あるいは目撃しようと試みていた)のではないかと思うが、とにもかくにもライサチェック選手が勝った。 ショ…

カントリーマアム

フィギュアスケートを除けば比較的地味な扱いを受けることが多い冬季五輪選手団の中で、開幕前からずば抜けた存在感を示すことになってしまった、カントリーマアムこと国母和宏選手。 例の騒動で、いろいろ物議を醸したものの、何とか本番の舞台には立つこと…

たくましくなった日本人Part2

五輪期間中につき、特別番組編成・・・といった様相になってしまっている本ブログだが、今日も話題は五輪である。タイトルは昨日の使い回しだが、もうクエスチョンマークは要らないだろう。 フィギュアスケート男子ショートプログラム。 NHKの特番で肉体美を…

たくましくなった日本人?

五輪スピードスケート男子500m。 録画していたNHKの生放送を見返していたら、競技の中継より製氷の実況中継の時間の方が長かったような気が・・・(笑)。 途中経過を小耳にはさみながら、何でこんな時間までやってるんだ、と思っていたのだが、こういうこ…

一夜明け。

上村愛子選手のオフィシャルブログの2月15日付の記事↓ http://blog.excite.co.jp/aikouemura/d2010-02-15 余計なことは言わない。 今はただ、少しでも多くの人に、彼女の2月15日付のエントリーを読んでもらって、上村愛子という選手の素晴らしさを、少しでも…

復活の時は近い。

かつて、日の丸が世界を凌駕していたノルディック複合。 五輪での二大会連続の団体金メダルは今でも強く記憶に残っているし*1、今や参議院議員となってしまった双子の兄は、1990年代前半の日本人の誇りだった。 距離重視の流れの中、かれこれもう10年以上は…

それでもまた「一段」、彼女は登った。

別に自分とて望んでいたわけではなかったのだが、終わってみれば、昨日のエントリーで予感したとおりの結果になってしまった。 上村愛子選手。フリースタイルスキー・モーグル女子決勝、4位。 いくら運命の神様だからといっても、長野五輪の7位に始まって…

遡及エントリー

先月アップされた判決を読んで、職務著作の成立要件について考える上で興味深い事件だと思ったので、遡及して記事をアップしてみた(オートバイ写真の件)。 http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20100124/1266069557 ご参考までに。

冬の五輪がまた始まる。

トリノから4年。あの頃はずっと先のことだと思っていたバンクーバー五輪が遂に始まった。 北米大陸西側での開催、ということもあって、LIVEで映像が見られる機会は決して多くないだろうが、真剣勝負の興奮を味わえる数少ないチャンスだけに、眠い目をこすり…

無意味な反発はしなくていい。

たぶん、まだアドバルーンの段階だとは思うが、株主総会絡みの仕事をやっている人間にとっては“画期的”ともいえる金融庁の方針が、日経紙の1面に掲載されている*1。 「金融庁は2010年3月期から、上場企業などの情報開示を強化する方針だ。現在は有価証券報告…

権利者の責任とプロバイダーの責任。

昨年の著作権法改正でダウンロードが違法化された時点で嫌な予感はしていたのだが、またまたこんな話が出てきた。 「政府はインターネット上での映画や音楽などの海賊版の取り締まり強化に乗り出す。ネット接続サービス事業者(プロバイダー)に海賊版を自動…

姫獨だけが悪いのか。

ここのところ良い話題が少ない法科大学院だが、新年度の始まりが迫ってきたこの時期になって、さらに衝撃的なニュースが飛び込んできた。 「兵庫県姫路市の姫路独協大法科大学院が、1月に実施した2010年度入試で合格者がいなかったことが9日、分かった。受験…

これでいいんじゃないか、と思う。

昨年の夏に第一報を聞いた時から、 そんなにうまくいくんかいな? という思いを抱いていた食品飲料大手同士の企業統合が、案の定破談となった。 「国内食品最大手のキリンホールディングスと同2位のサントリーホールディングスは8日、経営統合交渉を終了する…

「初の再投票」だそうで。

次期日弁連会長選挙で、現執行部派の山本剛嗣弁護士が当選に必要な条件*1を満たせず再投票になった、というニュースが今朝の朝刊で報じられている*2。 記事によれば、 「今回の会長選の最大の争点は、司法試験の合格者数を年間3000人にまで引き上げるとする…

朝青龍よ永遠に。

いつかはこんな日が来ると思っていたが、こんな形で訪れるとは夢にも思わなかった。 「大相撲の横綱朝青龍(29)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が4日、引退を決めた。1月の初場所中に都内で酔って暴行騒ぎを起こした責任を取…

破天荒なフリーライド?〜「たかが2行」ではない知事著書の問題

ちょうど先週末、興味深い紛争事例として、以下のような記事が日経紙に掲載されていた。 「松沢成文神奈川県知事の著書の一部に自著と類似の表現があり、著作権が侵害されたとして、ノンフィクション作家の山口由美さんが知事と出版元の講談社に印刷や販売の…

天国から地獄へ。

昨年の米国市場で、不振にあえぐGM、フォードを押さえて快進撃を続け、年間の個人向け販売台数でも初の首位に立った、と報じられたばかりのトヨタが、品質問題で思わぬ窮地に立たされている。 「カローラ」など8車種の販売停止に続き、今度は、新時代の看板…

これは新たなビジネスモデル、なんだろうか?

一時のブームは去ったものの、最近でも時々判決がアップされる職務発明関係訴訟。 そんな中、業界を震撼させる(?)かもしれない一本の判決がアップされている。 東京地判平成21年12月25日(H19(ワ)31700号)*1 原告:A 被告:和光純薬工業株式会社*2 「…

当然の逆転劇。

一昨年の10月に被告・イオンが敗れたことにより、(一部の業界では)衝撃が走った「招福巻」商標事件。 当ブログにも書いたとおり、第一審・大阪地裁の結論に対して、自分は大いに疑問を感じていたところである。(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20081011…

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