ひとり言

今、ここにある現実。

時間が経つのは残酷なほど早い。「明日」という日が来るのだろうか・・・と思うくらい沈鬱な空気が支配していた2011年3月11日の夜は、カレンダー上はすっかり「過去」のこととなり、テレビから流れてくるのは、専ら“あの時、私は・・・”的な回顧録ばかり。自…

ターニングポイント。

阪神大震災から今日で18年・・・と聞いて、思わず眩暈がしそうになった。自分は、大震災に始まり、地下鉄サリン事件、そしてオウム騒動へと向かっていったあの一連の時期が、人生の一つのターニングポイントだと思っていて、震災犠牲者を悼む報道がなされる…

雪が降るたびに思い出す。

連休最後の日、ということもあって、比較的のんびり目を覚まし、書き物でもしようかと思ってデスクについて外を見たら、あらびっくり、結構な雪が降っていた。これは、今日の中山はやばそうだな、地方競馬の呪いかな・・・*1なんて不謹慎なことを考えていた…

明けましたね。

昔は、「年越し」というと、意味もなくワクワクしたものだけど、今はあまりそんな昂揚感もなく、何となく紅白見て、何となく年越しそばを食べて、いつもと同じような時間に寝て起きて・・・という平凡な一日の始まりでしかない。とはいえ、一年、一年が勝負…

50%の可能性を残して年を越す。

今年は土日から大晦日に突入する、というカレンダーの曜日配列のせいもあって、どうも「年末」感が希薄なまま、ここまで来てしまった。世間では、休み前後に有給休暇を入れて長期連休に持ち込む、という方も多いようだが、自分の場合はカレンダー通りなので…

これが「三度目の正直」になることを心から願って・・・。

週末を半分以上費やしてアップした15日付けのエントリーを、多くの方にご覧いただけたのは素直に嬉しかったのだが、全て終わった後に訪れた20時以降の“祭り”にはげんなり・・・というのが、この週末の感想である。結局、事前の想定通り、というかそれ以上に…

「青島刑事」の15年に思うこと。

最近、映画館にめっきり足を運ばなくなって久しかったのだが、オールドファンとしてはさすがに見逃すわけにはいかないだろう、ということで、「踊る大捜査線」のFINALを見に行ってきた。以前、どこかで触れたことがあるかもしれないが、自分は、このシリーズ…

“9月”の落とし穴。

気が付けば、随分と長い間、更新をさぼったまま時を過ごしてしまった。別に、隣の大陸で暴動に巻き込まれたわけでも、ハッカーにサイトを攻略されたわけでもない*1。昼も夜も休日も、なかなか余裕を持ってパソコンに向き合う時間が確保できない中で、気が付…

夏のフラストレーション。

この時期の定番として、どうせ時間に余裕あるだろうからあれもこれも・・・と予定を入れて、結局、(本当はもっとのんびりできるはずなのに)いつも以上にアップアップになってしまう、というのがあって、今年もこんな感じだ*1。いつもの年と違うのは、今年…

“群れない美徳”を忘れるなかれ。

最近、いろいろと変な動きを目にして気になってはいたのだが、やっぱり・・・と言いたくなるような、(OBとしては)衝撃的な記事が日経紙に掲載された*1。見出しは、 「結束強める東大卒」 まぁ、個人的には、(笑)を10個くらい付けてもいいですか・・・っ…

宴が終わる寂しさ。

今年の夏を華やかな彩で飾ったロンドン五輪も、とうとう終わりを迎えることになってしまった。逃げ場のない現実の仕事からの逃避も兼ねて(苦笑)、連日五輪関係のエントリーを上げ続けてきた当ブログも、これが最終日、ということで、本来なら、「明暗」の…

今年も巡ってきた海の日3連休に思うこと。

もう、この期間に机に向かわなくなって久しいとはいえ、今でも海の日の3連休が来るといろいろなことを思い出す。「数カ月の間続いた寝不足からもう少しで解放される」という思いと、「これが過ぎればまた年が変わって次の春が来る頃まで挑戦する機会が回って…

「夢の直行直帰」とは程遠い生活の中で・・・

7月に入ったら少しは生活が落ち着くか、と思ったのだが、平日は、最近よく流れる“♪〜夢の直行直帰”のメロディーを深夜に聞くたびにイライラするような状態*1。休みの日は休みの日で、ここ2週間くらい、目の前に迫った締切に追われ続けて、他のことまでほとん…

2012・6・6、篠田麻里子が「伝説」になった日。

不況と言われる音楽業界の中でも、なぜかAKB48のCDだけは売れ続けているらしい。 特に、総選挙の投票券が入った前作は、相当売れたと聞く。自分なんかは、もはや新しい音楽を消費することをやめてしまった世代の部類に入るし*1、ましてや特典目当てにアイド…

この切なさが原点にある。

書く人によって当たり外れが大きい、と言われる日経紙朝刊の「私の履歴書」。 先月の連載なんかは、正直辟易するばかりだったが、今月の蜷川幸雄氏の連載は個人的にはツボである。特に、7日付けの朝刊に掲載されたエピソードには、我が身を振り返って、グッ…

空白の時を超えて

今月の初頭にちょこっと記事を書いて以来、完全に歩みを止めてしまっていたこのブログ。別に入院していたわけでも*1、家出していたわけでもなく*2、年度末、繰り返し襲ってくる仕事の波その他あれこれのせいで、なかなか頭が整理できずにいるうちに、気が付…

被災地に向けた祈り。

自分も含め、多くの人々がかつて味わったことがなかったような悪夢がこの世を襲った「平成23年3月11日」から、ちょうど1年が過ぎた。我が家でも、テレビで追悼式を見ながら、当然のごとく黙祷を行い、ついこの前のことのように思いだす、「3・11」の記憶に想…

気持ち新たに。

休日の朝、前夜の夜なべ仕事のせいも疲れも残したまま、寝ぼけまなこで眺めていた東京マラソン。 だが、テレビ画面に映っていた光景は、実に驚くべきものだった。けん制し合ったまま、ハイペースにかっ飛ばすアフリカ勢にズルズルと離されるだけに終わるかと…

ネタはあるのに・・・。

未だ温めているまねき、ロクラクの差し戻し控訴審判決、ピンクレディのパブリシティ権といった大物事件のネタに加え、先週高裁判決が出た楽天の事件にも、なかなか取り掛かれない今日この頃。せっかく、1月の間、順調に更新を続けてきたのに、1ヶ月も経てば…

年始の辞

毎度のお約束(笑)、ということで、 明けましておめでとうございます。 また一つ年をとるだけなのに、何がメデタイんだか・・・なんて、どこかのCMのような突っ込みはさておき、人口が激減した都内で清々しい朝を迎える、というのは、やっぱり気持ちのよい…

悪夢のような一年を終える日に。

あと2時間も経たないうちに、「2011年」という年が終わる。正直、3月11日より前に起きた出来事、というのは、自分にとっては遠い昔の出来事になってしまっていて、どんなことがあったか、すぐに思いだすのは難しい*1。それっくらい、あの日に起きたことと、…

“解放感”への渇望。

思えばこの一年くらい、「終わった〜」という解放感を味わえていないことに気付く。学生時代に始まって、忙しい時期は過去にも何度かあった。 特に「11月」というのは、かつては日中夜一つのことをずっと考えていないといけないシーズンだったわけで、そうい…

9・11/分岐点

アップするのがだいぶ遅くなってしまったが、今年の9月11日に考えていたことをちょっと書いてみる。「東日本大震災から半年」と、「米国同時テロから10年」という話題がひたすら繰り返しテレビで流れていた今年の9・11。まだ生々しい記憶が消えないが故に、…

心のリハビリ

この数日間、久々に自分のやりたいことに時間を使えた、という意味では、随分と心のリハビリができたような気がする。長いブランクがある割には、最先端の動きからはそんなに置いていかれてない、ということも、何となく感じることができたし*1。休みと言い…

ライフ・イズ・ワーク

月曜日の日経紙に「領空侵犯」というインタビューコラムがある。このコラム、テーマによって当たり外れが大きくって、脱力させられることもしばしばなのだが、今日のは良かった。 題して「ワーカホリックも悪くない」*1。語るのは明石康・元国連事務次長。「…

夏の憂鬱

世の中では、節電の関係もあって、やれ一斉休暇だとか、退社時刻早めるだとか、在宅勤務を拡充するだとか、といった、今年の夏の様々な“変化”が報じられている。だが、我が身を振り返ると、ほとんど変わらない・・・というか、例年以上に降り積もる仕事の山…

事務方の思い。

6月は厳しい月になるのは、もともと分かっていたことだけど、それにしても度を越したハードスケジュールで、いい加減、頭も体も参ってくる。特に、株主総会当日が刻一刻と迫ってくるこの時期になると、ちょっとしたことで上から下へと大騒ぎになるわけで、日…

すっちゃかめっちゃかな日常の中で。

ここのところずっと、度を越した慌ただしさのせいで、まともにブログを更新できない日々が続いている。 実のあるコンテンツが載っていることを期待して、このブログを訪れてくださる長年の読者の皆様には、大変心苦しい限り。「書けない」ということは自分に…

迷いはまだまだあるけれど。

この週末で、自分のアイデンティティが何となく見えた気がした。どこにいて、どんな話をしている時が一番楽しいか・・・。 それを改めて感じたから。先週からずっと、一日の休みもなく突入する新しい一週間。体はつらいけど、胸張って歩こう。自分の中に、ち…

情緒的な“政治的判断”が社会を壊す。

本来なら、きちんと法整備を行って、明確な法令上の根拠と手続きを経て行うべき事柄が、何ら根拠のない「要請」によって、なし崩し的に既成事実化されていく・・・。この国は、いつからそんなおかしなことになってしまったのだろう? 浜岡原発の安全性や、こ…

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