2020-01-01から1年間の記事一覧

一つの時代が終わった日。

午後2時くらいに、突如としてNHKの速報で流れた「安倍総理、辞任」の報。総理会見で自身の体調についても言及する、という話は数日前から出ていたし、それ以前からの「健康不安」報道とも相まって、何かしらかのバッドニュースが出ることを想像していた人は…

副業にはまだまだ「自由」が必要だ。

どういうわけか、ここ1,2年くらいの間に、お上が「副業」を推奨する流れが定着しつつある。自分などは、そうはいっても、労働時間管理の建前のところが変わらない限り、世の中大きくは変わらないだろう、と思って見ていたところはあったのだが、今日の日経…

あっという間に過ぎていく夏を惜しむように。

基本的に、自分は、「夏は暑くなればなるほど嬉しい」というタイプの人間である。なのに、今年は長引いた梅雨のせいで、夏らしい陽射しを感じるタイミングはずいぶん遅くなってしまい、8月も半ばくらいになってようやく蝉の声を聞き始めるような状況だった。…

まだまだ、本領はこれから。

ここ数年異常なまでの制球難で、まともに投げられない状況が続いていた末に、今年は開幕前から、不本意な形で注目を浴びることになってしまったタイガースの背番号19、藤浪晋太郎投手。シーズンが始まってからは、7月末にようやく一軍に合流して先発で好投。…

「ワクチン確保」の報を手放しでは喜べない理由

一時はどうなるかとおもった新型コロナ「第2波」も、常夏の大熱波には勝てなかったのか、ここにきて徐々に収束の兆しを見せつつある。4月、5月の「第1波」騒動の時と同様、何か決定的な手を打ったわけでもないのに、何となく収まっていくところがいかにもこ…

あらゆる仕事に通じる金言集。

ちょうど西の方の電力会社のコンプライアンス委員会が調査報告書を出した、というニュースが出ていて、そこでお名前をお見掛けしたこともあり*1、少し温めていた「この夏の一冊」を取り上げてみたい。既に多くの方がSNS等で取り上げており、好意的な感想も目…

それでも明日に向かって馬は走る。

金曜日に飛び込んできた悲しいニュース。栗東・村山明調教師の厩舎で起きた火災事故で、同厩舎所属のサラブレッド4頭が死亡、さらに翌日気管熱傷のため1頭が亡くなり、計5頭の尊い命が失われることになってしまった。村山師は、騎手引退後まもなくして調教師…

著作権法50年、歴史の重み。

今年もめぐって来た終戦記念日。自分はもちろん「戦後世代」ではあるのだが、物心ついた時はまだ「戦後40年」になるかならないかだったから、「終戦75年」というフレーズが繰り返し出てくるのを聞くと、何とも言えない気持ちになる。成人した頃は、「戦争を…

「OneNDA」が示す一つの可能性と、それでもなお、してみたい突っ込み。

ちょっと前から話題になっていた、単純な割に手間がかかる「NDA」(秘密保持契約)という厄介な代物を何とかして統一できないか? という構想が、遂に具体的な形として姿を現したようである。題して「One NDA」。one-contract.com自分の一番の関心は、共通す…

"Go To" はどこへ行く?

ふと気づけば世間はいわゆる”お盆”のシーズンに入ったようで、今年のこの状況下においても、多少は街を歩く人の数、都市圏の電車に乗っている人の数は減ったような気がする。自分の場合、元々帰るような田舎はなく、一年で一番、移動の交通費も宿泊料金も高…

それはコロナのせいじゃない。

そういえば・・・ということで、過ごしている間はすっかり頭の中から抜け落ちていたのだが、さる三連休の真ん中、日曜日は、本当なら東京五輪が閉幕する日だったようである。半年くらい前までは、五輪のスケジュールとか大体は頭の中に入っていて、それを逆…

「23」の先にあるもの。

相変わらず週末の売上は留まるところを知らず、ここにきて対前年比∔50%前後の数字を開催日ごとにたたき出している中央競馬。それでいて、世の中の変化には機敏に対応し、決して情に流されることなく、「地元限定、僅か600人」という観客入場プランすらここ…

「一敗の輝き」がないからこその未来。

春に続いて「夏」も早々と全国大会が消滅してしまった高校野球。現実には、多くの高校球児にとっての高校野球は、「甲子園」ではなく地方予選までだったりもするから、今、全国で無事”独自大会”が行われているのを見ると、最悪の事態を回避できただけまだよ…

悪い数字に騙されるな。

新型コロナウイルス感染判明者が全国で連日1000人を超える中、先月末から四半期の決算発表シーズンに突入している。日経新聞には、このシーズンの出だしから、連日のように派手な減収減益、巨額の赤字、といった類の記事が掲載されていたし、今月に入ってか…

目指すべきは「ハイブリッド」の先にある。

月曜日の日経法務面のトップに「バーチャル株主総会」の話題が取り上げられていた。中身のメインは今年「出席型」のバーチャル株主総会を開催した13社がささやかに取り組みの成果を振り返る、というもので、この手の調査で対象となった全社が回答した、とい…

ブログ開設から15年、の節目だったのに・・・。

毎年、この節目の日には必ずエントリーを上げていたのに、この2020年においてはすっかり忘れてしまっていた(しかも5年に一度のキリの良いタイミングだったにもかかわらず・・・)。よりによって、2カ月以上経ってからそのことに気付いてしまったこともあり…

1000の壁を超え、我らはどこに行くのだろう?

じわじわと増えてきた新型コロナウイルス感染判明者数/日は、7月29日、遂に1000人の大台を超え、さらに週末にかけて1300~1500人くらいの大きな数字をコンスタントに出し続けている。これまで一人も感染判明者を出していなかった岩手県内でも、とうとう感染…

結論には何の異論もないのだけれど。

日経紙で先行報道され、29日には個人情報保護委員会からも正式に命令の内容が公表された「多数の破産者等の個人情報をウェブサイトに違法に掲載している」件で、週末にようやく公表資料*1に目を通すことができた。この件に関しては、昨年前身のサイト(?)…

2020年7月のまとめ

とにかく全速力、という感じで駆け抜けた7月が終わった。先月の終わりの時点で「第2波」が来そうな気配はあったし、世の中に「新常態」が何となく浸透しそうな気配もあって、少しは落ち着いて過ごせる時間も増えるだろう・・・なんて思ったのが全くの読み違…

明日への逸走。

長い連休が明けて、さぁ気持ちを切り替えよう・・・と思っても、相変わらず東京の空はどんより。 常に湿気を帯びた路面を歩くたび、頭の中を流れる「天気の子」のサントラ。景気づけに再開されたはずのスポーツの世界ですら、この週末は感染者が出たJ1クラ…

こんな時だからこそ絶対に読んでおきたい一冊。

本来ならオリンピック開幕ウィークだった、ということくらいは知っていたものの、昨日今日が何の祝日なのかよくよく確かめもしないまま長期連休に突入し、日本中で花火が打ちあがる、というニュースに接して、ようやく 「そうか、本当なら今日が開会式になる…

ニュースと判決文を眺めただけでは分からない「リツイート最判」の本当の意義。

今年の春以降、全体的に裁判所の動きが悪くなっている中で、知財業界にインパクトを与えるような判決もあまり出てこない状況が続いていたのだが、ここにきて強烈なインパクトのある判決が出た。しかも最高裁から・・・。 「ツイッターでリツイート(転載)さ…

ここからの負のスパイラルを止められるか?

思わぬ形で「第2波」が来ている。長く続いた「緊急事態宣言」の反動で、人が街にどっと繰り出すようになった6月初め頃の光景を見た時から、そこはかとない不安は抱いていたし、東京都下でじわじわと出現するようになってきていた感染判明者が「夜の街」のイ…

荒れてこそ、夏競馬。

夏競馬=荒れる、というのは、自分に競馬心が付いてからずっと変わらない定番メタファー。今年もそれは変わらずで、毎週特別レースの1戦目、2戦目くらいまでは「まずまず」でも、肝心のメインで痛い目に合うケースは多かった。ただ、残念なことに、自分はそ…

「空白」を生かす知恵。

ここ数年、油断していると世の中で起きていることと無関係に時が流れて行ってしまうような生活を続けていたこともあり、年初めに、新聞等に載ったざっくりとした「今年の出来事」を手帳のスケジュール欄に書き込む、というルーティンを繰り返していた。で、…

司法判断第2弾、それでも残るモヤモヤ。

裁判所が長らく閉まっていたこともあって、最近は新着の判決に目を通す機会も減っていたのだが、ここにきて徐々にアップされる数も増えてきている。ずっと追いかけている「色彩のみからなる商標」も、今年3月の第1弾判決*1に続き、今度は高部眞規子裁判長の…

ホントは旅人が悪いわけじゃない。

東京都下での感染者数急増に始まった新型コロナ”第2波”騒動は、ここ数日の間に、あちこちで伝えられるクラスタ情報とともに、すっかり全国へと広がる気配を見せている。そして、そんなタイミングに、そうでなくても一部業界のゴリ押しをうかがわせる「繰り上…

運命の不思議。

まぁ、細かい解説は不要だと思うけど、本日の夕刊より。 「政府は14日の閣議で、検事総長に林真琴東京高検検事長(62)を充てる人事を決めた。稲田伸夫検事総長(63)は退官する。」(日本経済新聞2020年7月14日付夕刊・第3面、強調筆者) 世の中、企業でも…

まだまだ「無人」でいいじゃないか、と思う週末。

世の中は、もはや分裂してしまったのではないか、と思うくらい奇妙な日常が続いていて、全国の感染者数の数字だけ見れば、今や4月の「緊急事態宣言」発出日の数字さえ超えてしまっているのに、お上からは行動抑制を促すどころか、「まだまだこれから、どんど…

「スタートアップ」に生き残るための武器は配られたのか?

先月末、日経紙に載った記事を見て思わずフライング気味に書いてしまったエントリーがある。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comその時は、何だか腑に落ちない記事だなぁ・・・と思いながら読んでいたのだが、その直後に、公取委、経産省がそれぞれ”元ネタ”と…

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