2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年3月のまとめ

年度の終わりになると、仕事も動くし人も動く。 普段は、職場の人間とオフの時間までベタベタすることはあまりない筆者も、誰かを送り出すときだけは礼を尽くすようにしているのだが、それが課単位、部単位、有志単位、と積み重なっていくと、結構とんでもな…

一区切り。

ニューアルバムを引っさげての矢井田瞳のツアー、「COLORROCK LIVE 2008」@グランキューブ大阪。 colorhythmアーティスト: 矢井田瞳出版社/メーカー: 青空レコード発売日: 2008/03/05メディア: CD購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (30件) を見…

ノイズ研究所事件終結

成果主義型賃金制度の合理性が争われていた「ノイズ研究所」事件で、最高裁が社員側の上告不受理決定を出したようである。 「成果主義型の賃金制度の導入で減給となったのは不当として、社員二人が勤務先に減額分の賃金の支払いを求めた訴訟の上告審で、最高…

偽装がバレた世代?

最近買った城繁幸氏の本を読んでいろいろと思うところがあって、感想についてはそのうち書こうと思うのであるが、関連して思い出したのが、毎年恒例の「新入社員のタイプ」(社会経済生産性本部発表)。 ここ数日話題になっていたとおり、平成20年度の新入社…

続「法科大学院認証評価」の読み方

日弁連法務研究財団による法科大学院評価が話題になったと思ったら*1、その翌日に「大学評価・学位授与機構」による法科大学院認証評価の結果が発表された(談合してるのかと・・・(笑))。 報道されているとおり、北海道大学、千葉大学、一橋大学、香川大…

開幕前に読む本。

今年もプロ野球の世界では既にパ・リーグが開幕している。 恒例の評論家達の予想は相変わらずつまらないものだったが*1、個人的には今年は楽天イーグルスの年だろう、と勝手に思っていて、プレーオフ進出、そして短期決戦での野村采配冴えまくりであわや・・…

「法科大学院認証評価」の読み方

「法科大学院の授業や修了認定などが適正かを審査する認証評価機関の一つ、日弁連法務研究財団は26日、愛知大法科大学院を「不適合」とする評価結果を公表した。同大学院は2006年の初の司法試験で合格率が72%に達し、全体の48%を上回ったが、「司法試験対…

ジャパンブルーが泣いている。

ある程度予想されていたことではあるが、やはりバーレーンは簡単に勝てる相手ではなかった。 途中まではそれでもアウェーで引き分けなら上出来だろう、と余裕を持ってみていたのだが、後半の終盤に差し掛かってからは、全く持って絶望的な気分しか生まれなか…

アイフォン騒動決着。

以前、3度にわたり言及してきた、「iPhone」商標をめぐるアップルと「アイホン」社の“軋轢”だが、ここに来て決着を見たようである。 (過去のエントリー) http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20070115/1168800327 http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20070309/1…

一枚の写真が招いた「悲劇」

以前のエントリーで紹介した、祇園祭のポスターをめぐる著作権侵害事件*1。 出版社や印刷会社だけではなく、ポスターを発注した「八坂神社」まで被告にされてしまった(しかも請求が認容されてしまった)この事件に対しては、「著作権の世界もここまで来たか…

ユビキタス生活に憧れて

イーモバイルに加入したのは良いが、冷静に考えるとこれで契約している携帯電話会社が3社目・・・(苦笑)。 元々使い分けていた、パケット通信だの電子マネー決済だのモバゲー端末だの無料通話だの・・・といった機能は、今となってはソフトバンクかイーモ…

進化した17歳

まぁ昨日あたりからこの話題は見飽きた、という人も多いだろうけど・・・。 「フィギュアスケートの世界選手権第3日は20日、当地で女子フリーを行い、昨年2位の浅田真央(愛知・中京大中京高)がショートプログラム(SP)2位から逆転で初優勝した。日本人…

権利制限規定の限界(続・社保庁の憂鬱)

これもだいぶ間があいてのエントリーとなるが、以前取り上げた「社保庁LAN掲示板著作物無断掲載事件」について、自分の思うところを述べてみることにしたい*1。 東京地判平成20年2月26日(H19(ワ)15231号)*2 原告:A 被告:国 事案の概要は、既に報じられ…

就職課は教えてくれない、シュウカツの心得(前編)。

街を歩いていたら、今日も、リクルートスーツ姿の学生と思しき人々とすれ違う。 外資系やマスコミなど、動きの早いところはとっくの昔に内々定が出ていても不思議ではないし、一般の大手企業でも金融機関なんかはリクルーター面談が大詰めの時期にさしかかっ…

ノンストップで過ぎ去っていく日々。

基本的に法務の仕事って、決算期とか年度末などという、会社の標準的なカレンダーとは無関係に流れていくもので、社内の各部署が内輪の仕事やら送別会やらで忙しくなるこの時期の方がこっちはヒマだったりすることも多かったのだが・・・ 残念ながら、「暇な…

格安DVD事業者に勝ち目はないのか?

以前、チャップリン映画の格安DVD販売差し止めをめぐる記事を簡単にアップしたところ、多数のブックマークをいただいた。 http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20080229/1204328696 それだけ多くの人が関心を持っている、ということなのだろうが、判決をあらた…

仁義なき戦い〜携帯電話業界編

ついにこの業界にも悪魔の手(笑)が忍び寄ったか・・・と思わせてくれる記事が産業面の一角を飾った。 「NTTドコモと富士通は17日、中高年向けの携帯電話「らくらくホン」シリーズに外観や操作性が似ているとして、ソフトバンクモバイルの機種(東芝製)の…

病は気から。

最近新聞を開くと、○年ぶりの円高、○年ぶりの株安、と「ぶりぶり」見出しが躍っているのを見かけることが多い。 朝刊では、「社長百人アンケート」*1で「景気悪化」と答えた会社が「23%に急増」した、なんてことが書かれているし、政治の世界では自民党と民…

日経ヴェリタス創刊号

鳴り物入りで創刊した「日経ヴェリタス」。 早速試し読みをしているところなのだが、まぁ読み物としてはなかなか面白いと思う(企業分析がどこまで的確か、という点についてはほとんど期待していないが)。 もっとも、真ん中の頁に織り込まれている株価一覧…

M&Aの落とし穴

昔、別冊商事法務か何かに載っていた、企業再編がらみの公告の分析をやったことがあって、その際の株式交換比率だとかTOB価格の算定のやり方って本当に妥当なのか?と疑問を持ったことがあったのだが、とうとうこんな判決まで出てしまった。 「旧カネボウの…

著作権の世界に聖域なし。

京都・祇園祭のポスターをめぐって、東京地裁が著作権侵害を肯定した、というニュースが夕刊に載っていた。 「京都・祇園祭を撮影した写真と類似した水彩画をポスターに使用したのは著作権侵害だとして、アマチュア写真家の男性がポスターを発注した八坂神社…

著作権という名の難解なパズル

著作権が難しいのは、法律の条文に書かれていないところで展開されている解釈論が多い、というのもさることながら、定立された規範に照らした“当てはめ”が事案ごとに安定していない、ということにもあるように思われる。 ここで取り上げる判決も、まさにそん…

いっそのこと法律変えちゃえば?(笑)

日銀総裁・副総裁人事をめぐって大荒れの国会。 ついに参議院で武藤総裁、伊藤副総裁の人事案が否決されたことで、明日以降の動きが注目されるところではある。 どうみても背景には政治的思惑があるにもかかわらず、“日銀の独立性云々”などというもっともら…

独禁法改正案閣議決定

いよいよ正式に閣議決定、国会提出のはこびとなった独占禁止法等改正案。 「審判制度改正とセットで」という経済界のお願いもむなしく、大幅な制裁強化が先行する展開となった。 法案の概要は、公正取引委員会のサイトに掲載されているが*1、「法律案要綱」…

そんな時代

下がる下がる〜よ 株価は下がる 反騰 急落 繰り返〜し 今日は買われた あの銘柄も 一夜明ければ 下がり出〜すよ もはや涙目。

責任を問われるべきは誰か?

新銀行東京の経営責任を巡る問題で、同銀行が公表した「調査報告書」が何ともひどい内容になっているようだ。 伝えられるように、三顧の礼で迎え入れた仁司泰正元代表執行役に対して、 「独善的な業務運営を展開した」 「他の執行役以上に損害に対する相応の…

時代の終わり。

北京五輪最後の切符を賭けた、名古屋国際女子マラソン。 ある程度予想はされたことではあったが、やはり高橋尚子選手の“失速”は、レースの結果を吹き飛ばしてしまうくらい痛々しかった。 本人がどんなに前向きなコメントを残そうと、端から見ている限り、も…

春の訪れ

春の訪れを何で感じるかは人それぞれだろうが、自分の場合は、クラシックレースのトライアル(特にチューリップ賞)の始まりと、Jリーグの開幕のニュースを聞くと、何となく春だなぁ・・・と思う。 そうでなくても騒がしい年度末のこと、ボーっとしていると…

「自己情報コントロール権」濫用への戒め。

個人情報保護法施行をめぐる混乱は一昔前の話になりつつあるが、それでも「個人情報」に対して過敏な反応を示す傾向は一向に衰える兆しがなく、様々なところで同窓会の名簿配布が途絶えて久しい。 そんな中、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)…

実現不能なミッション

年度末に数字をあわせなきゃいけない仕事でない分、まだ恵まれている筆者ではあるが、それでも、積み残すことになりそうな仕事の山を目の前にすると、思わずため息が出てしまう・・・。 一日が48時間欲しい、今日この頃。 周りを巧く使えれば、それでも36時…

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