2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年6月のまとめ

終盤にホットエントリーがいくつか出てきたこともあって、6月は5カ月ぶりに月間30000PVを超えた(ユニークユーザー数はのべ22700人強)。 判決とかを丁寧に分析できる時間はなかなかとれないのが残念だが、いろいろなネタには事欠かない時期だけに、もうちょ…

外食業界における「知財」

今週の日経の法務面では「外食、知財に悩む」というタイトルで、外食業界における看板・メニュー等の模倣問題が取り上げられている。(日本経済新聞2009年6月29日付朝刊・第19面) 「外食の「知的財産」の実情を探る」 という記事のコンセプトだけ見ると“お…

500star到達

先日170万PVを突破したこともあって、改めて御礼のコメントを載せようと思っていたら、いつの間にかいただいたスターの数が500を超えていた*1。 このペースでいくと、年内に200万PVに届きそうな勢い。 ブログを始めて間もなく4年になろうとしているが、こん…

「弔い合戦」も容易じゃない。

「アグネスタキオン没後初のG1」ということで、父の名誉をかけて臨んだはずのディープスカイ。 人気もほぼ一本かぶりだったのに、結局は直線でもがいたあげく、ドリームジャーニーの後塵を拝することになってしまった。 こういうレースできっちり勝てば、記…

早くも猛暑日

真っ昼間に太陽に照らしつけられながら重い荷物を運んだせいか、夜になってからのダルさと頭痛が酷い。 夏の暑い時期にはよくあることではあるが、まだ6月なのに・・・と恨み節の一つも言いたくなる。 年々酷くなっていく都心の暑さ。 個人的には、“地球温暖…

セブン・イレブン排除勧告にみるコンビニ業界の未来

あちこちで話題になっているので、いまさら紹介するまでもないような気もするのだが、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンに対する排除措置命令(平成21年6月22日付)について。 公取委のプレスリリースによると、命令主文は以下のようになっている。 1 株式…

条文化すれば分かりやすくなる、ってものでもないような・・・

毎年恒例となった「知的財産推進計画2009」が24日、発表された。 (http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/090624/2009keikaku.pdf) まだしっかりと精査したわけではないが、ざっと見た限りは“マンネリ化”というフレーズがぴったりはまりそうな雰囲気で…

迷走する馬産界

ダイワスカーレットやディープスカイの活躍などもあって、サンデーサイレンス後継種牡馬としてNo.1の地位を確立しつつあったアグネスタキオンが、急性心不全で今年の種付けシーズンの終わりを待たずして早逝してしまった。 享年11歳。 今世紀に入ってから走…

臓器移植法「A案」解釈の不思議

ご存じのとおり、「臓器の移植に関する法律」(臓器移植法)の改正案4案のうち「A案」と称される法案が、先週衆議院で可決された。 週末の報道系番組などでは、軒並みこの問題が紹介されていて、中にはA案があたかも「脳死を人の死と定義した」かのような前…

「不使用商標」対策はこれでよいのか?

ここ1〜2年の感触からして、そろそろ動きがあるかな・・・、と思っていたところに日経のアドバルーン記事が出ている。 「政府の知的財産戦略本部(本部長・麻生太郎首相)は、社名や商品名の独占的な使用を認める商標登録制度を見直す方針を固めた。」 「具…

待ち人からの便りは・・・?

長年待ち焦がれていたご対面がようやく叶うか、と期待しているのだが、送ったメールの返事がなかなか戻ってこなくて、ハラハラドキドキな今日この頃。 誰しもが忙しいこの時期に、アポを入れようとしている自分がアホなのかもしれないが、最近、同じような話…

「排除型独占」新指針(案)

独占禁止法改正(「排除型私的独占」類型を課徴金対象とする云々)を受けて、公正取引委員会が新たな指針案を公表した。名付けて「排除型私的独占に係る独占禁止法上の指針」(http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.june/09061902.pdf)。 ご多分にもれず…

知財立国時代の寵児の凋落

何度も業務改善命令が出されたにもかかわらず、刷新されるのは社長の首ばかり・・・という悲惨な状況に陥っていたジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)信託に対し、とどめを刺すような処分が下った。 「金融庁は18日、著作権管理・運用を主力とする信託会…

完全に定着した流れ。

チャップリンや黒澤明作品をめぐる紛争を経て、「映画の著作物の保護期間」に関する判断基準(監督の死後70年まで存続する)が完全に固定化した感がある。 「1950〜52年に公開された故成瀬巳喜男監督らの邦画3作品を格安DVDとして販売しているのは著作権…

労働者の意思か、それともパターナリズムか?

育児休業法の改正案がまもなく国会で成立する見通しとなっているが、そんな中、興味深い紛争事例が記事になっている。 「ゲーム開発会社「コナミデジタルエンタテインメント」(東京・港)社員のAさん(36)*1が16日、育児休業から復職後に降格されたのは違…

どうしようもないグダグダ感。

業界はすっかり株主総会一色に染まりつつある時期だというのに、この何とも言えない疲労感&倦怠感はなんだろう・・・。 気付かないうちにフラストレーションがたまっているのかもしれないし、気疲れから来るストレスが想像以上に重くのしかかっているのかも…

5億円詐欺の落とし前。

昨年の終わりごろに世を騒がせた「小室哲哉著作権詐欺」事件の判決文が、最高裁HPにアップされた。 著作権移転登録制度をめぐる政策論(?)*1にまで発展したこの世紀の大事件について、何が罪と認定され、いかなる理由によって小室氏が“救済”されたのか*2、…

季節はめぐり・・・

本格的に梅雨入りし、昼の蒸し暑さと、夜の突発的豪雨に悩まされる季節になった*1。 となれば、旧試組も、そろそろ直前期の予想答練が全科目一巡し、最後の模試に向けて調整を始めたくらいの時期、ということになるだろうか。 筆者自身は、もともと明確な計…

31歳の市長誕生。

前市長が不祥事で退いたにもかかわらず後継と目されていた候補がそのまま出馬すれば、こうなることは薄々分かっていたのだが、それにしても衝撃的な結果である。 市議を2年ちょっとやったばかりの31歳の新人が、市長の座に就く時代が来るなんて、かの市の市…

移籍金。

ペレス会長が復帰したレアル・マドリッドが、「銀河系軍団」の再構築を目指して、華々しく欧州サッカー界のストーブリーグを演出しているようだ。 約92億円の移籍金を支払ってカカを獲得した、というニュースの余韻も冷めないうちに、今度はクリスティアーノ…

改正著作権法成立

しばらく追いかけてきた改正著作権法が、参院本会議で可決・成立した模様である*1。 衆議院で可決されてからちょうど1カ月。 参院の委員会審議の中身はまだ見られる状態になっていないが、おそらくはそんなに大きな波乱もなく、すんなりと通ったのであろう。…

言行不一致の極み。

日本の首相が、 「極めて野心的な」 温暖化ガス削減目標を提示した、と息まいているのだが・・・ ETC車に高速道路を1,000円で走らせてあちこちで渋滞引き起こす*1“逆モーダルシフト”政策を推進している政権の長が、何を言ったところで説得力などあるはず…

松家投手初登板

2004年のドラフトで横浜ベイスターズに入団していた松家卓弘投手が、札幌円山球場(対日本ハム)でついにプロ初登板。 「速球を中心に日本ハムの小谷野、ボッツ、糸井を9球で右飛、二飛、遊ゴロの三者凡退に仕留め、「ある程度速球で押していかないと、自分…

あらびっくり・・・。

朝、朝刊の三面記事の片隅に乗っていた写真を見てびっくり。 昔、よく使っていた田舎のホテル(まぁいわゆるラ●ホ)が、宗教法人の所得隠しを伝えるニュースと一緒に載っているじゃないか・・・と。 何でも、売り上げの一部を「お布施」として税務申告から除…

不完全燃焼感。

例年のこの時期に比べて特に極端な負荷がかかっているわけでもないし、週末のスケジュールまで含めて考えるなら、例年よりはるかに恵まれた余裕のある日々を過ごせているはずなのに、なぜか毎日体は重いし、調子も上がってこない今日この頃。 元々コンスタン…

馬の恩返し。

人智を超えた馬、ウォッカが、安田記念で6つ目のG1タイトルを奪取した。 ラスト1ハロンの切れ味は、何度見ても「壮絶」以外に形容しようがない。 上がり3ハロン(600m)のタイムは上位入線馬の中で最も劣る平凡な数字だったにもかかわらず、実際には最後の…

絶望するにはまだちょっと早いと思うが・・・。

2009年度の法科大学院の入試実施状況が公表されている。 「文部科学省は5日、2009年度の法科大学院(国公私立計74校)の入試実施状況をまとめた。志願者総数は前年度比24.9%減の2万9714人で、04年度の設立以降初めて3万人を割り込んだ。志願倍率も前年度の…

タシケント

最後はいつ何どき同点ゴールを決められても不思議ではないような展開だった*1が、それでも勝った。 ゴン中山の再来を思わせる岡崎のダイビングヘッドに、終盤の体を張った執念のディフェンス。 予選突破が当たり前のようになってしまった今では、盛り上がり…

実務の声

4日付のエントリーで紹介した独禁法改正について、衆議院経済産業委員会の会議録に、経団連を代表して出席した参考人(斎藤憲道・日本経団連競争法部会長代行)の次のような発言(要望)が記載されていた。 第一は、法律の運用基準の明確化のお願いです。 今…

改正独占禁止法成立

一昨年あたりから二転三転したあげく、ようやく成立した模様。 「談合やカルテル行為への罰則強化などを盛り込んだ独占禁止法改正案が3日の参院本会議で自民、民主、公明各党などの賛成多数で可決、成立した。新たに不当な安値で販売を続ける「不当廉売」な…

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