2020-01-01から1年間の記事一覧
去年までと比べると比較的静かに進んでいる今年の著作権法改正論議。だが、世の中に与える影響は決して小さくない権利制限規定の見直しが、今、急スピードで進んでいる。今朝の日経朝刊に掲載された記事はこちら。 「文化審議会の作業部会は11日までに、図書…
今朝、毎日読んでいる日経新聞の朝刊を開いた。そして、最後の面の下の方に、やはり予告通り(帰ってきた)『ミチクサ先生』の連載が再開されていたのを見て、安堵しつつもため息が出た。そう、今年の2月21日の朝刊紙面から255話、まさに新型コロナがこの国…
週末に大統領が決まり、一気に日経平均が500円以上上がった東京市場から、中国、東南アジア、欧州まで、次々と上げの波が伝播していき、夜も深まり、本家・米国の週明け市場が開いたに戻ったところで、すわ30,000ドル突破か!と思わせるような過激な爆上げ・…
海の向こうでは一大騒動となった大統領選が事実上決着し、国内でも様々なスポーツイベントのクライマックスで湧いたこの週末、普段と何ら変わらずに日程をこなしていたのが我らがJRA、である。来週からは、エリザベス女王杯を皮切りに年末まで「7週連続GⅠ」…
長らく「コロナ不況」一辺倒だった日経紙のトーンもようやく変わり始めた気がする。今朝の朝刊、第2面に掲げられた見出し。 「コロナ下高値、進む二極化 環境適応力で差」 (2020年11月7日付朝刊・第2面) 記事の中身に目を通せば、どちらかといえばまだ「株…
海の向こうほどではないが、局地的な「改革」路線が様々なハレーションを引き起こしているのが今の我が国の状況というべきか。しばらく続いている「ハンコ撲滅」キャンペーンに対しては、ここに来て事業者団体の巻き返しの動きなども報じられているが*1、個…
大勢が決着したらエントリーを上げようと昨日から待ち構えていたのだが、結局日本時間で2日目の夜に突入しても、残された5州の青と赤は膠着状態が続く。そう、言うまでもなく米国大統領選2020の話。選挙戦が終盤に差し掛かった時期になって、嘘か真か、現職…
「文化の日」くらいは文化的なことをしたい、と、珍しくAmazon Primeで映画を2本、さらにいろいろ節目のJBC2020の中継を見つつ、久しぶりの祝日を穏やかに過ごしていたのだが、その流れで、今日のエントリーではしばらく書けていなかったある本の読後所感も…
7月から始まっていた「Go To トラベル」に続き、ここに来て話題になる機会が増えている「Go To Eat」、さらに「商店街」やら「イベント」やら、何でも「Go To…」付けて盛り上げろ、というのが現在のお上の方針になっているようである。だが、このキャンペー…
まだ最後の山となる2カ月が残っているとはいえ、先週まででもうお腹いっぱい・・・といっても過言ではないくらい、何十年かに一度の出来事が満載だったのが今年の中央競馬界。何といっても「無観客」で半年以上施行された、というのが、後にも先にもそうない…
今年に限ったことではないが、一年の4分の1を切る時期になると、日々の過ぎゆくスピードが一段と早くなっていく。連日飛び交う「規制改革」の掛け声、何が目的なのかすら分からなくなりそうなカオスの中にある「Go To...」、そして遅れて始まったスポーツ…
日本経済新聞の朝刊に、自分が生まれる前からずっと掲載され続けている定番コラム、「私の履歴書」。月替わりで繰り広げられる連載の中でも、いわゆる「企業人」の方が主役になっている時は、書かれていることだけではなく、「書かれていないこと」の裏読み…
ここのところ法改正特集が続くジュリストだが、今月発売号は「2020年個人情報保護法改正」の特集だった。ジュリスト 2020年 11 月号 [雑誌]発売日: 2020/10/24メディア: 雑誌2015年改正で一息ついたと思ったのもつかの間、海の向こうでGDPRやらCCPAやらその…
創業から約半世紀の名門家具メーカー、大塚家具が”親子喧嘩”で有名になったのは今から遡ること5年ちょっと前の話。社長を一度退いた後に返り咲き、定時株主総会で自らの父親と対峙して一躍時の人となったのが、大塚久美子社長だった。ここ数年は、有名企業で…
連邦最高裁の最年長判事の訃報に接してエントリーを上げ、「後任選びはどうなるかな・・・」ということをボソッと書いたのは先月のこと。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comあの時は、さすがの大統領も、それを支える共和党も、選挙を控えて多少は自重するの…
こんな年だから、なのか、今年はこれまでしばらく気にしていなかったようなニュースにも目を向けることが増えた。典型は、これまでシーズン終盤の数試合と日本シリーズくらいにしか興味が湧かなかったプロ野球の結果がなぜか毎日気になるようになってしまっ…
第81回菊花賞。牡馬クラシックの最終戦だが、勝つ馬は最初から決まっていた。2枠3番・コントレイル。既に皐月賞、ダービーの2冠。しかもデビューからGⅠ3戦を含めて未だ負けなしの6連勝で、いずれのレースも完膚なきまでの圧勝・・・とくれば、逆らうなんてと…
10月も終わりに近づくこの時期。週が変われば3月期決算会社の中間決算を中心に、続々と決算短信が開示される3週間に突入する。そしてこういうタイミングになると決まって出てくるのが「決算リーク」。今週話題になったのは、大手航空会社に関する”巨額赤字の…
遅れて始まったプロ野球も、なんだかんだと順調に試合を消化して、気が付けば最終盤に差し掛かっている。セ・リーグは、開幕してからずっと独走している東京の某球団がこのまま走り切って終わりそうな気配だし、パ・リーグの方も、一瞬混戦模様になったもの…
既に今日は様々なところで話題になっているが、改めて、ということでこのニュースである。 「米司法省は20日、反トラスト法(独占禁止法)違反で米グーグルを提訴した。ネット検索市場での圧倒的な支配力を利用し、自社サービスを優遇する契約をスマートフォ…
9月に新政権に代わってから、「改革」の掛け声がやたらけたたましく響くようになった。最近は、内閣支持率も政権発足当初と比べて随分落ちてきているから、巻き返しを図るべく、今後もますます看板大臣たちの”一声”があちこちで響き渡ることになるのだろう。…
競馬である以上、どんなレースでも波乱はあるし、「絶対」と言われた馬が沈むことだって一度や二度ではない。そして、本命馬が人気になればなるほど、心のどこかでそれを期待してしまうのが、長くかかわって来た者の性だったりもする。だが、少なくとも今日…
前々から注目されていた旧労働契約法20条、労働契約の期間の有無により労働条件に不合理な相違を設けることを禁じる*1、という規律に違反するかどうかが争点となった訴訟について、今週、相次いで最高裁判決が出された。多くのメディアも、それに接して情報…
「ここからが正念場」というタイトルをエントリーに付けるのは、今年に入ってから2度目のことである。前回は2月も末に差し掛かる頃の話。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comいま改めて見返すと、見通しが楽観的に過ぎたなぁ・・・と思うことも多々ある一方で…
月曜日に飛び込んできた著名作曲家の訃報。そして、速報記事で紹介された曲名に刺激されて動画サイトを訪ね、そのままハシゴして寝不足のまま今日の朝を迎えた方も多かったのではなかろうか。 「「また逢う日まで」「ギンギラギンにさりげなく」など、昭和期…
しばらく「無観客」を貫き通してきた中央競馬が、遂に7か月半ぶりに一般入場再開、という政策に舵を切った。既に度々ご紹介しているとおり、「馬券の売上」という点ではコロナ前に全く見劣りしない、というかむしろ上回っている状況でもあえてこのタイミング…
裁判所の「知的財産裁判例集」のコーナーに一度アップされたものの、誤記等の修正のためかすぐに消え、今週になってようやくサイトに再アップされた商標の審決取消訴訟の判決がある。当事者の主張の表現を借りるなら「緑色円環配置構成」の周知著名性の評価…
怒涛の「株主総会2020」は、6月期決算会社の開催やギリギリまで引っ張った継続会等もほぼ一通り終わった、ということで、既に総括と来年に向けた「提言」が行われるフェーズになってきている。そんな中、日本経済団体連合会より、「株主総会におけるオンライ…
昨日の日経紙朝刊に掲載された「テレワーク」の記事。 「テレワークが新しい働き方として定着する中、仕事の生産性を巡る評価が分かれてきた。コミュニケーション不足の懸念から伊藤忠商事は社員の出社を促す一方、日立製作所などは多様な働き方の選択肢とし…
案の定・・・ではあるのだが、いよいよ最後の波が大きくなり始めた、そんな気がしている。先月の終わり頃のエントリーで呟いた例のやつ。k-houmu-sensi2005.hatenablog.com今のところは、まだ海の向こうの大統領の入退院劇だったり*1、海の向こうの偉大な日…