2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

看板倒れの法整備?

今朝の日経新聞に、文化審議会法制問題小委が IPマルチキャスト放送の取扱いに関する 報告書案骨子を発表したとのニュースが*1。 「テレビ番組をインターネット配信でも楽しめるように、著作権の扱いを議論していた文化審議会法制問題小委は30日、光ファイバ…

法律雑誌記事ダイジェスト(5月後半)

今回は簡単に流す(つもり)だが・・・。 NBL833号(2006.5.15) 巻頭言に、高山佳奈子・京大教授のコメントが掲載されている*1。 不正競争防止法18条(外国公務員贈賄罪)を例に挙げて、 企業の違法行為抑止のための方策のあり方について 論じておられるの…

2006年5月のまとめ

今月の月間トータルPVは約13,000件。 ユニークユーザーは8,600件ほど。 アクセス件数激増の日とそうでない日のギャップが激しかった5月・・・。 <検索語(単語)ランキング> 1.→ Hな話 301 2.↑ 本当にあった 185 3.↓ 本当にあったHな話 147 4.→ 企…

論文式試験・知的財産法〔第1問〕補足

第1問で、Yにつき直接侵害が成立する、 という結論を導くための理由付けをどうすべきか、 少し引っかかっていたので、 『特許判例百選〔第3版〕』をめくっていたら、 No.72の解説にちょっとしたヒントが載っていることに気付いた。 東京地判平成13年9月20日…

読むだけなら、面白い。

早々と法務省のサイトにアップされたということで、 新司法試験の論文式の問題を入手した。 解いてみた・・・とは言うまい。 あくまで、読んでみた、だけである。 率直な感想を言わせて貰えば、 「この問題の作り方って、面白い。」 これまで法律系の資格試…

May,Forever...

前にも書いたように、 自分は5月という月が好きである。 そして、5月の最終週といえば、 いつも同じ場所で、同じ景色を見るのが長い間のならわしだった。 自分自身が想い出の場所を離れてからも、 そして戻ってからも・・・。 何となく家にいるのが落ち着か…

勝った馬が強いのだ。

本ブログの皐月賞の後のエントリーを 覚えている方はどれくらいいらっしゃるだろうか? (http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060416/1145199672) 「勝った馬の血統を調べてみたら、オペラハウス×ダンシングブレーヴ。何て重そうな血なんだ・・・(笑)。ど…

商標いろいろ(その3)

今回は新聞記事から抜粋。 「samco」と「SUMCO」 「半導体製造装置のサムコは25日、シリコンウエハー製造のSUMCOに商号や標章の差し止めなどを求め、東京地裁に提訴した。訴えによるとサムコは「samco」の商標で半導体関連装置を製造・販売しており、昨年、S…

「クッション言葉」と企業法務

lxngdh氏の『日々の雑感』の「クッション言葉」に関するエントリーの中に、 興味深いコメントがあった。 (http://d.hatena.ne.jp/lxngdh/20060524) 「お言葉を返すようですが…」ってクッション言葉なんですかねぇ?これって使った瞬間に相手をモロに不快に…

「ローマの休日」騒動

映画「ローマの休日」等の著作権を侵害されたとして、 米パラマウント・ピクチャーズが激安DVD業者に対する 製造・販売差止仮処分を申し立てた件。 2004年1月1日施行の改正著作権法で、同日以降の公開作品は著作権保護期間が50年から70年に延長された。2…

ドイツW杯サポートソング

フジテレビのW杯特番のプレスがなされていたようで、 現地に「めざまし」の大塚キャスターが乗り込むなど 十分過ぎるほどの力の入り方だが*1、 自分がここでそれ以上に強調したいのは、 以下のリリース↓。 2006ドイツ・フジテレビサッカーサポートソング*2 …

気候変動

年が経つごとにワイルドになっていく東京の空。 高層ビルの窓から、稲光と5月のスコールを眺めながら仕事をするのにも、 もう慣れた。 この何年か、明らかに「超」が付く異常気象が続いてるのに、 正面から警鐘を鳴らす声が聞こえてこないのが、かえって不気…

法律雑誌記事ダイジェスト(5月前半・続編)

NBL832号(2006.5.1) 正月の特集が好評だったのか、 『裁判所専門部における事件処理の実情』第2弾掲載*1。 今回は大阪地裁の各専門部の紹介が掲載されている。 日本の場合、裁判官の運用も全国規模で行われているし、 最高裁の事務方がきっちりと手綱を占…

「大渕説」支持論者現る?

以前から本ブログで粘着(笑)し続けている、 無効審決取消訴訟係属中の訂正審決の問題だが*1、 ここに来て苦戦を強いられていたかに見えた大渕教授に 心強い援軍が現れた。 斬新な法律構成で近年注目を浴びている 「塚原コート」こと、知財高裁第4部である…

法律雑誌記事ダイジェスト(5月前半)

いつもながら、月末になってようやく・・・といったところである。 ジュリスト1311号(2006.5.1-15) 特集は「議会制民主主義の行方」。 毎年恒例の憲法記念日特集の一環だと思われるが、 特に今回は統治分野での特集、ということで、 解散権の根拠と制約、…

「商標いろいろ」(その2)

このブログの慣わしとして、 「その1」と書いたからといって「その2」があるとは限らない! (威張ることじゃないが・・・・) というのがある。 だが、いつもブックマークをつけてくださる himagine_no9氏に、 「「その1」ということですから、きっと続…

もうひとつの「クラシック」〜優駿牝馬

こちらは自分にとっては馴染みの深い、 もう一つのクラシック。 以前のエントリーでチラッと紹介していた (http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060430/1146416873) カワカミプリンセスが無敗でオークスを勝ったそうである。 (まだレースそのものは見てい…

至福のとき〜欧州頂上対決編

休日になって、ようやく待ちに待った 欧州CL決勝のビデオを見ている・・・。 さすがに結果は我慢しきれずに見てしまったが、 映像は絶対ライブ感覚で見たい!*1 とニュースの時間になるとチャンネル切り替える “やせ我慢の日々”が続いていたので、 アンセム…

ラフマニノフ

本ブログの読者の皆様はご察しのとおり、 筆者は極めて無粋な人間である。 ゆえに、流行の音楽には飛びついても 「クラシック」なる高尚な世界の音楽には、 これまでトンと無縁であった。 そもそも何がいけないかと言えば、 育った環境がいけない(あくまで…

至福のとき(2)〜欧州頂上対決編

というわけで、アーセナルvsバルセロナの頂上対決。 去年の決勝とはうって変わって*1、 見事なまでのテクニック勝負。 想像以上の見ごたえであった*2。 勝負事の定めとはいえ、 好きなチーム同士が潰しあうのを見るのは結構切ないものだ、 ということに気付…

自己保身。

昨日のエントリーはフィクションであり、実在する会社、人物、及び企業法務担当者とは何の関係もありません。 なーんて、言ってみるテスト(笑)。

『法学教室』2006年5月号

次月号が届いている時期になって書くのもなんだが、 (・・・と言っても別に今に始まった話ではないが) 一応のお約束として軽くご紹介。法学教室 2006年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2006/04/20メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 1回この…

本音。

大人事部様の指令により、 大売り手市場にもかかわらず運悪く自分の会社の網に引っかかってしまった 後輩の学生の接待。 開始直前に笑えるメールが。 「本日はプライベートな飲み会というシチュエーションなので、領収書もらうところは見られないようにして…

続・本音。

大体、自分は、人事屋などという種族が大嫌いである。 内定者に向かってはロクに情報を開示せず、 「うちの会社、楽しいよ! やりたいことできるよ!」 と耳元で囁くくせに、 入社式の次の日からは、 「君たちは、たるんでいる!社会人の何たるかを分かって…

春の学会

ジュリストの5月1日・15日合併号に 恒例の『2006年春季学会予告』が掲載されているのだが、 その中から個人的な興味関心があるものをいくつかご紹介。 (以下、先生方の敬称は省略させていただきます。) 著作権法学会 5月27日(土)一橋記念講堂(学術総合…

究極の反論(その2)

以前面白判決としてご紹介した 「宗教家講演等著作権事件」だが、 (http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20051229/1135877661) 期待に違わず、控訴審まで行われたようである。 知財高判平成18年5月11日・著作権侵害差止等控訴事件*1。 控訴人が新たに行った主…

「転身意欲後退」の理由?

今朝の日経新聞、社会面に掲載されていた記事*1。 「文部科学省は15日、法科大学院全74校の2006年度の入学状況を公表した。入学者総数は5784人で前年度比4.3%増だが、社会人の入学は1925人で、同7.9%減った。今年度から始まる新司法試験の合格率が当初の見…

どうでもよい。

サッカーW杯、日本代表23人選出。 巻に久保ドラゴンの代わりは勤まらない、 と個人的には思っている。 松井大輔選手が選ばれないのはなぜか。 考えるだけあほらしくなった。 ま、監督はジーコだ。 やりたいようにやっていただければそれで良い・・・。

商標いろいろ(その1)

最近、商標の審決取消訴訟を見る機会が多くなってきたので、 時々まとめてご紹介しようかと。 定期連載になるかどうかは不明である。 「ササッと」事件(無効審判不成立審決取消訴訟) 知財高判平成18年4月26日(H17(行ケ)第10851号・塚原朋一裁判長)。 …

ヴィクトリアマイル

うーん、先週の予想は外れですな・・・。 2番人気と3番人気の決着だから、 波乱とは言わないのかもしれないが*1、 ラインクラフトが9着に消えたっていうのは、 不可解である。 勝ったダンスインザムード、5歳牝馬。 負けたラインクラフト、4歳牝馬。 やっぱ…

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