いつまで続くかこのブーム。

昨年暮れくらいからの傾向が、年が変わってもまだ続いている。日経紙の紙面を開けば、「賃上げ」。そして「リスキリング」。有名な企業がバスに乗り遅れるな、とばかりに「全社員向けにDX教育を実施」という、冷静に考えればただの内輪の話を外向けにぶち上…

何がこの差を付けたのか?

年始の恒例行事となっている「JRA賞」の発表。そして、今年も年度代表馬に選ばれたのは3歳(明け4歳)馬だった。www.jra.go.jp未だ多くの競馬ファンに昨年末の有馬記念の余韻が残っている中での投票結果発表だから、イクイノックスが年度代表馬に!という結…

「三連休」にも救われず。

年末年始、慌ただしく動いて新年が始まってしまっても、すぐに訪れる「三連休」で、(本当は年末年始のうちにしたかったことを)いろいろと片付けて帳尻を合わせる、というのは良くあるパターンで、今年もあわよくば・・・と思ってはみたものの、結局消化不…

まだまだ続いてほしい神話の世界。

まさか競馬中継の中で新年早々「SDGs」という言葉を聞くことになるとは思わなかったが・・・。news.yahoo.co.jp開幕週&今年最初の3歳重賞であっさり勝ち星を挙げて、重賞350勝&37年連続重賞勝利、という、もはや未来永劫塗り替えられることはないのでは・…

「順当勝ち」という奇跡のドラマ

今シーズン、大学駅伝界でずっと強い強いと言われ続け、「三冠」にリーチをかけていた駒澤大学。出雲駅伝は大会新記録で圧勝。全日本大学駅伝も最後は独走で大会三連覇、とほぼ完璧に近い歩みを続けてきたものの「箱根」だけは別物。エントリーする全ての選…

混沌の先にあるもの。

またいつものように新しい年がやってきた。さすがに50回近く、世に出てからも四半世紀にわたって同じイベントを繰り返していると感慨も薄れて様々なものがルーティン化してくるのだが、そうはいっても多少は気持ちをリセットして今年の展望を・・・と、日経…

2022年12月&通年のまとめ

日本では一年の終わり、といっても、今年に関しては、久しぶりに国境を跨いで過ごす休暇のど真ん中、という状況でしかなかったりするので、まとめも淡々と。12月のページビューは11,000超、セッションは8,000弱、ユーザー5,000弱。最後の数日で少し時間がで…

遂に歴史は動いた、のか?

年末の”いじりネタ”として定着して久しい日経新聞の「企業法務税務・弁護士調査」。昨年は企画の名称が変わって仕切り直し、となったものの、中村直人弁護士が「企業が選ぶ弁護士ランキング」の首位、という予定調和的結末に変わりはなく、長年の一ファンと…

素敵なクリスマスプレゼント

今年はクリスマスのカレンダーと開催日程がぴったり重なった中央競馬。そして、年末のビッグイベント・有馬記念は、クリスマス当日に開催という実に粋なレースとなった。伝統的な傾向からして菊花賞優勝馬が強く、ジャパンカップ組は苦戦するレースだ、とい…

今年の「知財判例」と言えば・・・。

年を重ねるたびに、過ぎる時間は早くなる。幸運にも、ちょうど「この一年を振り返る」的な企画*1に参加する機会をいただいたので、ここしばらくの間は、手の空いた時間でいろいろ思い出そうとしていたのだが、「つい最近」と思っていたことが1,2年前の話だ…

ようやく、の終焉。

よりによってこの年末に・・・と誰もが思った、少し早めのクリスマスプレゼントというにはあまりに唐突な政策転換だった。 「日銀は19~20日の金融政策決定会合で大規模緩和を修正する方針を決めた。長期金利の変動許容幅を従来の0.25%程度から0.5%程度に広…

季節外れのアンセムに。

怒涛のカタールW杯が終わった。大会終盤、準決勝、3位決定戦まで来ても、依然しびれるような戦いは続き、そしていつもなら退屈な試合になることも多い「決勝戦」が大会のハイライトのような試合になる、という贅沢さ。もう散々、様々なメディアで書かれてい…

お天道様は見ているか?

金曜日の深夜から日曜の早朝にかけての2日間、どの大会でも一番面白いと言われるW杯の準々決勝が行われた。最大のサプライズといえば、グループリーグでの余裕綽綽の戦いぶりからして、決勝進出は間違いないと思われていたブラジルの敗退だろう。相手は4日前…

何度見てもぬぐえない「被害者救済新法」というフレーズへの違和感

本来なら政権与党が盤石の基盤に支えられて悠々と乗り切れるはずだったのに、身内の様々な問題が噴出した結果、会期末ギリギリまで対応を余儀なくされた今年の臨時国会。最後まで「政治」に振り回された結果、最大の目玉法案の参院本会議での採決がまさかの…

いつかは来る日だと分かってはいても。

自分にとっては、あまりに唐突に訪れたニュースだった。 「日本中央競馬会(JRA)は8日、2023年度の新規調教師試験の合格者を発表し、日本ダービー(G1)で3勝を挙げた福永祐一騎手(栗東・フリー)など7人が合格した。46歳の福永は来年2月いっぱいで騎手を…

日本がワールドカップの一部、になった日。

週明け早々から深夜に行われたカタールW杯ノックアウトステージ1回戦、日本対クロアチア戦。「4度目の正直なるか!?」というメディアの煽り以前に、ドイツとスペイン、という優勝経験国を倒してトーナメント表上に席をつかんだ、というこれまでの経緯を踏ま…

「奇跡」という言葉は似合わない勝利。

4年に一度の大イベント、とはいえ、何歳になっても朝は苦手だ。 だから、日本中がそわそわしていた金曜日も、午前4時から始まる試合をリアルタイムで見るつもりは毛頭なかった*1。とはいえ、終わった後の結果をいきなり見せられるのは悔しい天邪鬼だから、昨…

2022年11月のまとめ

「年末」を意識し始めてから過ぎていく時間はあっという間だ。ついこの前「10月のまとめ」を書いたばかりだと思っていたのに、そこからの30日は瞬く間に過ぎた。その間、様々な仕事の依頼が手元から消えることはまるでなかったし、その合間には、先月ボヤい…

一喜一憂するなかれ。

グループリーグ初戦でドイツに逆転勝ちして勢いに乗るチームと、スペインに大敗して戦意喪失しかかっていたチーム。2戦目にこの2つのチームが対戦する、と聞けば、ほとんどの人が前者の勝利を予想する。だから、日曜日の夜は、多くの人々が日本代表の勝利を…

スロー過ぎた流れが導いた、いつか見た光景

40年以上の歴史を持ち、過去には競馬史に残る名勝負も繰り広げられた「ジャパンカップ」から「国際競走」の香りが消えて久しい。外国勢の勝利、というと、17年も昔まで遡らないといけなくなったこのレース。年々高速化する日本の馬場に太刀打ちできなくなっ…

一瞬仰天したけれど・・・。

まだメディアにも「ドイツ戦勝利」の余韻が残っていた24日の日経夕刊の1面に↓のような記事が躍ってひっくり返りそうになったのは、決して自分だけではなかったはずだ。 「金融庁は証券取引所が3カ月ごとに上場企業に提出を求める「四半期決算短信」について…

そうだ、これは「アジアの」W杯なのだ。

始まる前は、中東、それも何もないことで有名だったカタールなんかでできるのか?という懐疑ムードが強かった4年に一度の祭典だったが、始まってしまえばいつものワールドカップ。国家の富を存分にアピールする立派すぎるスタジアムに、世界各地の予選を勝ち…

これが本当なら何を信じればよいのだろうか。

数か月前に、この会社が絡んだインサイダー取引の嫌疑が報じられた時もどうなんだ、と思ったが、今回はさらにその上を行く衝撃、である。アイ・アールジャパンHDのリリースより。www.nikkei.com 「当社は、2021年9月上旬に東京機械製作所様との間で、アジア…

遅れてきた良血馬と”馬産地”の意地がもたらした波乱。

エリザベス女王杯、と言えば、ちょっと前まではノーザンファーム、社台ファームの馬たちの独壇場のようなレースだった。ここ10年、「血統が良い馬が走る」という当たり前の現実を嫌というほど思い知らされてきた中でも特に「エリザベス女王杯」とくれば、煌…

意外でも何でもない「必然の26人」

前々から知ってはいたが、長年刷り込まれたカレンダーからはあまりに外れた日程ゆえ、まだ「直前」モードには入れない今年のカタールW杯。だが、登録メンバーの発表となると、いよいよ・・・という気分にはなってくる。 「日本サッカー協会は1日、ワールドカ…

2022年10月のまとめ

毎年のことではあるのだが、一年が残り3カ月を切ると時間もあっという間に流れる。CSの1stステージに胸をときめかせたのは一瞬、気付けば贔屓チームはあっけなく敗退し、日本シリーズもまさかの「リベンジ」で再びパ・リーグに凱歌が上がっていた*1。未だ収…

欅の向こうに一瞬だけ見えた1998年の幻。

昨年、エフフォーリアがダービーからの直行でこのレースを制したインパクトがあまりに大きかったから、なのか、今年は春のクラシックを沸かせた3歳勢が揃って同じ路線を選択し、そこを英国帰りの前年ダービー馬・シャフリヤール&札幌記念組が古馬を代表して…

34年越しの残滓が消えた日。

それは思いがけないサプライズだった。 「音楽教室のレッスンでの楽曲演奏が、日本音楽著作権協会(JASRAC)による著作権使用料の徴収対象になるかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は24日、JASRAC側の上告を棄却した。教師…

父の数字に並んだ日。

快調だった夏競馬から一転、様々な雑音の影響もあってか、勝利からしばらく遠ざかってファンをハラハラさせた時期もあった今村聖奈騎手。だが、10月10日、約1カ月ぶりの勝ち星を挙げ、翌週から三場開催のローカル場所に戻ってからは再びの勝ち星量産体制。そ…

地上の星より輝いた薔薇。

春の牝馬クラシックで二冠に輝いた今年の一番星、スターズオンアース。オークスの後、一頓挫あったと伝えられていたが、何とか秋華賞には間に合わせて、春から直行での三冠チャレンジ。元々、何となくきれいな名前の馬だな、と思っていたのだが、この週末、…

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