2012-01-01から1年間の記事一覧
シーズンの途中から、虎党的には明るい話題が何一つ出てこなくなった、ということもあり、どうでもよくなっていた今年のペナントレース。終盤に、金本知憲選手、城島健司選手が相次いで引退を発表する、という、ある意味明るいニュース*1があったものの、も…
昨日の夜から今日にかけて、どのメディアも、山中伸弥・京都大教授のノーベル生理学・医学賞受賞のニュースで持ちきりだった。ここ数年、様々な分野で“停滞”&“凋落”がささやかれるこの国にとっては、「iPS細胞」の発見で世界に名を轟かせ、あっという間に研…
司法修習生や法科大学院生の間では、相変わらず“四大”(TMIを入れると“五大”になる)として括られる大手渉外系総合法律事務所の人気が強いようである。だが、長年、「依頼主」として、様々な弁護士事務所と付き合っている立場から見ると、なぜそこまで優秀な…
我らが日本代表・オルフェーヴルが、“三冠馬”の肩書と、今年春の逸走→惨敗→復活V、という“神話”を背負ってフランスに乗り込んだ今年の凱旋門賞。 前哨戦のフォア賞も快勝したし、相手関係も、昨年の覇者・デインドリームや最強牝馬・スノーフェアリーといっ…
例年、この時期になると浮上するのが、次年度の税制改正に向けた要望の動き。 そして、今年も経団連が2013年度税制改正に関する提言を発表した。 「経団連は5日、2013年度税制改正に関する提言を発表した。特許の使用料など知的財産から生じる所得への課税を…
最近、商売上手な弁護士が、新手のサービスを展開しようとする傾向があるようだが、そんな中、日経紙に、また一つ興味深い記事が掲載されていた。 「サイバーエージェントは鳥飼総合法律事務所(東京・千代田)と組み、インターネット上での誹謗(ひぼう)中…
いろいろとドラスチックな法律の施行日が重なっていた10月1日だが、日経紙法務面の特集は、「災害時帰宅問題」という、果たして法律問題なのかどうか・・・という内容だった*1。もちろん、問題自体はそれなりに切実で、東京都が2013年4月に施行する予定の「…
今月は相当長いこと更新を止めてしまったこともあって、当ブログを訪れる方も少ないまま、ひっそりとした月末となった(ページビューは27000回弱、ユニークユーザーは21000人強)。月が始まった頃には、「本当に秋なの?」と思うくらいの気候だった9月だが、…
日経紙の社会面の片隅にひっそりと掲載される訃報。 日によっては見逃しても不思議ではないその場所に、現在にまで連なる民法学の一大系譜を築き上げた偉大な研究者のお名前が掲載されていた。 星野英一氏(ほしの・えいいち=東京大名誉教授)27日、心不全…
気が付けば、随分と長い間、更新をさぼったまま時を過ごしてしまった。別に、隣の大陸で暴動に巻き込まれたわけでも、ハッカーにサイトを攻略されたわけでもない*1。昼も夜も休日も、なかなか余裕を持ってパソコンに向き合う時間が確保できない中で、気が付…
12日付の新司法試験の合格発表に関するエントリーの中ではそんなに詳しくは書かなかったのだが、今年の試験は、第1回予備試験合格者組が初めて挑んだ、という点でも注目されていた。95人出願、85人受験、短答試験の足切りをうち84人がクリアして、最終合格者…
昨年、知財高裁で中間判決が出されて以来、敗色が濃厚となった被告・佐藤食品工業(サトウ食品)がどこまで頑張るのか、ということが専ら注目されていた「切り餅」事件だが*1、サトウ食品の強気姿勢も空しく、最高裁でも、いともあっさりと上告棄却決定が下…
今年の初め、天下の「郵便事業株式会社」が札幌の一DM業者に商標権侵害訴訟で敗れる、という大波乱が報じられた「ゆうメール」事件だが、地裁判決から約8ヶ月で、ようやく想定どおりの決着となった。 「ゆうメール」のサービス名を商標登録している札幌市…
昨年、連続試合出場が途切れた時から、いつ「引退」の話が出てくるのだろう・・・と思っていたのだが、とうとう2012年シーズンが“鉄人”の最終章となった。 「1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持つプロ野球阪神の金本知憲外野手(44)が12日、兵庫県…
毎年、新聞で大きく取り上げられる新司法試験*1の合格発表。細々と終末期の裏街道試験を受けていた人間としては羨ましい限りなのだが、報じられる中身の方は、相変わらず芳しくない。 「法務省は11日、法科大学院修了者が対象となる2012年の司法試験で過去最…
今考えたら、“ヤングなでしこ”などというベタベタなフレーズを付けて、ビジュアル系の選手達の“顔”を使った前宣伝で国民を煽る必要なんてなかったんじゃないか*1、と思うくらい、この夏のU-20日本女子代表は輝いていた。男子と違って、フル代表が世界の頂点…
国内ではまだそこそこ盛り上がるとはいえ、プロ野球中継が地上波から姿を消して久しいし、五輪を通じて、「世界とつながっているスポーツ」に多くの人が目を向ける中、わが国でも着実に“マイナースポーツ”への道を辿りつつある「野球」。そんな中、「ワール…
かねてからこのブログでも何度か取り上げている、オリンパス内部通報者不当配転訴訟。 夏休みには当事者である浜田氏の本もご紹介したところだったのだが*1、この問題の根の深さを改めて感じさせるような記事が、4日付の朝刊に掲載されている。 「社内のコン…
入手してから、だいぶ日が空いてしまったが、「Business Law Journal」の最新号について、少しコメントしておくことにしたい。BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2012年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: レクシスネクシス・ジャパン発売日: 20…
暑さでクタクタになりながら、ようやく過ぎていった8月。ブログの方は、ほとんど法律の話題らしい話題に触れないまま、日を消化することになってしまったが、「まともな記事を書く暇もないまま忙しかった」というよりは、「いつものような記事を書く気分にな…
先日のエントリーで触れた松井投手はじめ、今年の甲子園にはいろいろと“怪物”がいるらしい・・・と聞いて、もしかしたら凄い試合になるかも・・・と、本能的に録画した全国高校野球決勝戦。こういう期待は、概して裏切られるものだが、どっこい。 今年に関し…
いつもなら、決勝戦の結果を耳にして「まだやってたの・・・?」という感覚に襲われることも稀ではなかった夏の高校野球だが、今年は、初戦で「22奪三振」という、とんでもない快投を演じてのけた2年生左腕(松井裕樹投手)が現れたがゆえに、いつもとは違っ…
この時期の定番として、どうせ時間に余裕あるだろうからあれもこれも・・・と予定を入れて、結局、(本当はもっとのんびりできるはずなのに)いつも以上にアップアップになってしまう、というのがあって、今年もこんな感じだ*1。いつもの年と違うのは、今年…
最近、いろいろと変な動きを目にして気になってはいたのだが、やっぱり・・・と言いたくなるような、(OBとしては)衝撃的な記事が日経紙に掲載された*1。見出しは、 「結束強める東大卒」 まぁ、個人的には、(笑)を10個くらい付けてもいいですか・・・っ…
競馬の予想に必須、とまでは言えないが、ないと何となく落ち着かないのが、「調教タイム」という代物。走らせるコースや騎乗者によって、全然タイムは変わってくるし、調教でしか走らない馬だとか、調教タイムは平凡だけど本番になると見違えるような走りを…
法制審議会での2巡目の審議が山を越えつつあり、いよいよ具体的な案の提示が目前に迫ってきた民法(債権法)改正。そんな中、日経紙の法務インサイドで、最近のホットな話題をネタに、「約款の免責」ひいては約款組入要件の導入の可否に言及する特集記事が…
今年の夏を華やかな彩で飾ったロンドン五輪も、とうとう終わりを迎えることになってしまった。逃げ場のない現実の仕事からの逃避も兼ねて(苦笑)、連日五輪関係のエントリーを上げ続けてきた当ブログも、これが最終日、ということで、本来なら、「明暗」の…
11日の早朝から、夕方にかけて、人気球技の3位決定戦が相次いで行われた。一つは男子サッカー。そして、もうひとつは、女子バレーボール。いずれの競技も、自分が五輪開幕前に密かなサプライズを期待していた種目で、それゆえ、ギリギリのところでメダルを取…
2011年W杯決勝の再戦となった、ロンドン五輪女子サッカーの決勝戦。 メディアがどんなに煽っても、今年に入ってからの戦いぶりや、グループリーグからトーナメントに入ってからの“なでしこ”JAPANの戦いぶりを見る限り、勝ち負けはともかく、大して面白い試合…
今年の2月に地裁判決が出た時に、「意外な判決だなぁ・・・」とコメントした*1のが記憶に新しい、「グリー対DeNA/釣りゲーム著作権侵害事件」だが、自分が第一審判決への細かいコメントをブログに載せる機会を逸し続けている間に、あっという間に控訴審の判…