2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2019年9月のまとめ

9月最後の日。プロ野球シーズンなんてとっくの昔に「終わった」と思っていたのに、まさかタイガースが最後の最後に6連勝を決めてCS進出を果たすとは・・・。「『カープ奇跡の日本シリーズ進出、そして日本一』を日本中が最後まで期待してたのに何やらかして…

アラビアン・スプリンター

週末、ほぼ床に臥していた状況にもかかわらず、日曜日の午後3時くらいになると何か無理やりスイッチが入ってラジオをオンにし、メインレースの発走時刻を見計らってテレビの画面に目を移す・・・。「一生に一度」の触れ込みのW杯は見逃すのに、「毎年毎週」…

「奇跡感」のない快挙。

何事もなければ、土曜競馬のメインレースが終わった後に放送波を切り替えて、”ジャイアント・キリング”と呼ばれる瞬間を4年ぶりに再び見届けることができたはずだった。それがまさか、高熱で床に伏している間に試合が終わり、直後のニュースまで見逃すことに…

850万ページビュー到達

2019年9月27日、ブログの開設から14年と約2か月くらいのタイミングで、ようやく850万ページビューに届いた。そうでなくてもここ数年ペースが落ち気味の上に、カウント数が比較的高めに出る傾向があった「はてなカウンター」がなくなってしまったことで、ます…

野中郁次郎先生の至言。

今月の日経新聞の「私の履歴書」を一橋大学の野中郁次郎名誉教授が書かれているのだが、御年84歳、”Knowledge management”の理論で一時代を築かれた経営学の大家、しかも企業の現場を知り、そこからの米国留学で道を切り開いてこられた方、ということもあっ…

時代の流れとともに失われるものの寂しさと、未来への希望と。

○○エフェクト、って言葉が最初に囁きだされたのはいつ頃のことだっただろうか。確かにCDショップの衰退に始まり、Amazonの脅威の下で消えていく書店、小売店、といった類の話が米国発で世界中に広まってきていて、最近ではフォーエバー21、お前もか!という…

恩讐を越えて

昔はそんなに好きではなかった、というか、むしろ嫌いだったのに、同じ時間の流れの中で同じように歳をとり、いつのまにか「まだ頑張ってるんだ~」みたいな感覚で、好感を持つようになることが時々ある。サッカーで言えばカズは別格として、小野伸二選手と…

人生は紙ヒコーキ。

いろんな仕事を抱え込んでしまったおかげで、せっかくの二度の三連休もほとんど仕事で食い潰す状態に。これがいわゆる「自営業の罠」か・・・と嘆きはすれど、やらされている感がない分、まぁ楽しいかな、と。で、外にも出られずPCに向かいながらラジオを聴…

その読みにくい馬の名をこれから何度叫ぶのか・・・

サートゥルナーリア。キーボードで打ち込む分には、最近になってようやくスムーズにローマ字入力ができるようになったが、声に出して読もうとすると未だに噛む。 しかも短く略そうにも、どう縮めたらよいのか分からない・・・。そんな馬が、秋初戦の神戸新聞…

注目されるべきは「性別」などではなく・・・

知る人ぞ知る、だった元法務省人権擁護局長、前消費者庁長官が遂に・・・と思ったら、何か感慨深かった。 「政府は20日の閣議で、山本庸幸最高裁判事が9月25日で定年退官するのに伴い、後任に前消費者庁長官の岡村和美氏を任命することを決めた。」(日本経…

盛り上がりに水を差したくはないのだけど・・・

ラグビーのワールドカップが始まった。4年前の英国W杯での大躍進、そして、その流れを受けての自国開催、ということもあり、世の中的にはまぁまぁ盛り上がってはいるのかな、という雰囲気はある。ただ、開幕戦となったロシア戦、試合そのものにはボーナスポ…

「個人」の刑事責任を追及することの難しさと虚しさ、そして模索すべき第三の道。

検察審査会ルートで強制起訴され、東京地裁で審理されていた東京電力福島第一原発事故に関する業務上過失致死傷被告事件の判決が出た。2015年7月の起訴議決に始まり、在宅起訴を経て、行われた公判は、2017年6月の第1回公判を皮切りに実に37回*1。事故からは…

上り坂?下り坂?あるいはまさか・・・?

日本が3連休に浸っている間に、サウジアラビアの油田がドローン攻撃を受け、産油量の日量半分が出荷不能になった、ということで原油価格は急上昇。 先週まで根拠なき9連騰に沸き立っていた東証日経平均も早々に下げに転じる・・・はずが、昨日もわずかながら…

「松坂世代」最終章の逆転劇

今、中日ドラゴンズに在籍している松坂大輔投手の今シーズン後の去就が微妙な状況にある、ということもあって、最近「松坂世代」にまつわる話題が盛り上がっている。何かと比較され、注目され、すぐにプロに行った選手から、大学経由、社会人経由でプロに行…

「混同を生じさせる行為」をめぐる逆転判決

不正競争防止法2条1項1号該当性をめぐって争われた事件の知財高裁判決。ちょっと前に見つけたものではあるのだが、不競法絡みの事件としてはこれまでにあまりないジャンルの商品で、しかも原審(東京地裁)の判断が完全にひっくり返っている、という点でなか…

仕掛けて散った者の潔さ。

いよいよ残り一年を切って、東京五輪の代表争いも本格化、ということで、連休の真ん中の日に、東京のど真ん中で、「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)なる一発選考イベントが行われた。マラソンの代表選考に関しては、過去の五輪でたびたび「暗闘…

最高裁が示した「模範解答」

「諫早湾土地改良事業(土地干拓事業)」というフレーズは、自分が高校生の頃に「意識の高い級友が議論してたな」ということを「ムツゴロウ」の愛嬌ある映像と一緒に思い出すくらい古い記憶の中に刻まれている。その後、水門が閉じられ、「農業者対漁業者」…

熱狂の宴の後の現実との対峙。

10日付のエントリーをいろんな方が宣伝してくださったおかげで、(他の人が書いて下さったコンテンツの「顧客吸引力」あっての話にもかかわらず)昨日、今日のページビューがどえらいことになった。ここ数日別の仕事にかかりっきりになっていることもあって…

「最後の改造」の凄みとその先にあるもの。

週が変わる頃から様々なアドバルーンが打ち上げられ、昨日、正式に発表となった「第4次安倍改造内閣」発足のニュース。おそらくこれが現政権下では最後の内閣改造だろう、というタイミングで「初入閣13人」。しかも、その中に、首相との距離が近いと目されて…

「1500人」は死守された、が・・・。

今年も、新司法試験の合格発表のニュースが報じられた。2006年の第1回から数えて14回目。最初の頃はワイドショーで取り上げられるくらいの大イベント。新聞でも発表を報じるニュースは社会面を二面跨ぐくらいのスペースを占拠していたのだが、「新」司法試験…

「法務組織」から逆襲の狼煙が上がるとき。

ここ1,2年、「法務」の意義・役割・機能等々についてあれこれ話題になる機会が増えてきたこともあって、このブログでも、特に今年の春以降は、企業法務の在り方に関する機能論、組織論に言及するエントリーを上げる機会がそれなりにあったのだが、自分自身…

この気象が、いつかライフスタイルを変えてくれるのか?

台風15号が、関東を直撃した。ここ数年、この季節には、全国あちこちで「異常」という形容詞の付く雨風絡みの災害が発生しているし、首都圏も決してその例外ではなかったはずだけど、いきなり「千葉県に上陸」となると、やはりただ事ではないわけで、予報で…

嵐の前の東西レコード決着。

先週、悲喜こもごもの「夏競馬」が終わり、今週から中山・阪神の二場開催に。 3つの競馬場のレースを同時進行で追いかける週がしばらく続いていたから、二場になると何となく間が抜けた感じもするのだが、レースの合間に余裕をもって検討するには、これくら…

狂騒の末の「行政指導」は、この先何をもたらすのか?

先月来、随所に話題を振り撒き続け、既に個人情報保護委員会の勧告・指導も出されていた「リクナビDMPフォロー」問題に関し*1、今度は件の会社のコア事業を所管する厚生労働省(東京労働局)から、痛烈な行政指導が出た。 「就職情報サイト「リクナビ」を運…

「人の名」をブランドにすることの難しさ。

真夏に出た知財高裁の商標関係の審決取消訴訟の判決が最近アップされたようなのだが、ちょっと引っかかったので取り上げてみる。争点になっているのは、商標法4条1項8号(以下)該当性、ずばり、「人の名じゃダメなのか?」という問題。 第四条 次に掲げる商…

民主主義の代償とそれでもそれを追い求める人々と。

うんざりするような無限ループが延々と続いている英国。首相が変わっていよいよEU離脱か・・・という大詰めまで来たのに、またしても「下院で離脱延期法案可決」「首相の解散権行使も阻止」ということで、にっちもさっちもいかない袋小路に陥ってしまった。3…

民事裁判「審理迅速化」の落とし穴

昨年くらいから、「裁判のIT化」という話が(議論だけは)結構急ピッチで進んできていて、法曹界もかなりザワザワしてきた印象を受けるのだが、そんな中、さらに大きな波を立てるような記事が日経紙の朝刊に載った。 「最高裁や法務省が参加する研究会が、民…

マジョルカの18歳を追いかけて。

今日は少し余裕時間ができた、ということもあり、先週発売のNumber誌に目を通していた。Number(ナンバー)985号「久保建英18歳の冒険。Rising to a Real Star」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2…

立ち返るべき原点が見えなくなってしまう前に -プラットフォーマーと個人情報を提供する消費者との取引における公取委ガイドライン(案)に関するメモ-

今年に入ってからずっとメディアを賑わせ続けている「巨大IT企業に対する独禁法規制」の話が、先週、いよいよ具体的なガイドライン(案)の形で世に出てくることになった。 「公正取引委員会は29日、プラットフォーマーと呼ばれるIT(情報技術)企業を独占禁…

勝てなくても走り続けられる幸福を噛みしめよう。

月が切り替わったこの週末は、競馬の世界でも大きな「切り替わり」の節目だった。北海道(函館、札幌)では6月15日から、本州でも6月29日から(東は福島、新潟、西は中京、小倉)続いていた、いわゆる「夏のローカル開催」の終焉。 そして、それは、今年から…

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