2017-01-01から1年間の記事一覧

開設12周年。

何の気なしにこのブログを書き始めたのは、2005年8月4日のことだった。 それからあっという間に日が流れて12年・・・。とうとう干支も一回りしてしまった。一昨年、「開設から10年」の節目エントリー*1を書いた時も、心の中ではそんなに余裕があったわけでは…

遂にJCAAに持ち込まれた三菱重工・日立紛争

このブログでも何度か取り上げてきた*1三菱日立パワーシステムズ・南アフリカ案件の損失負担をめぐる老舗企業同士の紛争が、遂に本格的な紛争解決手続きに移行することになったようだ。 「三菱重工業は31日、南アフリカの火力発電所建設で発生した損失の負担…

2017年7月のまとめ

はてなカウンターと共に刻んできたこのブログだが、先日のエントリーでも取り上げたとおり、ブログより先にサービスの方が終わってしまう事態となってしまった。 なので、これまで毎月取り上げてきたはてなベースのアクセス数値も、今月が最後の紹介というこ…

刻まれなかった「108」の数字

7月最後の日曜日。神宮球場で行われた夏の高校野球、西東京大会の決勝戦。2年前からずっと騒がれ続けた清宮幸太郎選手が、チームの甲子園の切符と「108号」を賭けて頂上決戦に挑む、ということで、前日までは、高校野球にあまり関心がなくなって久しい自分で…

現実はそんなに美しくないぞ、と。

今月の連休くらいから流れ始めたNTTドコモの25周年CM。 その後、「スペシャルムービー」なんていうのも公開された*1。NTT系の移動通信会社として営業を始めたのが1992年、ということで、同じ年にメジャーデビューしたMr.Childrenとタイアップして製作されたC…

プレミアム感のない金曜日とホワイトカラー・エグゼンプション

2月に始まったときはそれなりに話題になっていたものの、「月末最後の金曜日」をターゲットにする、という、企業の中で働く人々の空気を全く読まない施策だったために、もはや誰の脳裏にも残っていない「プレミアム・フライデー」*1。当然のことながら、目の…

悪しきスパイラル

ここのところ、月末でも何でも、つぶやき系の記事を書くたびにつらい、つらい、と言ってるような気がするが、この1,2カ月は特に・・・である。 何がつらいかと言えば、一番は、やはり「インプット」の時間がほとんど取れないこと。「法務」といえば、曲が…

前線に立ち続ける者の気概と苦悩。

「ドラマがつまらん」と言われるようになって久しい今日この頃だが、CX系で実に7年ぶりに「コード・ブルー」が帰ってきた、ということで、前宣に煽られつつ、珍しく初回からかぶりついてしまった。『コード・ブルー 〜 the third season』(http://www.fujit…

移り変わる時代。

しばらく自分のブログのメンテすらできない日々が続いていたために、気付かずにいたのだけど、いつのまにか「はてなカウンターを2017年8月7日に終了します」というリリースが出ていたようである(http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenacounter/20170605/14966…

2017年6月のまとめ

一年の中でも最も騒がしいシーズンを超えて、ようやく一息、と行きたいところだったが、仕事にも、職場の日常にも、世の中一般のカレンダーとは全く無関係に始まる出来事、というのが多々あるわけで、結局、慌ただしさは変わりそうもない。 そして、月の終わ…

伝説にはまだまだ遠かった。

春のG1を2連勝した時には「向かうところ敵なし」の印象が強かった今年のキタサンブラック。 シーズン前半を締めくくる宝塚記念でも、ライバルはほとんど春のレースで叩きのめした馬ばかりで、単勝1.4倍、という圧倒的な支持率を背に、新設された「三冠ボーナ…

波乱の100m代表争いとピーキングの難しさ

シーズンが始まった頃から、「今年こそ9秒台」というムード満点だった日本男子陸上100m。高校時代から一身に注目を集めていた桐生祥秀選手(ベストタイム10秒01)に加え、昨年の五輪で10秒05を叩き出した山縣亮太選手、そして、今シーズン、追い風参考ながら…

悪意ある商標出願との終わりなき戦い

商標の世界で、「一部の出願人」が異常な数の、しかも、明らかに「他人の商品・サービス名」に便乗した迷惑この上ない出願を印紙代も払わずに行っている、ということが知られるようになって久しい。 あまりに露骨で有名になってしまったゆえに、最近では検索…

総会シーズンの真っただ中で、空を仰いでため息をつく。

今年に限った話ではないが、6月も中盤に差し掛かると、4月-3月を一区切りとする日本企業の多くは、否応なしに「株主総会」というフレーズを意識せざるを得なくなる。 そして、この季節は、どこまで実際に総会の運営にかかわっているかにかかわらず、連動した…

あれから10年、「労働契約法」が進む道。

今に始まったことではないが、時が経つのは随分と早いものだと思う。 そして、今さら読んだジュリスト6月号の特集が「労働契約法の10年とこれから」というタイトルになっているのを見て、その思いはなおさら強くなった。ジュリスト 2017年 06月号 [雑誌]出版…

“神”をも封じた魔法のランプ。

今年の安田記念は、前週のダービーをレイデオロで初制覇し、ヴィクトリアマイルから3週連続でG1を奪い取っていたルメール騎手が、「イスラボニータで勝てるか?」というのが最大の焦点になっていた。イスラボニータと言えば、3歳時に皐月賞制覇、ダービー…

2017年5月のまとめ

先月同様、全く油断はしていないのに、あっという間に過ぎて行ってしまった一ヶ月だった。債権法改正法案がいよいよ成立し、改正個人情報保護法も施行された、ということで、一見いろいろと盛り上がりそうなタイミングではあるのだけど、世の中があまり盛り…

2週目のデジャブー

先週のオークスで、「最初に信じた馬を信じつづけた者が勝った」という話をしたばっかりだったのだが、翌週のダービーも、また、同じような結果で落ち着くことになってしまった。人気になっていたのは、ダービーで支持を集めること自体が珍しい青葉賞の勝ち…

ようやく迎えた改正民法成立の瞬間と、そこから生まれるカオス。

2015年の改正要綱決定、3月末日の法案提出から実に2年以上の時が流れ、「今国会での成立は絶望的」というフレーズが何度もリフレインされた末、ようやく「債権法改正」が名実ともに確定した。 「企業や消費者の契約ルールが民法制定以来、約120年ぶりに抜本…

何を信じるか、の分かれ道。

同じ牝馬の中で競り合うのみならず、2歳時から牡馬のG1レースに首を突っ込んでみたり(ミスエルテ、ファンディーナ)、挙句の果てには同世代のマイル王決定戦でワン・ツー独占してみたり*1、と、話題には事欠かない今年の3歳牝馬陣。ただ、唯一欠けていた…

牝馬は牝馬でも・・・

「弱い世代」のイメージが染みついてしまったせいか、朝日杯2着馬(モンドキャンノ)や、前哨戦のニュージーランドトロフィー勝ち馬(ジョーストリクトリ)が出走しているにもかかわらず、NHKマイルカップでも1番人気、2番人気を牝馬陣に譲ってしまった3歳牡…

長すぎる休暇と、その後に来る憂鬱。

今年の4〜5月の連休は、曜日配列に恵まれたこともあって、2日有給休暇を消化するだけで、さほど無理もせずに「9連休」がとれる文字通り“黄金週間”となった。これだけあちこちで「働き方改革」なるものが口うるさく言われるようになってくると、休暇を取らな…

最強の証明

戦前は「2強」対決として注目されていた春の天皇賞だったが、終わってみれば、大阪杯に続きキタサンブラックの強さばかりが目立つ決着となった。ヤマカツライデンが大逃げを打つところまでは想定どおりだったのだが、最初の1000mが58秒3、という長距離戦とは…

2017年4月のまとめ

光陰矢のごとし、で、気付けば、1年も3分の1があっという間に過ぎていった。今月は連休直前の追い込みと重なったこともあって、月末最後の金曜日もプレミアム何たらとは全く無縁で迎えることになってしまったし、次の一週間、「何が何でも仕事しない」という…

確率論を超えた戦いの末に。

ソウルスターリング、という圧倒的な存在を中心に幕を開けた牝馬クラシック戦線とは異なり、傑出した馬の不存在ばかりが目立っていた牡馬クラシック戦線。重賞タイトルを持っている馬は多くいるが、圧倒的な強さで連勝を重ねた馬は皆無で、その結果、戦前の…

浅田真央選手の引退と、まだ残る余韻。

4月10日、夜も更けた時間に本人のブログにアップされた引退の言葉。 「私、浅田真央は、フィギュアスケート選手として終える決断を致しました。」*1 一見唐突に見えた発表だったが、これは、昨年末の日本選手権、浅田選手が力尽きて「12位」という順位に終わ…

競馬に「絶対」はない。

デビューから4戦無敗のソウルスターリングが“断トツ本命”の前評判の下、単勝1.4倍という絶対的な人気を背負って臨んだ今年の桜花賞。父・フランケルは14戦14勝、母も6戦無敗で凱旋門賞に挑んだスタセリタ、と、英仏の名馬を血を引き継いでいる馬だけに、日本…

いつのまにか「最強馬」。

いよいよ春のG1シーズンが本格的に幕を開けた・・・といっても、最初に来るのは、これまで“前哨戦”の一つに過ぎなかった「大阪杯」。 日本では貴重なミドル・ディスタンスのレースだけにグレードを上げていただくのは大いに結構なのだが、レース名は変えてほ…

エイプリルフールの悪夢

羽生結弦選手の大逆転劇に湧いた今年の世界フィギュア@ヘルシンキ。 4種類の4回転ジャンプを全て完璧に成功させ、他の要素でもジャンプからスピン、ステップシークエンスまで減点される余地がない演技を見せた羽生選手にはもはや形容する言葉が見当たらない…

2017年3月のまとめ

今年になってから初めて、月の終わりが週の終わりになる、という美しい曜日配列になったのは有難かったのだけど、正真正銘、泣く子も黙る「年度末」が、“プレミアムフライデー”という一日早い冗談のような状況になろうとは・・・ということで、苦笑いするほ…

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